tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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bad love…<つかつく>  23.




<司side>


それからのつくしは、俺の事が二の次に成って来ていた。


つくしは、秘書としても、妹としても、つくしの姉ちゃんの事に気を取られていた。
と、言うより、瞳(め)を光らせていた。


仕方ねぇ事と、割り切れりゃ良いのだが、其処は面白くねぇ訳で…⤵。


此のイラ付きを如何する事も出来ねぇで居た。



そんな時に、F4の招集が掛かった。


当たるべきでは無い事も分かって居るのに、思わず、俺は類に当たってしまった。


「類、頼むからよ、ちったぁ~、つくしの姉ちゃんの相手をして遣れよ‼」
「はぁ~??
 何で、俺が…?」
「近頃、つくしがつくしの姉ちゃんばかり、瞳(め)を光らせているからよ、俺の相手が
 疎かに成ってんだよ…。」
「………」


類は、キョトンとした顔をして俺を見ているだけだった。


「如何言う訳か説明してもらおうか?」
「あきら、今は、黙っててくれ‼」


あきらは、不服そうな顔では在ったが、身を引いた。


「類、つくしの姉ちゃんの気持ちを知ってんだろ?」
「前にも、司に会った時に言ったと思うけど、俺は、そんな気は毛頭ないよ。」


総二郎はしみじみ言って来た。


「まあ、あの姉ちゃんなら、相手するのも大変だわな。」
「でしょ⁉
 偶々、俺がメープルで商談が有った時に、あっち(滋)も、見合いか何かでメープルに
 来てて、何回かメープルのロビーで会っただけ…。
 その時に、お茶に誘われたから、お茶に付き合っただけ…。」


類は真顔で、話ししていた。


総二郎とあきらは、首を捻る状態だった。


「類、あの姉ちゃんに惚れられたんか?」
「はっきり、本人から聞いた訳じゃないけど…、多分ね⁉
 薄々は気付いてたから…避けてたって言うか…?」
「「マジか?」」


F2は驚愕で有った。


俺は、つくしから聞いたつくしの姉ちゃんの話しをF2にも聞かせていた。


「其れか?
 優紀が言っていた事は…?」


俺は総二郎の言葉に一瞬、焦っていた。


「何て言ってたんだ?」
「ああ、つくしちゃんが、“大変そうだ‼”って…。
 “毎日、息が詰まりそうだ。”って言っていたらしいぞ‼」
「何で、総二郎が知ってんだよ⁉」


俺は不服そうに、総二郎に訊いて居た。


「優紀がつくしちゃんとTELで話ししてる時に、俺も優紀と一緒に居たんだよ。
 で、優紀がTELを切った後、“如何したんだ?”って、訊いたら、そう返答が返って来た
 んだよ‼
 理由は、『司』かと思っていたから、言うと、とばっちりを受けると思って話さねぇで
 於いたんだけどよ。
 まさかの、つくしちゃんの姉ちゃんが理由だったとはな。」


総二郎は、驚愕していた。


「まあ、大変そうだな。」


何だよ、そりゃあ⁉


俺とつくしが良い方向に向くのも、類次第だろ⁉
頼むよ、類‼




<つくしside>


パパから、お姉様が遣り過ぎない様に、“面倒見ろ‼”と、連絡が来た。


思わず、“はぁ~。”と、溜息を付くしかなかった。


一応は、瞳(め)を光らせる事にした。


唯、何処まで、お姉様の想いが昂っているか分からないので、慎重に行動しなければならないと、思って居るのは事実だった。



パパに、この話しを話してしまった事が、お姉様にバレたら如何成るんだろ…私⁉
←武者震いのつくしだった。 …ぶるる

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