tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

バラバラの果てに…<ALL CP>  22.




家元夫人は、総二郎に京都の仕事を入れる様、総二郎の付き人に指示を出した。


総二郎は、出来れば、今は、京都の仕事には行きたくなかった。
今の総二郎は、優紀に会える自信が無かったのだ。


出来たら、避けたいと、思ってる自分が居た。


総二郎は、“情けねぇよなぁ~。”と、寄り一層、落ち込むのであった。


家元夫人は、“こんな時、総二郎の友人達が、総二郎の傍に居て遣ってくれたら、また、違ったのだろうに…。”と、悔やんでいた。



そして、総二郎は、京都の仕事で、京都に出向いて居た。


京都に着く成り、会食が待って居た。


その会食に来ていたのが、京都支部長と付き添いで来ていた優紀だった。
家元夫人の計らいで、京都支部長にお願いをして、この様な会食に成ったらしい。


優紀は、何も知らずに居たのだった。


総二郎は、優紀の顔を見る成り、総二郎の顔の表情の中で、総二郎が見せる優紀の弱い顔(綺麗な笑顔)をして、総二郎は、優紀を見詰めていた。


優紀は、総二郎が入って来るなり、困惑した顔を総二郎に投げ掛けていた。


そんな対照的な総二郎と優紀を放って置いて、京都支部長は、家元夫人に言われた通り、そっと、席を立ち、総二郎と優紀だけに成る様に仕向けたので有った。


「総二郎様、優紀さん、ごめんなさい。
 此処で、失礼するわ。
 この後、打ち合わせの時間なの。
 優紀さんは、折角だから、ゆっくりしてらして…。」
「先生、あの、私もお暇させて頂きます。」
「優紀さん、それでは、総二郎様がお一人になってしまうわ。
 総二郎様のお相手を、優紀さん、お願いしますね。」


そう言って、京都支部長は、その場を後にした。



残された総二郎と優紀は、複雑だった。


「優紀ちゃん、何か…。
 如何言って良いか分からねぇけど…。
 俺と一緒に居てくれねぇか?」
「………」


総二郎は、思っていた。
“優紀ちゃんは、高校の頃と、難茶、変わってねぇんだな…。
 何か、言って欲しいんだけど…。”と。


「優紀ちゃん、俺、そっち行って良い?」


そうなのだ。
総二郎と優紀は向かい合わせに座っていたのだ。


「優紀ちゃんっ‼」
「………、そちらに居て下さい。」
「じゃあ、顔上げてよ‼
 俺に顔を見せてよ‼
 優紀ちゃん、酷ぃよな。
 俺の気持ち、知ってて、そんな嫌そうな素振り見せて…。
 俺の事、まだ、好きだよな?」


“このままでは、埒が明かねぇ…。”と、思い、総二郎は、賭けに出た。
“どうせ、俺には、良い顔を見せてはくれねぇんだから、当たって砕けろだろ‼”と…。


優紀が、どんな答えを出そうとも、覚悟は出来ていた総二郎だった。


反対に、不安を滲ませる優紀だった。
優紀は、自分自身の気持ちが何処まで、総二郎が分かって居るのか不安だったのだ。


総二郎は、高校生の頃から、他人(ひと)の気持ちを読み取る事には長けていた。
その事を良~く知っている優紀は、総二郎に自分自身(優紀)の気持ちが読み取られているのではないかと不安に成っていた。


だから、隣に座る等、以っての他なのだ。


総二郎は、優紀の隣に座った事で、優紀の空気感を感じて…、優紀の身体の火照り感を感じて…、優紀の気持ちを汲み取る可能性も無きにしも非ずなのだ。


だから、優紀は、総二郎が傍に寄る事を嫌がったのだ。


総二郎は、そんな、優紀の対応に、ショックは隠せなかった。


今まで、付き合って来た女は、こっちが嫌がっても、べたべた、引っ付いて来た。


なのに、総二郎が、本気で愛した、総二郎自身が傍に寄って来て欲しい女には、嫌がられる。


総二郎は、“今までの天罰が下ったのか?”と、思うしかなかった。


総二郎と優紀は、この部屋に入ってから、殆んど、口を開いてはいなかったのであった。






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