やっぱり、私は…<つかつく> 25.
<つくしside>
私は、成人式会場に着いたと同時に、優紀にLINEで、着いた事を伝えた。
『優紀、今、着いたよ‼
何処に居る?』
『まだ、リムジンの車内…。』
『そうか…?
じゃあ、会場に向かう?』
『うん、じゃあ、今、降りるね。』
『了解‼』
其処に、滋さんからも、『T4LINE』に、着いた事の連絡が来た。
『つくし、優紀…。
今、着いたよ‼
何処に行けば良い?』
『私も、今、着いた所…。
優紀も、今、リムジンの車内だったそうだけど…。
今、リムジンを降りる様に伝えてた所…。』
『じゃあ、一斉にリムジンから降りる…⁉』
『了解‼』(つくし)
『了解しました。』(優紀・桜子) ←一応、桜子も返信を入れたみたいだった。
で、一斉に、T4揃い組で、それぞれのリムジンから降りていた。
勿論、司も私の後から一緒に降りて来た。
「ちょっと、待って…‼
司…⁉」
司は、私が、呼び止めた事を、かなり、不服そうにしていた。
「何だ…よ⁉」
「ねぇ、司が一緒に降りたら、ヤバいでしょ?」
「何でだよ…⁉」
尚も、司は不服そうだった。
「だって、騒がれるよ…⁉」
「はぁ~??
騒ぎてぇ奴には、騒がせて於いたら良いだろ?」
「そう言う訳には、行かないでしょ?」
「ババアが、今回の日本への帰国を許した時点で、こうなる事は予想してんだろ?」
“はぁ~⤵。”
私は、溜息しか出なかった。
其処で、優紀と滋さんと桜子にも、同時に会えた。
で、T3の後ろには、西門さんと美作さんが、居た。
司は、私に、“ほれ、見ろ‼”と、言わんばかりに、顎で、示してきた。
何か、悔しい‼
T4で、喋って居る所に、中学の同級生のチムラとアキちゃんに、声を掛けられた。
中学生の頃は、私と優紀を入れた仲良し4人組だったから、何か、懐かしくて、嬉しく成った。
「つくし、優紀…。
きゃーーー‼
懐かしい…ね。
久し振り~‼」
私と優紀は、同時に返事していた。
「「ほんと、そうだね。
久し振り~‼」」
チムラが、困惑した様に、聞いて来た。
「で、此方の綺麗処のお二人さんは…?」
「私と優紀の親友なの…。
今日は、“一緒に行きたい‼”って、言うから、一緒に来たの。」
「お二人さんも、成人式…?」
「ううん、違うの。
此方が、去年だったの。
で、此方が、来年…。
でも、二人共、私と優紀の居ない成人式に出たくないって…。
今年、一緒にする事に、何故か成っていたの⁉」
「ふ~ん、そうだったんだ‼」
「で、つくし達の後ろに居る人って…⁉
もしかしなくても、F4の内の3人よね?」
つくしと優紀は、隠し様が無いので、白状する事にした。
つくしと優紀は、顔を見合わせながら、同時に返事していた。
「「そうです‼」」
アキちゃんは、何故、F3が此処に居るのかを、早く知りたそうに、私達に聞いて来た。
「如何して、F4の内の3人が、此処に居るの?」
司も、西門さんも、私と優紀に、“紹介しろ‼”と、言わんばかりに、顎で、示してきた。
仕方なく、優紀の顔色を見ながら、優紀に確認して、応える事にした。
「私の彼氏の道明寺司さん…。」
司は、私に、不満そうに、言って除けて来た。
「俺は、唯単の彼氏って訳じゃねぇだろ?
はっきり、言えよ‼
俺は、お前の婚約者だろ‼」
私は、小声で、司に反論した。
「それは、ヤバいでしょ?
まだ、公表して無いでしょ?」
「俺の両親は、もう、認めてんだ‼
公表も何もねぇんだよ‼」
ほんと、私は、もう、知らないんだから…ね⁉
その後、優紀も、応えていた。
「で、私の彼氏の西門総二郎さん…。」
西門さんも、“ヤバく無い‼”って、聞きたく成る様な言葉を発していた。
「優紀、俺も、唯単の彼氏って訳じゃねぇよな?
まだ、正式な婚約者って訳じゃねぇけど…。
お互いの両親が認めた恋人同士だよな⁉」
「………」
もう、優紀も驚愕して居て、言葉が出ない様子だった。
で、桜子も何故か、応えていた。
「で、私の彼氏の美作あきらさん…。」
チムラとアキちゃんは、驚愕して大きい声を出していた。
「ええっ~⁉」
その声に気付いた同級生達は、何故か、F3とT2(滋さんと桜子)が、居る事に大騒ぎしていた。
一応、雑誌に載っている面々だから…ね。
私は、此れから、如何成っても知らないから…ね⁉