tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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切な過ぎる二人…<総優>  13.




<総二郎side>


俺と優紀は、優紀の両親に挨拶する為、松岡宅に来ていた。


優紀の両親は、先に俺の両親が挨拶してくれていたらしく、受け入れ態勢がばっちりだった。


「総二郎君のご両親が、先ず、挨拶に先日、お越し下さってね。
 優紀を大変、気に入って下さって居る事が分かって、反対出来なくなったんだよ
 (笑)。」
「そうでしたか。
 粗相は有りませんでしたでしょうか?」
「嫌々、ご立派なご両親で、優紀が務まるのか、心配に成った位だよ。」
「私は、優紀さんのお陰で、男に成れたんです。
 感謝しています。
 こんな、私ですが、優紀さんを幸せにして見せます。
 俺に優紀さんを下さい‼」
「優紀を一生、宜しく頼むよ、総二郎君。」
「はい、承知しました。」


此れで、挨拶は、終了した。


後は、晩餐会の如く、夕食を戴き、優紀と共に西門邸に帰って来た。
優紀と共に、西門邸に帰って来れる嬉しさは、堪らなかった。


そして、今日からの優紀は、俺の部屋…と、思っていたが、別に用意されていた様だった。
けど、俺が大反論を起こし、俺の部屋に優紀を招き入れた。


親父とお袋は苦笑いを溢していた。


お袋からは、嫌味を言われたけど…な。


「優紀さんは、まだ、松岡のご両親から、お預かりしている状態なのよ。
 総二郎、お分かり‼
 粗相を致したら、許しませんよ‼
 結婚式が済むまでは、節度を保って行動致し為さい‼
 宜しくて、総二郎っ‼」


ああ、もう、うるせぇ~んだよ‼


「分~ってるよ。」


で、お袋は、余計な事を付け加えやがった。


「本当に分かっていらっしゃるの?
 まだ、邸には、貴方の弟も同居しているんですから…ね。」
「なら、防音効果の有る部屋に、早目にしてくれたら、良いだろうよ(怒)。」


お袋も優紀も、俺の言葉に驚愕色した顔付きに成って来やがった。


親父は、大爆笑だった。


「あはははははは~。
 そりゃあ、早目にリフォームの準備に入ろう‼
 孫の誕生も早そうだな⁉」


お袋は、親父を嗜めていた。


「あなたっ‼」


優紀に至っては、真っ赤な顔をして、幼さをアピールしてやがる。
優紀のこういう所が好きでは有る俺だが、親父の前では、ヤバいだろう‼


「優紀さん、そんなんじゃあ、総二郎のお相手が出来るのかな?」


ほら、やっぱり…な。


「うるせぇ~んだよ。
 俺が良いって言ってんだから、親父は、余計な事を言うなよ‼」


だが、こんな掛け合いを言い合って居たが、またもや、俺は、気付いてしまった。


過去の俺は、親子として、親父とお袋と、こんなに話した事が有ったか?
此れも、優紀のお陰か?


此処で、また、『優紀効果』が、有ったって訳か?


この西門家にもたらす『優紀効果』は、絶大だな‼



<優紀side>


私は、西門さんのご両親に受け入れて頂いて居る事が嬉しかった。


私の両親に、お義父様とお義母様が、先に挨拶を済まして下さっている事に関して、お礼を伝えた。


「お義父様、お義母様、私の両親に、先にご挨拶下さり、有難うございました。」
「優紀さん、私(わたくし)達を、“お義父様、お義母様”と、呼んでくれるのね⁉」


お義母様は、涙を浮かべて、仰って下さった。


「まだ、早かったでしょうか?」
「いいえ、違うの?
 優紀さんに親として、認めてもらえて、嬉しいのよ。」
「そう仰って下さり、有難うございます。
 これからも、宜しくお願い致します。」


私は、西門家の人間として、認めてもらえた様で嬉しかった。



そして、私は、地方公務員を休職と成って居た筈だったが…。
私は、いつの間にか、公務員を正式に退職と成っていた。
如何も、お義父様が、押し進めて下さった様だった。


そして、いつの間にか、私は、西門さんの部屋で、同居と成っていた。


そして、西門さんの部屋とは別の私の部屋とされている部屋で、暫く、二人で過ごして居る間に、いつの間にか、西門さんの部屋は、リフォームされ、防音効果の有る部屋に成った様だった。


“もう、嫌だぁ~‼”と、叫びたい心境だった。
ほんと、恥ずかしいっ‼



そして、西門さんと私は、入籍を済ませて、後は、結婚式だけと成っていた。

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