tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  17.




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  10.』のエピローグ <一部有り>】


其の後の司は、F3に報告するべく、『F4LINE』にメッセージを送るのだった。


『牧野の事で、話しが有る。』と…。


だからだったのだろう。
F3は、それぞれ、“漸く…かよ?”と、思い乍らも、それぞれ、『了解‼』と、LINEにメッセージを返信するのだった。



そして、翌日に集まったF4…だったのだ。


そして、其処で、司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、大河原社長から聞いて来たという現在の牧野家の現状の全てを、F3に話しして聞かせて居たのだった。


そして、『+』…司自身が、此の後、4年間、NYに渡米して、学業 と ビジネスの修行をして来る事も併せて、此の時の司は、F3に話しして聞かせて居たのだ。


其処で、そんな話しを司から聞いた事で驚愕したのは、此の場に居たF3…だったのだ。


云わば…。
自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から話しを聞いた時の司同様、F3も驚愕して居たという訳…だったのだ。



だからだったのだ。
此の時のF3は、司…そっち除けで、思い想いの言葉を口にするのだった。


「と言う事は、大河原だけじゃ無く、やっぱり、三条も、牧野の件を知って居たという事…
 だよね⁉
 じゃあ、何で、あの時、三条は…。
 “ええ、お調べしてますわ。
  でも、F4の皆さんも、既に、ご存知かと思いますが、先輩の情報が、何一つ、出て来な
  いんですよね。
  ですから、「時間を掛けて、お調べするしか無い。」と、滋さん共、お話しして居ます
  の。
  なので、お調べして居ないと言う事は、決して、有りませんわ。”って、言って居たん
 だろう?
 と言う事は、三条は、俺等に嘘を言って居たって事…だよね?」


「まぁ~、そう言う話しに成るだろうな。
 “滋 と 桜子は、既に、此の件を知って居た。”って、言っても良いんじゃねぇのか?」


「否、もしかしたら、滋 と 桜子は、牧野の事を考えて、知って居ても、俺等に言わない
 方向で、話しを合わせて居たんじゃねぇのか?」


「う~ん、そうともいうかも…だけど…。
 もしかしたら、大河原 と 三条は、牧野の事が司にバレたく無かったんじゃ無いのか
 な?」



其処で、此の時の総二郎 と あきらは、類からのそんな発言に首を捻り乍らも、同時に、言葉を発するのだった。


「「はぁ~??
  其れって、如何言う意味だよ、類…?」」と…。


だからだったのだろう。
此の時の類は、司の方を、チラッと、見乍らも、言って除けるのだった。


「ほら、大河原 と 三条は、牧野の事が大好きっていうか?
 『牧野信者』だったでしょ!
 だから、大河原 と 三条とで、話し合いをして、決めたんじゃ無いの。
 “どうせ、司(道明寺さん)の記憶は、まだ、戻って居ないんだから…。
  つくし(先輩)の為にもバレる迄、黙って置いても良いんじゃ無いの(でしょう
  か)?”って、そんな風に、何方かが言い出したんだと、俺は、思って居るんだけど…
 なぁ~。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、不貞腐れ始めたのだった。


「何で、俺に牧野の記憶が戻ってねぇってだけで、滋 と 三条が、俺等を騙す様な事をす
 るんだよ?
 そんな事しても、何時(いつ)かはバレるだろ?
 其れに、俺に牧野の記憶が無くても、お前等には言える話しだろ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の類は、自身の考えを、更に、言って除けるのだった。


「う~ん、俺は、大河原 や 三条じゃ無いから、もしかしたら…だけど。
 今の司に記憶が有ろうと無かろうと、そう言う事は関係無く、元々、大河原 や 三条
 は、俺等に、牧野の事を言うつもりは無かったんじゃ無いの。
 寧ろ、今の牧野の現状の方を優先したんじゃ無いのかな。
 其の方が良いって…。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎 と あきらは、類の云わんとして居る事を理解したと言う事も有り、同時に、「「そうだろうな。」」と、類の言い分にも返答する事が出来て居たのだが…。
司自身は、そんな類の言い分にも理解出来ずに居たのだった。



