tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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イタキス…<イリコト>  




【プロローグ】


入江パパと相原パパは生まれ故郷の親友。


その関係で、ママ同士もとっても仲良し。


実は、入江家と相原家の家族は、直樹と琴子が同じ年生まれで、直樹と琴子が幼少期までは、お互いの自宅を行き来する程の家族ぐるみのお付き合いだった。


それも琴子が小学校1年の時に、琴子ママが病に倒れて亡くなるまでは…。



一方、琴子の記憶の中に有る『なおき』ちゃんは、実は、『直樹』の事だった。


直樹は、幼少期まで、直樹ママで有る紀子に寄って、女の子の服装をさせられていた。
何故なら、紀子は、娘を熱望していたから…。
しかし、生まれてきた子は、息子…。
可愛い顔立ちから、女の子の服装を着せても、世間からは、『娘』と認識されていた為、そのまま、女の子の服装を着せていた。


だから、琴子ママで有る悦子も琴子自身も、直樹は女の子の『なおき』ちゃんと認識してしまっていた。


だから、琴子の記憶の中では、女の子の『なおき』ちゃんでも、直樹は違っていた。


ちゃんと、直樹は、『男の子』として生まれて来た事も自分自身で認識していたし、女の子の服装をして居る認識は直樹にはなかった。


直樹が、幼稚園に通い出して、それが普通では無いと認識するまでは…。



また、直樹の初恋は、『琴子』だった。


“けらけら”笑い、“なおちゃんっ‼”と、言いながら、可愛く就いて廻る琴子が、可愛くて仕方無かったのだ。


3歳の直樹に芽生えた初めての恋心…。


両親達は、微笑ましく直樹と琴子を見ていた(悦子だけは、女の子同士として見ていたが…。)。


だが、それも、長くは続かなかったのだ。


直樹が、幼稚園の年中頃を境に、琴子に会おうとしなく成ったのだ。
琴子にだけは、女の子の姿をしていた自分(直樹)を見られたくなかったのだ。


そして、琴子も、悦子が病死してしまったのを機に、入江家に行く事は無く成ってしまって居たのだった。


紀子は可愛い琴子に会えなく成った事を寂しがり、採算に渡って、重雄にも連絡を入れるが、“琴子が『なお』ちゃんに会えなく成った事を寂しがっている。”と、聞かされ、泣く泣く、引き下がって居たのだった。



そして、入江家と相原家の交流は、断絶してしまった。




それが、琴子パパで有る重雄が、日本料理の店を出すという情報を聞き付けた直樹パパで有る重樹は、お祝いに駆け付けた。


直樹・琴子が中学生に成って居た7年後の事だった。


また、重樹は、重樹の会社の『パンダイ』の打ち合わせ・接待の時は、重雄のお店の『ふぐ吉』を使用する等、知り合いの企業関係者には、『ふぐ吉』を進めたり、紹介したりし、『ふぐ吉』の顧客を増やすお手伝いをしていた。


また、この事は、直樹ママの紀子には内緒にしていた。
また、人騒がせに成ってはいけないとの重樹の思惑でも有ったのだった。


重樹は、おもちゃメーカー『パンダイ』の一代社長なのだ。


『策略は、万全に…。』に、だったのだ。


重樹は、琴子の高校進学先を、“斗南にしないか?”と、進めようとしていたのだ。


また、直樹と琴子が再会出来る様に…。


また、入江家と相原家が、交流を持てる様に…。


重樹の思惑が、上手く立ち回れる様に…。


紀子の大騒ぎに寄って、また、直樹が拒絶しない様に…。


念には念を…。
慎重に『コト』を進める重樹だったのだ。


この、重樹の思惑を知らない重雄は、重樹の策略に嵌まる様に成るのだった。


そして、後には、紀子の策略にも嵌まる事に成るのだった。

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