もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく> 24.
【花沢つくし 編 24.】
そんな処に、T3が待ち合わせ場所に到着…
「あれっ、道明寺さん?」
「つくし呼んだの?」
「んな訳、無いでしょ?」
「じゃあ、何で??」
「偶然なのよ。」
「ふ~ん、まあ、良いんですけど。」
「良くないよね?」
女共に任せて於いたら、在らぬ方向へ行きそうだったので、俺がセイブした。
「ああ、今から、こいつ連れて行くから、つくしの今日はキャンセルな。」
「えっ‼
そんな訳、無いでしょ‼」
強引に手を繋がれて、引き摺られる様に連れて行かれたつくしであった。
「嫌だつっーの‼
あぁ~、誰か助けてぇ~。」
只今、司坊ちゃんは、『Going my way』 中で、有る。
突っ走っていますね。
つくし、大丈夫かぁ?
司がつくしを連れ去った後、取り残されたT3は…。
「先輩、行っちゃいましたね。」
「まあ~、良いんじゃないの?」
「あの二人が見れるって、久々でしたよね?」
「何か、懐かしくなかった~?
また、あの二人が見られて感無量だよ!」
「ですね。」
桜子が仕掛けに入った。
「何か、私も彼氏に会いたくなって来ましたぁ~。」
滋は、一瞬、逃しそうになった気を呼び寄せて言った。
「ちょっと、桜子、今、聞き捨てならない言葉が聞こえて来たけど、私の聞き間違い?」
「さあ、どうでしょう??」
桜子はその場から逃げ出す➡滋が桜子を追い掛けると、言った構図になる。
「ちょっと、桜子、待ちなさいよ‼」
「きゃーー、優紀さん、助けてぇ~。」
「ごめんね、助けられないわ。」
桜子は、仕掛け人である。
桜子は、何か仕掛けに入っている。
「いや~ん、助けてぇ~。」
そんな処に、偶然にも、桜子にあきらからの電話が入った。
桜子は思わず(?)、あきらから入った携帯の着信の通話ボタンを押した。
何が、“いや~ん。”だよ。
誰に追われているんだよ。
おっ、ヤベっ。
身体が反応して来た、桜子~(by あきら)。
「おい、桜子。
どうしたんだぁ??」
「………はぁ、はぁ。」
「誰かに追われているんか?」
「………はぁ、はぁ。」
「桜子、今、何処だぁ~?
今直ぐ、迎えに行く。」
「あっ、切れた。」
チェッ、どういう事だよぅ~。
ほんと、世の中、平和ですよねぇ~。