やっぱり、私は…<つかつく> 26.
<つくしside>
案の定、成人式会場は、凄い騒ぎに成り、収拾が付かなく成って居た。
それに、新聞記者の方も、取材で来ていたらしく…。
急に、現れたF3&滋さん・桜子にカメラの眼が向けられていた。
それに、成人式でもない、F3&滋さん・桜子の面々が現れた事に、疑問を呈していた様子だった。
だからか、マイクまで、F3&滋さん・桜子に向けられ、F3&滋さん・桜子は、怪訝な顔に成って居たのは、言うまでも無かった。
だから、“降りて来たら、ヤバい‼”って、言ったのに…。
で、私と優紀は、完全に『蚊帳の外』と、安心し切って居た。
其処に、司は、勿論、私の…。
西門さんも、勿論、優紀の…。
それぞれの肩を引き寄せ、抱き締めて来た。
そして、態とか、如何だか、分からないけど…。
司の唇が、私の耳元に寄せて来て、話しし始めていた。
「良いな、俺の傍に居ろよ‼
離れるな‼」
其れも色気たっぷりに…。
周りが叫び出した。
「きゃーー、きゃーー。」
優紀も、西門さんから、司同様、話しされている様子だった。
ほんと、やばいんですが…⁉
如何するのよ?
この騒ぎの責任は…。
成人式の開催の終了後、本当は、私と優紀は、同窓会が有り、行きたくて…。
司には、言ってなかったんだけど…な。
(優紀は、色々、有った様で、西門さんには、伝えて居なかったらしい。)
チムラとアキちゃんに寄って、バレてしまった。
「つくしと優紀は、この後の同窓会は、如何するの?
一応、“出席する。”って、聞いてるけど…?」
其処に、司と西門さんから、却下の申告をされてしまった。
「つくし、行かせねぇからな‼
お前が、“行く‼”って言うなら、俺も行くぞ⁉
良いんだな?」
「優紀、俺も就いて行くぞ⁉」
私と優紀は、顔を見合わせて、諦めの窮地に居た。
私と優紀は、頷く事しか出来ずに居た。
“ガーン‼”
ショックで、言葉も出なかった。
取り敢えず、チムラとアキちゃんには、私と優紀で、謝っていた。
チムラとアキちゃんは、了承してくれた。
これだけの騒ぎに成ったら、仕方ないのも有るのだけれど…。
「仕方ないね。
これを機会に、また、4人で会おうよ‼」
そう言って、LINEの交換をし合っていた。
また、4人で会えるから、良しとしますか?
で、新聞記者から連絡が行ったで有ろうTV局の面々も、成人式会場に現れ、更に、取材合戦の様に、騒ぎが酷く成って来たのだ…。
だから、その場を後にした私達 F3&T4だった。
だが、その後、この日の事が、新聞記事に成り、レポーターから、追い掛けられる日々が、その後も続いたのは言うまでも無い。
だから、私は、道明寺邸に住まわせてもらい、邸と大学のリムジンでの送迎に成った。
また、牧野家は、お義母様がご用意下さったセキュリティー万全なマンションに、アパートから引っ越す羽目に成った。
優紀の所も大変だった様で…。
優紀の住まいは、一時、避難の西門邸。
優紀の実家には、西門家のSPが守っていたとか…。
で、FAXで、それぞれ、コメントする事に成り、コメントしたにも関わらず、収束する処か?…。
返って、記者会見をしなければ、埒が明かないのではないかと思う程だった。
まあ、仕方ないけど…ね。
だから、私は、言ったじゃん‼
心の中でだけど…ね。
こんな時は、私の心の声が漏れないって、如何言う事…⁉
で、司と西門さんは、それぞれの親から、“浮かれ気味だ‼”と、大目玉を貰って居たのは、言うまでも無かった。