やっぱり、私は…<つかつく> 24.
<つくしside>
滋さんから、『T4LINE』が入って来た。
『つくし、準備OK‼』
『うん、準備して、もう、リムジンに乗ってるよ‼』
『って、事は、司付き…?』
『うん、そうだけど…。
何か、有った…?』
『ニッシーが、優紀を拉致って…ね。
今、優紀、ニッシーと一緒なの。
って、言う寄り、優紀ね、西門邸で、お支度する事に成ってね。
私と桜子だけが、うち(大河原邸)で、お支度したの。』
成程…。
滋さん、面白く無いんだ…⁉
滋さん、本当は、T4だけで、盛り上がりたかったのかな⁉
『今も、桜子は…一緒⁉』
『滋さんと、一緒に居ますよ‼』
『じゃあ、滋さんと桜子は、滋さん家(ち)のリムジン…?』
『いいえ、美作さん家(ち)のリムジンです。』
『えっ??
如何言う事…?』
『美作さんも、ご一緒だったんです。』
『で…?』
桜子は、滋さんに気を使ったのか…?
『T4LINE』ではなく、グループLINEではなく、私の携帯のLINEに、桜子から『LINE』が入って来た。
『だから…。
“私だけ美作さん家(ち)のリムジン‼”って、訳には行かないでしょ?』
“へっ??
如何言う意味だ…?”
私は、桜子からのLINEの意味が分からず、司に聞いて居た。
「ねぇ、司…?」
「はぁ~??
如何した?
何か有ったんか?」
「何か…?
有ったと言えば、有ったと言うか…⁉」
「何だよ。
歯切れ悪ぃな。」
言おうか…⁉
言わない方が良いか…⁉
非常に迷った私は…。
結局、司に尋ねてしまった。
「うん、此のLINE、見て‼」
司は、読み終わる成り、私と同じ事を思ったらしい。
「あきらと三条…。
付き合ってたのか?」
「私、知らないの?
司が、何か聞いて無いかと思ったんだけど…⁉
聞いて無かったんだね?」
司は、“早く聞き出せ‼”と、言わんばかりに、私を急かし出した。
「三条に聞いてみろよ‼」
「えっ、聞くの??」
「ほら、早く…‼」
私は、司に急かされながら、桜子に聞いてみた。
勿論、グループLINEではなく、桜子の携帯の『LINE』にだったのは、言うまでも無い。
『桜子、聞いて良い?』
『何をですか?』
『桜子、美作さんと付き合ってんの…⁉』
『はい。』
『えっ、何時から…⁉』
『NYから帰って来て、少ししてから…ですね。』
『如何言う経緯(いきさつ)で…?』
『まあ、その事は、また、追々って、事で…。』
何だそれ?
司にも、伝えたら、同じ様な返答だった。
「何なんだよ…其れ⁉」
で、そうこうしている間に、優紀から『T4LINE』に、LINEが入って来た。
『今、成人式会場に着いたよ‼』
『了解‼
こっちも、もう、着くよ‼』(滋・つくし)
『了解しました。』(桜子)
で、優紀から、成人式会場の様子のTELが、私の携帯に入って来た。
“つくし、見慣れた顔が、結構、来てるみたい。”
「了解‼
皆に会えるのん、楽しみだね‼」
“うん、そうだね‼”
その事を聞いて居た司は、怪訝な顔付きを崩さなかった。
私は、気付いて居なかったのだが…。
如何も、私は、浮かれ気味の様子だったみたいだ。