だからだったのだろう。
此の時の司は、滋と会い、【如何して、教えてくれなかったのか?】と、訊く事にしたのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、此の場に、滋 と 桜子を呼び出し、話しを訊く事にしたのだ。


なので、此の時の司は、先ず、滋のLINEにメッセージを送ったのだ。


『今から、お前 と 三条から話しを訊きてぇ‼
 三条も一緒に、此処に連れて来てくれるか?』と…。


勿論、そんなLINEのメッセージを司から貰った滋は、既に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と会った事も有り、“何れ、司からの呼び出しが在るだろう。”と、認識して居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、司に、『了解‼』と、司のLINEにメッセージを返信するのだった。


そして、其の後の滋は、桜子に連絡を入れたのだ。


「司からの呼び出しが有ったわ。
 今から、“来い‼”って…。」と…。


そして、此の時の滋は、了承して来た桜子を迎えに行き、何時(いつ)も、F4が居るという東京メープルのラウンジの中のVIP専用ルームに向かうのだった。



そして、此の時の滋 と 桜子は、司からだけじゃ無く、類からも、追及を受けて居たのだ。


何故なら…。
類 と 桜子との間には、あの日の『策士』vs.『女策士』の戦いが有ったのだから…。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、滋に追求し始め、此の時の類は、桜子に追求し始めたのだ。


そして、先ずは、司から口火を切ったのだ。


「滋は、俺の記憶が戻った事を、どうせ、三条から聞いて知って居た筈だろ?
 なのに、何で、俺に牧野の事を言わなかった?」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、司に言い返すのだった。


「司が、つくしの事を知ったら、如何言う行動に出るのか?
 そんな事を分かってて、司に言うバカは居ないでしょ!
 だから、敢えて、私達は、F4に言わなかったの。」と…。


其処で、不貞腐れ始めた司は、放って置いて、此の時の類は、桜子に訊き始めるのだった。


「じゃあ、何で、三条は、あの時…俺等を騙したの?
 騙す必要は無かったんじゃないの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、正直に、話しし始めるのだった。


「“何で…?”と、仰られても、あの時は、如何し様も無かったんです。
 だって、あの時に、初めて、私は知ったんですよ。
 道明寺さんの記憶が戻って居る事を…。
 其れに、まだ、あの時点での滋さんは、道明寺さんの記憶の事をご存知無い状況でしたか
 ら、私自身、ああいうしか無かったんです。」と…。



其処で、あきらが、此の場を収め様として居たのだ。


「まぁ~、何方にしても、牧野の居所が分かった訳だし…。
 現在の牧野に近付けるのは、滋 と 桜子だけだろうし…よ。
 司も、此の後、4年間、NYに渡米するんだ。
 取り敢えず、牧野の事は、滋 と 桜子に任せて置こうぜ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、桜子も同様に、あきらからのそんな話しを聞いて驚愕し乍らも、そんな風に、自身達に言って来たあきらだけじゃ無く、司 と 類 と 総二郎にも言って除けるのだった。


「優紀も居るわよ。
 優紀が居なかったら、つくしの事も分からなかったんだから…。」と…。



だからだったのかも知れない。
そんな話しを滋から聞いた此の時のF4は、「マジか(マジ…)?」と、言い乍らも、驚愕するのだった。


何故なら…。
牧野家の面々が、如何言う状況で見付かったのか?
司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から…。
そして、F3は、司から、それぞれ、聞いて知ったのだから…。


だからこそ…。
此の時のF4は、驚愕して居たという訳…だったのだ。



そして、そんなF4&滋&桜子の話しは、終了したのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のF4は、滋 と 桜子からのそんな話しを聞き、納得せざるを得ない状況…だったのだ。
納得出来た・出来て居ないにも関わらず…。



