もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく> 32.
【花沢つくし 編 32.】
朝の花沢邸のダイニングルームにて…
つくしがダイニングルームに入って来た。
「パパ、ママ、おはよう‼」
ママも挨拶を交わした。
「おはよう、つくし。」
パパが口火を切った。
「つくし、話しが有る。」
「何?
朝から話しって。」
つくしは嫌な予感しかしない。
「今度、道明寺主催のパーティーが有るのは、もう、知っているな。
そのパーティーの司君のパートナーに、“つくしでお願いしたい。”と、要請が入って来
た。
了承して於いたのでそのつもりで居なさい。」
やっぱり嫌な予感的中と、思うしかないつくしであった。
「えっ??
困るから…、無理だから…、お断りして於いてよ‼」
パパは間髪入れずに言ってきた。
「断れない用件だと言ったら、どうする?」
「はぁ~??」
急に大きな声が出たつくしであった。
「朝から、お恥ずかしいわよ、つくし。」
「ごめんなさい、ママ。
でも、パパが朝から変なお話しをするから…⤵。」
パパは怪訝な顔をして…言った。
「変な話しってなぁ~⤵。」
俯き加減のつくしであった。
朝からテンションの下がりっぱなしのつくしである。
<西田said>
此方、司様専用リムジンの中にて…
朝からテンションの高めの司坊ちゃん
今日は珍しく、自分で時間通りに起きて来たと、タマから聞いた。←普通、大人ならば、当然では有るのだが、其処は司坊ちゃん故、当然では無いのだ。
今日の仕事の進み具合が楽しみでならない。
分かり易いお方だ。
もう直ぐ、喜んでいる声が出て来るだろう。
ほら、来た。
「今度の道明寺主催パーティーは楽しみだなぁ~。
俺のパートナーをつくしが遣ってくれる事になったらしいわ。
流石が、親父だよな。
用意周到じゃねぇか。
西田もそう思わねぇか?」
「勿論でございます。
流石が会長でございます。
司様の事を良くご理解していらっしゃると思います。
宜しゅうございました。」
「ああ。」
成程、会長も記憶が戻られた司坊ちゃんをコントロール為さるおつもりですね。
仕事がし易くなって、成り寄りでございます。
会長、社長にご報告せねば…。
会長、グッチョブ‼