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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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仲間思い…<あき桜>  短編


あきらと桜子が付き合い出した切っ掛けは、紛れもなく、年がら年中、事件を起こしてくれる『F3&T3』のお陰(?)というべきなのだろうか?


ある時は、総二郎のお痛を成敗する為、『女策士桜子』を発動させ優紀を助け、あきらが総二郎を慰めるという構図が出来上がる。


また、ある時は、司とつくしが喧嘩したと成れば、司の憂さ晴らしの為に、あきらが司の酒に付き合い、桜子は、つくしを慰め、つくしを説得するのが、何時しか桜子の役目になっていた。


また、類は良く拗ねる事が有り、拗ねた類を慰め、上手くリードして元のさやに収めるのが、あきらの仕事となる。


また、滋は一人、彼氏が中々、出来ない事をお酒で憂さ晴らしするので、付き合い介抱するのが桜子の役目になるのだ。


こんなそんなで、あきらと桜子は良くTELで話す機会が増え、必然的に、会う機会も増えて行った。


当然の役割のように周りは思うが、"好きでやっている訳では無い。 損な役回りなだけだ。”と、あきらと桜子は思っていた。


皆が、出来ない事でも出来るのは、あきらも桜子も、仲間思いに他ならないのだ。


“勝手に役回りにするな”と、言いたいのだ。


そんな処から、毎日、何かと連絡を取り合うようになったあきらと桜子。


何時しか、お互いに好意を抱くようになるのは、極自然な事…。


「なあ、桜子、俺ら付き合うか?」
「はぁ~??」


行き成り、何を言い出す、美作さん…。


「もう良いだろ、付き合ったとしても誰も文句言えないだろ。
 こうなったのは、誰のせいでもない。
 俺らが近くに居た存在だっただけだろ。」
「そうですけど…。」


そりゃそうだけど…。


「付き合ってるって、言ってなくても、普通、こんなに近くに居たら、付き合ってるって
 言われても可笑しくないんだからさぁ。」
「まあ、そうかも知れませんけど…。」


滋さんがヤバいって…。


「桜子、お前な、滋の事、気にしてんだろ?
 滋と俺、どっちが大切なんだ?」
「はぁ~??」
「早く、決めろ‼」


意外と、無茶言いますね、美作さん。


「じゃねぇと、俺ら付き合えねぇぞ‼」
「脅しですか?」
「脅しじゃねぇよ。
 俺の焦り…、言わすな‼」


嘘でしょ?
焦ってんの?
見えない…。


「分かりました。
 宜しくお願いします。」


私にとって、滋さんは親友の一人。
大切なのは間違いないけれど…。
やっぱり…。


「了解、良く決断してくれたよな。
 サンキューな‼」


こうして、あきらと桜子は恋人として付き合う事となったのだ。


恋人になっても、依然として、仲間思いのレッテルは付けられたままだが…。


まあ、それも自分達らしいと思う、あきらと桜子だった。



Fin

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