なので、此の時の司にとっては、此の後、4年間、NYに渡米する事も有り、滋 と 桜子に言えた言葉…だったのだ。
懇願するかの様に…。


「納得し無きゃ成んねぇんなら、俺は、取り敢えず、納得する。
 勿論、俺は、あきらが言う様に、此の後、4年間、NYに飛ぶんだ。
 “仕方ねぇわな。”と、納得するしかねぇ。
 だから…よ。
 今の牧野の事を頼めるのは、お前等しか居ねぇ‼
 だから、俺の居ねぇ間の4年間、牧野の事は、宜しく頼む。
 けど…な。
 俺が、NYでの4年間の修行を終えて日本に帰国して帰った後は…俺は、牧野に向かう。
 其のつもりで居て欲しい。」と…。



だが、此の時の滋自身、余裕…だったのだ。


何故なら…。
此の時点に於いての滋自身、考えて居た事が有ったから…だったのだ。


“例え、司が、4年間の修行を終えて日本に帰国して帰って来たとしても、パパが其れを阻止
 してくれる筈…。”と…。


勿論、そう成るのかは、司が、4年間の修行を終えて、日本に帰国して帰って来てから…と言う事と成るのだが…。


だからこそ…。
此の時点に於いて、其の件に関しては、誰にも分かる事では無かったのだ。



そして、其の後の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と共に、大河原社長だけでは無く、滋とも会うのだった。


そして、翌日のあきらは、F2と共に、つくしの事を心配して居た青池和也にも、つくしの件を報告するのだった。


「もう、牧野を探す必要が無く成った。」と…。



<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  17.』の中に出て来る最
 後の『F3』だと、其の後の『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  18.』と、
 話しが合わない事が判明致しました。
 ですので、『F2』と訂正致して折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。
                      訂正日…2022.4.14 0:44>

Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  16.




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  15.』のエピローグ
 <司からのタマへの訊き出し>】


司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、再び、日本に帰国して居た事を、無理矢理、訊き出したタマから聞いて、知って居たのだ。



【其の時の司 と タマの会話


 「タマは、知って居るんだろ?」


 「何をですかい?」


 「ババアが、今、何処に居るのか?」


 「さぁ~、タマは、存じ上げて折りませんが…。」


 「良く言うぜ‼
  タマなら、ババアから、何もかも聞いて知ってる筈だろ?
  何時(いつ)迄経っても、ババアからの連絡がねぇ‼
  其れに、西田からも、何の連絡もねぇ。
  そんな事が有って良いと思うか?
  唯の連絡事項なら、俺でも、此処迄、言わねぇよ。
  でも…よ。
  他でもねぇ。
  牧野の事だぜ‼
  なのに…よ。
  ババアからの連絡もねぇ…。
  西田からも、何の連絡もねぇ…。
  で、タマも、何も知らねぇって、言うのなら、其れは、ぜってぇ、可笑しいだろ‼
  牧野の身に、何か有ったと思っても仕方ねぇよな?
  なぁ~、タマ…。
  タマが、何か知ってんなら、俺に言えよ‼」と…。



 だからだったのかも知れない。
 此の時のタマは、懇願するかの様に、自身に訊いて来る司に、“仕方ないさね。”と、降参
 したかの如く、言って遣るのだった。


 実は、タマは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われて居た事が有っ
 たのだ。


 「もしもの時は…。
  (自身の居場所を)司に言っても良いから…。
  司が、何時(いつ)迄も、黙って居られるとは思えないから…。」と…。



 だからだったのだろう。
 此の時のタマは、司に言えた言葉…だったのだ。


 「奥様は、今、日本に帰国されて居るさね。
  但し、奥様は、お忙しいお人だから、会ってくれるか如何かは分からないさね。」 
 と…。
  
 だからだったのだ。
 そんな風に、強引とでもいう遣り方で、タマから訊き出した司は、タマにお礼の言葉を伝
 えるのだった。


 「サンキュー、タマ…!」と…。】



という訳で、其の後の司は、西田に連絡を入れるのだった。
だが、西田からの返答の言葉は、自身が聞きたかった返答の言葉では無かったという訳…だったのだ。



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  15.』のエピローグ
 <司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの呼び出し>】


