出会ってしまった…<つかつく> 17.
<司side>
其れから、数日後、俺はあきらから…。
牧野は、三条から…。
それぞれ、集まりの招集の連絡が入った。
俺は、牧野に確認した。
「牧野、招集の連絡は来たか?」
「はい、桜子から、入って来ました。
やっぱり、行かないとダメですよね?」
「ああ。
何で、拒むんだ?」
牧野は、“当然‼”と、言わんばかりに、俺に言って除けていた。
「だって、F3&桜子からは、聞かれる事は、分かり切って居るんですもん。」
「後で、反撃されても良いなら、行かなくても良いんじゃねぇの?」
牧野は、考えた様で…。
「其れも、困ります。
じゃあ、行きます‼」
「ああ。
一緒に行くぞ‼」
「はぁ~⤵。」
俺は、そう言って遣ったのだが…。
牧野は諦めた様に、溜息を付いて居る様子だった。
<つくしside>
で、集まりの当日に成り、行きたくはないが…。
仕方なく専務に就いて一緒に、今回の集まりの場所…。
メープルのラウンジのVIPルームに入った。
専務と私が、入る成り、西門さんから、嫌味を言われていた。
「おいおい、一緒に、時間に遅れて、登場かよ⁉」
「ああ、遅れて悪ぃ。」
何故か、F3だけじゃなく、桜子も吃驚していた。
そして、美作さんから、私は、驚愕の言葉を聞かされた。
「司から、謝りの言葉が聞けたぞ‼
超レアじゃねぇ?」
「うるせぇ~‼」
で、専務から、引っ張られる様に、専務の隣の席に座らされていた私だった。
で、類が、拗ねて居る様に見えて、私は、居心地が悪かった。
「で、牧野…?
俺はダメで、司なら、良いっていう理由、教えてよ(笑)⁉」
類は、笑いながら…。
私に訊いて居る(?)。
「えっ??
其れ、如何いう意味?」
「牧野は、俺を振ったでしょ?」
「ああ。
あれは、振ったって言うか?
類は、『soul mate』って言うか…?
『心の友』って言うか…?
『手の掛かるお兄ちゃん』って言うか…?
そんな感じ…?」
何か、皆の様子が変…?
更に、類に突っ込まれた。
「じゃさあ、司は、牧野にとって、如何いう存在…?」
其れは、明らかでしょ?
「専務…。
上司と部下の関係…?」
類から、専務は嫌味を言われていた様子だった。
「じゃあさあ、司…⁉
俺の方が、牧野に近い存在って事じゃん(笑)‼」
其処で、私には、専務からクレームの言葉を告げられた。
「おいおい、其れは変だよな?」
「えっ??」
明らかに、専務は、不服そうに、私に、“言え‼”って、顔で…。
私は、専務から、見詰められていた。
“言えるか⁉”っつーの‼
でも、専務は、言ってしまった。
私の叫びが伝わらなかったみたい…(;´д`)トホホ。
「確かに、上司と部下の関係もある。
でも、その前に俺とお前は、恋人だろ?」
私は、俯くしかなかった。
そんな時、美作さんから質問がされた。
「お前等、如何遣って、こんなに親密に成ってんだ?
って、事寄り、何処で知り合った?」
専務は、正直に応えていた。
「会社内…?
入社式の時に知り合った。」
「じゃあ、知り合ったのは、たかが2ヶ月も経ってねぇって事か…?」
「ああ。
だが、恋に落ちるのに、日数が如何とか有るのか…?
恋に落ちたら、そんなの関係ねぇだろ?」
専務は、自信たっぷりに答えていた。