tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Birthday party【もしも類とつくしが兄妹だったら】…<つかつく>  続編②




類君  Happy Birthday!!



【花沢つくし 編】


<つくしside>


私は、成田国際空港を離陸する前に…。
所謂、成田国際空港ロビーで、静お姉様に携帯からTELした。


「静お姉様…?」
「ええ。
 えっ、つくしちゃん…?」
「はい、つくしです。」


静お姉様は、素っ頓狂な声を出して居た。


驚愕して居るのが、私にも、分かった。


「如何したの?」
「うん、お兄様には、内緒にして於いて欲しんだけど…?」
「ええ、良いわよ‼
 どんな事…?」
「うん…。
 今から、フランスに行くね?」


私の言葉が、突然過ぎたのか?
静お姉様は、慌て出して居た様子だった。


「えっ??
 如何言う事…?」


だから、私は、早目の本題の話しに移っていた。


「もう直ぐしたら、お兄様の『Birthday』でしょ?」
「ええ、そうね?」
「それに、私の甥っ子の健にも会いたいし…。」


静お姉様の声のトーンが、下がった様に、私は感じていた。


心配してくれている様子だった。


「………。
 だからって…。
 まだ、身体は、万全じゃないんでしょ?」
「えっ??
 何で知ってるの?」
「つい昨日ね、類がお義父様から、連絡が有ったとかで…。」
「そうだったんだね。」


パパは、其れだけしか、お兄様には、言って無かったみたいだったが…?


此れは、“私の本音‼”だから、言って於かないとね。


「静お姉様に会えば、私、浮上する気がするの‼」


静お姉様のお陰で、私の記憶が戻ったんだもの‼


「えっ??」
「だからね、“お兄様の『Birthday』も兼ねて…‼”って事で。
 ねっ?」


静お姉様は、クスクス、笑い出した。


「何だか、類の『Birthday』は、序でっぽいわね…うふふ。」
「まあ…ね(笑)。
 お兄様には、内緒ね‼
 不貞腐れでもしたら、静お姉様が、大変なだけだから…ね。」
「其処は、“私(つくし)が、大変‼”って、言わないのね?」


当然でしょ。
其処は、私の役目じゃないよね⁉


そうじゃ無くても、フランスに渡仏の間、日本に残して行く『猛獣』が、私には居るんだもん。


「えっ??
 お兄様の奥様は、静お姉様でしょ。
 私は、唯の妹だから。」
「………」


静お姉様は、もう、私には、何も、言えない様子だった。


(流石、『類の妹』としか言い様が無かった静だった。)



そして、私は、渡仏したのだった。



で、フランスに着いた時には、パパから連絡が行って居たパリに在る花沢邸のリムジンが、空港の入り口に横付けされていた。


SPが、扉を開けてくれた。


で、今日は、私は、花沢邸で、泊まる事に成っていた。


静お姉様には、明日、お邪魔する旨の連絡を入れて於いた。


静お姉様は、喜んでくれた。


果たして、お兄様は、如何言うだろうか?
私は、不安だった。



そして、翌日に成り、花沢邸のリムジンで、お兄様宅に向かった。


お兄様は、仕事の為、居なかったが…。
静お姉様とは、色々、語り合った。


私が、記憶を失くして居た時の事…。
司と寄りを戻した事…。
私の身体の事…等。



そして、夜に成り、お兄様が帰宅した。


お兄様は、パパから、何も聞いて無かったのか?
私の顔を見るなり、怪訝な顔付きに成った。


第一声が、“妹に対して言う言葉だろうか?”と、一瞬、お兄様を疑いそうになった。


「お兄様、お帰りなさい。」


お兄様は、妹の私が、部屋に居る事に、驚愕していた。


「はぁ~??
 何故、つくしが、居るの?」
「えっ??
 居ちゃあ、ダメだった?」
「否、そう言う訳じゃないけど…?
 遠出して、大丈夫なの?」
「まあ、辛うじて…。」


(類の心配は、尽きない。)


「はぁ~
 つくし、無理して如何するの?
 司は、此処に来てる事、知ってるの?」
「パパが、了承してくれたし…。
 私には、そろそろ、仕事復帰の話しも出てるの。
 司には、言って来て無い‼」


(類には、“猛獣が、暴れ出して居る姿が、目に見える様だ‼”と、思わずには、居られな 
 かった。)


「じゃあ、今頃、日本では、大変に成ってるんじゃない?」
「えっ??
 でも、パパだって、知ってるんだし…。
 パパから、言ってくれてるんじゃないかな…?」


(“あぁ~、つくしって、何故、こうも能天気なんだろ‼”と、思わずには居られない類
 だったのだ。)


「俺は、知らないよ‼
 自分で、対処しなよ‼」
「えっ、嘘??
 お兄様って、意外に冷たいね‼」


(類は、つくしの言葉に呆れるしか無かったのだった。)


「そんな事、今更でしょ?」
「………」


(そんな花沢兄妹を、蚊帳の外の様に見ていた静は、“仲が、宜しい様で~。”と、思うし 
 か無かったのだった。)



だが、この時の3人には、ひしひしと押し寄せてくる足音を、まだ、知る由も無かった。



<()の中は、類と静の気持ちと成って居ます。
 続編②は、<つくしside>では有りますが、ご了承願います。>

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