鬼は外、福は内【もしも類とつくしが兄妹だったら(家族編)】…<つかつく> 番外編③
【道明寺つくし 編】
<つくしside>
私は、驚愕していた。
「はぁ~??」
で、私は、思い出して居た。
お義母様が、メープルの会議の為に、日本に帰国して帰って来られた時のお義母様の言葉を…。
『じゃあ、今年こそ、都合をつけるわね、つくしさん‼
4人が揃う事は、今年だけですもの…ね。』
ほんと、油断してたわ…。
そう、子供達4人の鬼のお面が揃うのは…今年だけ。
司も溜息を付き出した。
「はぁ~⤵。
俺のガキの頃には、そんな事、する気も無かっただろうに…よ。
孫は、『目の中に入れても痛くねぇ(ない)』らしいぞ‼」
私は、にやにやしながら司に言って居た。
「其れって、もしかして、司…⁉
子供達にヤキモチ焼いてる~?」
司は、驚愕顔に成って、本気で怒り出した。
「はぁ~??」
で、私は、如何も、『墓穴を掘った』事に気付く事と成った。
もう、遅いんだけど…ね⁉
後で、酷い目に遭ってしまった。
あの後、司に許しを請う為、私は、司の言い成りに成った事は、言うまでも無かった。
そして、節分の2月3日は、日曜日という事も有り、道明寺邸には、道明寺家一同は、勿論の事…。
花沢家・西門家・美作家・大河原家が、集結した。
まあ、ここ最近、行事が有るのなら、集まる事が増え、其れは、其れで楽しいから、良いんだけど…。
実の処、各企業の会長・社長・副社長・専務の役職を有する人達ばかり…。
“此れで良いのか…?”と、思ってしまう、今日この頃…。
まあ、じじ・ばば軍団は、大層、喜んで居る様子だから…。
良いのかもね…。
あっ、そうそう、父親軍団も大層、大喜びのご様子。
自分達の子供時代には、してもらえなかった事だもんね。
まあ、大目に見て上げますか…?
で、タマさんに寄れば、料理長もかなり張り切って居るとか…。
キッチンを覗けば…。
海苔巻きのお寿司…。
が、山の様に、置いて有った。
誰が、こんなに食べるの?
子供用に巻かれた海苔巻き。
大人用に巻かれた太巻き。
大小、様々な海苔巻き。
何時から、巻いてくれていたのだろうか?
此れは、感謝しかないね。
で、豆まきが始まった時、私は驚愕した。
だって、誰もが恐れる大企業の会長・社長の(子供達にとっては)お祖父様方が、鬼のお面を被って、子供達から逃げ惑う姿…。
私は、この光景を見て、目を塞ぎたくなった。
子供達はと言うと…。
「鬼は外、福は内」と、言いながら、鬼役のじじ軍団に豆まき開始…‼
子供達も、「キャーキャー」言って、燥いでいる。
其処に、父親軍団(F4&清永さん)も、自分達の子供のお面を被って、加わって居た。
<短めで、申し訳ありません。>