tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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やっぱり、私は…<つかつく>  10.




<つくしside>


大晦日のF4&T4のパーティーの後、その日は、NYメープルの司のキープの部屋に泊まった。


で、朝方まで、離してはもらえなかった。
いつもの事だが…。


今日くらいは…と、思った私がバカだった。
油断していた。


私が眼を覚ましたのは、かなり、日差しが出ている時間だった。
携帯の時間を見た。
【10:00】を示していた。


今日の元旦は、道明寺HD主催の新春パーティー。
始まりが、夕方からで、本当に良かったと、思う。


其処に、椿お姉様から、TELが入って来た。


“つくしちゃん、明けましておめでとう!”
「椿お姉様、明けましておめでとうございます!」
“今日は、お昼過ぎに迎えに行くわね‼
 大丈夫かしら⁉”
「はい、大丈夫です。
 宜しくお願い致します。」
“で、司は、まだ、知らないのよね?”
「はいっ‼」
“つくしちゃんが、綺麗に成った所を見せて、吃驚させましょ‼”


私は、如何答えたら良いのか、言葉が出なかった。


「………」
“まあ、取り敢えず、楽しみにしてるわね‼”
「はいっ‼」


司が、起きた様なので、新年の挨拶をしてみた。


「司、明けましておめでとう!」
「おめでとさん!
 つくし、うんっ‼」


と、司は、唇を付き出して待って居る。


“もう、仕方ないなぁ~‼”と、私は成り、司の唇に私の唇を持って行くと…。
行き成り、司の手が私の頭の後ろを押さえ付けて来て、そのまま、唇を塞がれる形に成った。


私は、慌てた。
このまま、流されてしまうと、大変な事に成る。


此処は、椿お姉様が、迎えに来て下さる事を、司に伝えなくては…。


「ちょっと、待って‼」
「はぁ~??
 何だよ?」
「椿お姉様が、私のパーティーの準備の為に、私をお昼過ぎに、お部屋までお迎えに来て
 下さるの‼
 だから、今は、もう、無理でしょ?
 今から、シャワールームに行って来るね。」
「じゃあ、俺も一緒に行く‼」
「ダメだって‼」


と、言いながらも…。
司は、後から、どかどかと就いて来た。


新年早々、怒らせる訳に行かないので、“もう、諦めるしか無い…。”と、諦めた。



そうこうしている間に、椿お姉様が、お迎えに来て下さった。


「つくしちゃん、迎えに来たわよ‼
 司は、放って置いて、準備に行くわよ‼」
「はい、有難うございます。
 宜しくお願い致します。」
「はぁ~??
 姉ちゃん、早くねぇか?」
「女はね、支度に時間が掛かるのよ‼
 つくしちゃんの今日はね。
 お母様から、“道明寺家の人間として、出席してもらう事に成るから、支度に余念がな
 い様に、椿がちゃんと、確認して頂戴‼”って、言われてるの。
 だから、何か有れば、『私の責任』って事に成るのよ。
 新年早々、それは困るから、支度時間が早くても、文句は言わないの。
 良い、司っ‼」
「………」


司は、お義母様が、椿お姉様に仰ったという、『つくしちゃんの今日は、道明寺家の人間として、出席してもらう事に成る』というフレーズが頭を巡らしている様で、微動だにせず、動く事が出来ずに居た様子だった。


其れを見た、椿お姉様が、一言、司に声を掛けて、部屋から、私を連れ出しに掛かっていた。


「司、何?
 如何したの⁉
 司、良い…⁉
 つくしちゃん、連れて行くわよ‼」


椿お姉様は、ご自身の手のひらを司の顔の前で、上下に振って、反応を見ているが、全く、反応が無いので、椿お姉様は、痺れを切らして、私に声を掛けて下さった。


「つくしちゃん、司の反応無いし、もう、行きましょ‼
 スタッフが待ってくれて居るし…。
 エステに、ネイルも有るのよ?
 私も一緒だから、行きましょ‼」
「………、はい‼」


私は、“司は大丈夫かな⁉”と、心配では有ったが…。
余り、時間を取らせる訳にも行かず、そのまま、椿お姉様とご一緒に部屋を後にした。

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