tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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好きなのに…(続編)<総優>  12.


【恋人 編】


優紀は総二郎からの連絡は、桜子の言付け通り、週明けになっても取らない様にしていた。
実は、優紀は三条邸にて、お世話になっていたのだ。


総二郎は優紀と連絡が取れなくなったと、慌てていた。
総二郎はF3に招集を掛け、何か知らないか、聞き出そうとしていたのだ。


「優紀と連絡が付かなくなったんだ。
 優紀が居ないと、やっぱり俺、無理みたい何だよな⤵。」


類は茶化し始めた。


「久し振りに見るね。
 総二郎の慌て振り。」
「………」


あきらが慌てて、類を抑えに掛かった。


「類、煽るなって‼」
「見てて、楽しいじゃん‼」


司も思わず、類をセーブし出した。


「おい、類は黙っとけ‼」
「はいはい、分かりましたよ、大人しくしとけば良いんでしょ⤵。」


類は詰まんなさそうに、拗ねて見せた。


総二郎は必死だった。


「司とあきらは牧野と桜子から、何か聞いて無いか?」


司は知らないとでもいうように、首を振りながら答えた。


「俺は、先週は殆んど、出張に行ってたからな…。
 つくしとも、会えてないし、連絡のやり取りも、殆んど出来て無いんだよ。
 それにな、俺は、本来なら、高校卒業と同時にNYの筈だったのに、親父が体調を崩し
 て、日本支社で療養しながら仕事をしてただろ。
 それで、俺が親父から仕事を習う事で日本に残ったから、その呷りが今頃来てるらしく
 て、NYとを行ったり来たりしてるんだわ。
 もしかしたら、俺、つくしが大学卒業と同時にNYかもしれないんだ。
 つくしもお袋から、メープルの仕事を教わる為、NYに一緒に行く事になりそう何だ。
 まだ、オフレコだけどな…。」


類がつくしの置かれている立場を不憫に思いながら聞いた。


「じゃあ、まだ、牧野は知らないの?」
「ああ、まだ、知らねぇ。」
「牧野、可哀想…。」


司はつくしに言いたくても言えない理由を伝えた。


「お袋から話しするらしいからな。
 俺から、“言うな。”って、言われているんだよ。
 だから、つくしには言うなよ。」


「「「………、承知した。」」」


総二郎は透かさず、あきらにも聞いた。


「あきらは聞いて無いか?」


あきらも首を振りながら、答えた。


「俺も今、桜子が祖母さんの付き添いで出掛ける事が多いから、会えてないんだよ。
 唯な、桜子がTELで言って居たんだが、優紀ちゃん、総二郎が横柄に成って来たって、
 嘆いてたらしいぞ。
 総二郎、お前さあ、優紀ちゃんが俺らの前で告白してから、やたらと、横柄に成って来
 てるらしいじゃねぇか?
 余りの変わり気味に、優紀ちゃんが困惑してるらしいぞ。」


総二郎は不貞腐れた顔をして聞いて来た。


「桜子がそう言ってたのか?」
「ああ。
 桜子が言うのには、優紀ちゃんが、“距離を置きたい。”って、言ってたらしいぞ。」


総二郎は呆気に取られてしまった。


「はぁ??
 優紀が俺と距離を取りたいって、言ってたんか?」
「桜子から聞いた話だから、優紀ちゃんから直接、聞いた訳じゃねぇけどな。」
「そんな事はぜぇってぇ、許さねぇ。
 やっと、手に入れたのに…。」
「だったら、少しは、優紀ちゃんの気持ちも考えてやれよ。
 今はまだ、本気じゃねぇだろ?
 桜子に愚痴ってる程度だろ。」
「………」


あきらは、応援していた、総二郎と優紀を…。


「まあ、頑張れよ‼」
「はぁ~⤵。」


総二郎は溜息しか出なかった。



類は、あきらの会話に怪訝に思い、首を傾げながら聞いて来た。


「それよりさあ、さっきから、あきらの会話、気に成るんだけど…?」
「………、何だよ、類?」
「何で、そんなに三条と仲良く成ってんの?」
「はぁ~⤵。
 俺らは付き合ってるからだ。」


司が驚き、叫んだ。


「はぁ??
 お前ら、いつからだぁ~?」
「総二郎と優紀ちゃんが色々有った頃からか…。」


F3は呆気に取られていた。


「「「………」」」
「大分、前からだろ?」
「まあ、誰も気付いて居ないし、総二郎の方が心配だったから、解決したら公表するつも
 りで居たんだけどなぁ…。」


総二郎はこの前の桜子の様子から、確信はしていたが…。


「だと、思ってたぜ。
 この前、優紀と一緒に居た時、『あきらさん』って、桜子が呼んでたから、間違いなく
 付き合ってるって、悟ってたぜ。」
「まあ、そう言う事だ。」


類は、何が楽しいのか、相当、楽しそうにしていた。


「今回の一時帰国は、面白いものが見れて、帰って来て良かったよ。」
「「「………」」」


類は収穫の有った今回の一時帰国をもう少し、楽しめそうだと、思っていた。

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