tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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やっぱり、私は…<総優>  12.




<総二郎side>


俺は、思わず、言って居た。


「其れなら、俺が、優紀ちゃんの自宅まで迎えに行って、滋ん家(ち)に送り届ける
 よ‼」


F3&T4は、一斉に俺の方を見ていた。


「否、俺、優紀ちゃんの成人式、就いて行っちゃあ、ダメか?」
「「「「「「………」」」」」」
「………、えっ??」(優紀)


そりゃあ、そう成るよな⁉
言った俺が、一番、驚いてんだから…よ。


「優紀ちゃん、ダメか?」
「………、あの~、如何してか…⁉
 教えてもらえますか?」
「今日の優紀ちゃん、見て…。
 俺、分かったんだ。
 優紀ちゃんを野放しに出来ねぇって…。
 男共が、優紀ちゃんを見てるんだよ‼
 成人式は、優紀ちゃんの元クラスメイトが来るんだろ?」
「まあ、それはそうですけど…?」


優紀、男の、俺の心情を、ちったぁ、分かれよ‼


「だから、放って置けねぇんだよ?
 どんな男が狙ってるか、気が気じゃねぇのに…。
 易々と、そんな危険地帯に優紀ちゃんを野放しには出来ねぇんだよ‼」
「あの~、お言葉を返す様ですが…。
 私、そんな、モテないと思いますけど…⁉
 それに、因みに言いますと…。
 つくしが一緒に居ますし…。
 それに、滋さんも桜子さんもご一緒の様ですし…。」


俺は、優紀の危機感の無い、人を簡単に疑わない所が恨めしく思っていた。


「だから、優紀ちゃんを放って置けねぇって言うんだよ‼
 危機感無さ過ぎだろ⁉
 云々謂わねぇで良いから、俺が迎えに行って、滋ん家(ち)から、成人式会場に連れて
 行って、ずーっと、一緒に居るからな‼」
「えっ⁉」
「ああ~、もう良いから、俺に頼れって…‼」



俺は、後で、“強引だったか⁉”と、思ってはみたが…。
仕方ねぇだろ?


優紀を野放しに出来る程、俺は、人間出来てねぇし…。


それに、気が気じゃなくて、邸で、じーっとして居られる程、俺、大人じゃねぇし…。
我慢出来ねぇと思うし…よ。


優紀には、“此れくれぇ、強引の方が良いだろ?”と、思う事で、俺の中では、解釈していた。
優紀の気持ちが、如何有れ…。



そして、新春パーティーは、終了した。


今日は、大晦日に集まった後だという事で、各々、部屋に戻る事に成った。




<優紀side>


私達T3は、部屋に戻って来た。


そして、ソワレから、ラフな服に着替えた後…。
滋さんと桜子さんと、リビングルームで、少し、話ししようという事に成って、話ししていた。


滋さんが、口火を切って来た。


「ちょっと、あれ何よ⁉」


私は、滋さんの突拍子も無い言葉に意表を付かれていた。


そして、桜子さんが、滋さんに聞いて居た。


「何の事ですか?」
「ニッシー…よ。」
「ああ~⁉
 あの、優紀さんの“成人式、一緒に行く‼”、発言ですか?」
「そうそう、それ…⁉」
「………」


私は、何も応えられないで居た。


「西門さん、今日の優紀さんのソワレ姿…‼
 あれを見て、慌てたんじゃないですか?」
 綺麗に成り過ぎた優紀さんを見て…。」
「確かに、あれは、“もう、優紀を逃がさない‼”って、眼だったね‼
 ハンターの目付きだったよね…⁉」
「西門さん、今頃、悶々としているんじゃないですか?」
「きゃあーーーーー、そうかも、そうかも…‼
 もう、優紀、堕ちて上げな‼」


滋さんは、大興奮気味の様子だった。


桜子さんも、滋さんに賛同して居る様に思えた。


「まあ、確かに、あの状態は、可愛そうだったかも…‼」
「優紀、あのニッシーを見た感じだと…⁉
 ニッシーは、もう、優紀に本気だよ‼
 もう、許して遣りな‼」


私は、滋さんと桜子さんの二人に、如何、話しをすれば良いのか…?
迷っていた。


「………。
 如何すれば、良いのか?
 まだ、分からないんです。」
「じゃあさあ、ニッシーに最終攻撃でもしてみますか?」


私は、慌てた。


「如何するんですか?」
「だから、態と、『F4&T4LINE』に、明日のF3のスケジュールを聞く振りして、私達の
 スケジュールを伝えるの‼
 そしたら、間違いなく、ニッシーは、食い付いて来るって、訳よ。」


桜子さんは、更に、滋さんの作戦を聞き出していた。


「明日からのT3のスケジュールは、如何するんですか?」
「だから、“此の何日間かの洋服のショッピングする‼”って伝えるのよ‼
 だって、優紀、NYに滞在する日が長く成るとは思ってなかったから、下着も洋服も、
 手持ちが、そろそろ無いんでしょ?」
「それは、そうですけど…⁉」
「だから、LINEして、ニッシーが、如何動くかを確かめれば良いのよ?」
「………」


もう、何を言っても、滋さんは、そうしようとするだろうから、何も言い返せなかった。


「じゃあ、決定ね‼」


桜子さんと私は、顔を見合わせて、苦笑するしかなかった。

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