やっぱり、私は…<総優> 20.
<一部の箇所に、不快で有ろう部分が在ります。
お詫びします。>
<優紀side>
7日の朝、滋さんからLINEが入った。
『優紀、今日のお昼前には空港に行くから、地下駐車場に下りて来て‼』
『了解しました。』
私は、西門さんにも、伝えた。
「西門さん、滋さんからLINEが入って、地下駐車場にお昼前には、下りて来て欲しいそ
うです。」
「ああ、分かった。
まだ、時間有るよな?
もう1回、イっとく‼」
「しません。」
「何で…⁉」
「もう、十分です‼」
「じゃあ、“PJの中でする方が良いか?”
“今か?”って、聞かれたら、どっちが良い?」
「えっ??
………、どっちも無理です。」
「折角、優紀に選択権与えて遣ってるのに…⁉
選べないんだぁ~?
じゃあ、俺が選んで良い?
まだ、シャワー前だから、今から…な‼」
って、西門さんは言いながら、また、私は、ベッドに沈められてしまった。
しかも、1回って、言ったのは、西門さんの筈…⁉
何で、約束が違うのよ…‼
結局、私は、起き上がる事が出来ず…。
シャワールームには、西門さんに抱き上げられて連れて行かれ、身体と頭を洗ってもらい、身体を拭かれ、下着・服を着せてもらった。
“恥ずかし~い‼”ったら、無かった。
そして、地下駐車場には、抱き上げられた状態で、連れて行ってもらい、F2&T3からは、揶揄られたのは言うまでも無い。
ほんと、いい加減にして…西門さん‼
<総二郎side>
俺は、あいつ等に、俺と優紀の姿を見せびらかしたくて仕方なかった。
俺に、こんな、行動を起こす情熱が有る事を、今まで、俺自身も考えた事が無かった。
否、知らなかったという方がしっくり来るか?
だから、朝から、俺の悪戯心に火が付き、優紀を苛めたくなった。
今までは、牧野を冷かして遊んでいた悪戯心を、愛する女を苛める事で、優越感に浸っている俺って…⁉
やっぱり、俺は…。
鬼畜か…?
でも、仕方ねぇだろ?
優紀が可愛過ぎんだろ‼
<優紀side>
何故か、リムジンは、つくしが、道明寺邸から乗って来たという、道明寺家のリムジンにT4が乗車し、滋さん家(ち)のリムジンは、F3が乗車する事に成った。
だから、私は、T3から、揶揄われる対象に成っていた。
「ちょっと、優紀っ‼
如何言う事よ⁉」
「すみませんでした。」
「2日の夜から、私達の部屋には、全く戻って来なかったでしょ?」
「ほんと、今日まで、5日間も…?
何してたんですか?」
私は、顔だけでなく、全身、真っ赤に成ってしまっていた。
「ちょっと、優紀…‼
そんな、赤く成って居たら、“そう言う事を5日間、ずーっと、シてました‼”って、言っ
てる様なもんじゃない?
如何なの?」
私は、滋さんと桜子さんに責められ続けて、逃げ出したく成っていた。
態とですよね?
滋さんが、F3とT4を分けて、リムジンに乗車する様に提案したのは…?
このままだと、滋さん家(ち)のPJに乗っても、ヤバそう⁉
今、白状した方が、身の為かも…?
そんな、気がして来た私だった。
「仰る通りです‼」
私は、T3に聞こえない様に、白状したつもりだったのに…。
こういう時に限って、滋さんは、ちゃんと、拾うんだな…これが‼
「やっぱり…‼
で、初めての感想は如何なのよ‼」
「………」
私は、答え様が無かった。
否、つくしは、苦笑いしてるし…。
つくし、助けて…よ⁉
こうなったら、もう、隠し切れない事は、十分、実証済。
如何しよう‼
「ふ~ん、優紀さん…⁉
私達に、何か隠してますよね?」
ほら、桜子さん…。
何か、勘付いた…?
ヤバいんですけど…。