tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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慕情そして恋情…<つかつく>  5.




<道明寺保side>


私の所に楓より相談が入った。


「あなた、もう、私(わたくし)では、司は手に負えません。
 あなたから、司に仰って頂けませんか?」


司の情報は、私にも入って来ていた。
私は少し考えて、楓に話しした。


「司を日本に帰国させよう。
 日本には、彼女が居るだろ?」
「彼女…?
 ………、まさか、牧野さんの事ですの?」
「もう、彼女しか、司を更生してもらえないだろ?
 高校生の司を更生してくれたのも牧野さんだろ?
 一度は、更生してくれたんだ、また、司を変えてくれるだろ?」
「あなた、私(わたくし)は…。」


私は、楓が傷付くで在ろう事が分かって居ながら、司の為に、強いては、道明寺HDの為に、楓を諭した。


「楓、親の私達が出来なかった事だ。
 彼女に司を更生してもらう事がそんなに嫌か?
 変なプライドは捨てなさい。
 母親としての変なプライドを捨てる事が出来ないから…。
 だから、司が誤った方向に進んでしまったんだ。
 勿論、楓だけの責任にするつもりは無い。
 私も仕事に託けて、家庭を顧みなかった事も事実だ。
 しかし、このままでは、私達まで道明寺HDの経営権を、奪われてしまう事に成り兼ね
 ない。
 楓、私は、心を鬼にして言う。
 変なプライドは捨てなさい。」


楓は涙を流し始めた。
母親としてのプライド。
自分自身の手で、司を更生したかった筈。
それが出来なかった。


楓には辛いだろうが、司の記憶がなく共、司が求めて止まないのは、やっぱり、彼女だったって事だ。



司を帰国させるに辺り、楓の最後の親としての仕事だと言って、楓を司に同行させた。


日本に着いたで在ろう時間の数時間後には、楓から、驚愕する様な連絡が入って来た。
余りの驚愕に、私は言葉が出なかったが、“直ぐに、日本に帰国する‼”と、楓に伝えて、私は、楓に遅れる事、2日後に、日本に帰国した。


まだ、彼女からは、連絡が来て居ないと言う事だったが、翼を送った際、彼女達親子の住まいは確認しているとの事だった。


それと、『牧野つくし』の現在を調べる様、秘書に伝えた。
次の日には、『牧野つくし』の現状が報告された。
よく頑張って居た事が、手に取る様に分かった。
知らなかったとはいえ、道明寺の血を引く孫をそのままにしていた事を後悔していた。
司の為にも、必ず、彼女達親子を道明寺家に取り込まなくては…。


取り敢えず、彼女からの連絡を待とうという事にした。




<つくしside>


私は、帰る成り、翼から名刺を渡され、今日の話しを聞かされた。


驚愕と言う寄り、来るべき時が来たかって感じの方が大きかった。


「翼は如何して、父親の事が分かったの?」
「今朝の情報番組を見ていて、父さんが、“帰国した。”って、アナウンサーが言っていた
 んだ。
 道明寺HDの副社長に就任したとか、ビルの話しをしていたから、行って視たんだ。
 父さんに会えるかと思って…。
 でも、会えたのが、まさか、祖母に当たる人だったなんて思わなかったけど…(笑)。」
「そう。
 で、私に会いたいって?」
「父さんを、今の父さんを…。
 “助けて欲しい…。”って、言ってたよ。」
「そう。
 分かった。
 名刺は預かって於くわね。」


私は、翼から、名刺を預かった。



だが、直ぐには、連絡する事が出来なかった。

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