実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、タマから報告を受けて居たのだ。
自身の息子で在る 司から、無理矢理、自身の居場所を訊かれた事を…。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司を呼び出す事にしたのだった。



司からして視れば、『漸く』と、言っても過言じゃ無い程…。
長い時間を待たされた後、漸く、西田からの連絡が自身の下に入って来たのだ。


「社長が坊っちゃんとお会いして、お話ししたい事がお有りだそうです。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、“やっとかよ。”と、思い乍らも、西田に了承の意を伝えるのだった。
  
「分かった。」と…。



そして、其の後の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と会い、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が大河原社長から聞いた現在の牧野家の現状の全てを聞いたのだった。


勿論、司自身は、事の発端の全てを知って居るので、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身が行って(おこなって)しまった全ての悪行(過ち)の話しも、司には、話ししたのだ。


だが、(リモートでは有ったのだが)司の父親で在り、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に此の件を報告する際、自身が行って(おこなって)しまった全ての悪行(過ち)について、話しする事が出来なかったのだ。


実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとって、司の父親で在り、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保という人物は、『目の上のたん瘤』的存在で在り、自身が行って(おこなって)しまった全ての悪行(過ち)を知れば、咎められる事が分かって居たから…だったのかも知れない。



其処で、司自身、そんな話しを自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞いた時には、一瞬、言葉を失う程…だったのだ。


何故なら…。
牧野家の現状は、自分自身が予期して居た状況と、全く、違って居たから…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に返答する言葉さえ、失って居たのだ。



其処で、何も言って来ない自身の息子で在る 司に代わって、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に提案するのだった。


「本来なら、私(わたくし)は、つくしさんが英徳高校を卒業すれば、司と一緒に、NYに
 渡米させるつもりで居たのよ。
 だからこそ…。
 私(わたくし)は、つくしさんに、『一年の猶予』を与えたわ。
 でも、今では、其れも、叶わない。
 だけど、貴方がつくしさんに認めて貰える様な男性に成る為には、やっぱり、貴方がNY
 に渡米して、立派な企業人に成る事だと思うのよ。
 だから、司…。
 今からでも遅くは無いわ。
 NYに居っらしゃい!」と…。



其処で、司は、考えたのだ。


“今の牧野じゃ、今直ぐ、如何こうする事も出来ねぇ。
 なら、ババアの言う通り、NYに飛んで、牧野から認めて貰える様な男に成って帰って来
 る。
 そうすれば、大河原社長も、滋も、そんな俺を認めざるを得なく成る。
 じゃあ、しゃあねぇな。
 いっちょ(=一丁)、遣って遣ろうか。”と…。


其れでも、“だが、そんな長くは、NYに居る事は出来ねぇ‼”と、考えて居た司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に返答するのだった。


「分かった。
 NYに飛んで、前々から、ババアが言って居た通り…。
 学業とビジネスの修行を行う。
 けど…よ。
 何時(いつ)迄もっつー訳にはいかねぇ。
 何年位ぇか、教えて欲しい。」と…。


だが、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、反対に訊き返すのだった。


「貴方は、何年位が妥当だと思って居らっしゃるのかしら?」と…。


其処で、司は、“(自分自身は)此れ位ぇが妥当だろう。”と、考えて居た年数を、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に即答するのだった。


「俺は、“4年位ぇが妥当だろう。”と、考えて居た。
 其れ位有れば、NYの大学も卒業出来んだろ。」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、自身が考えて居た事を話しし始めるのだった。


「そうね。
 NYの大学を卒業するには、其れ位の年数は、必要でしょうね。
 でも、貴方には、MBAを取得して貰いたいの。
 大学を卒業するだけなら、4年は多い位だわ。
 だから、4年間、NYに居るつもりなら、大学を卒業後、MBAを取得して頂戴‼
 其の方が、大河原社長への印象も、大きく変わって来ると思うのよ。」と…。



実は、そんな風に、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われてしまった此の時の司は、其の後、『大河原社長への印象も、大きく変わって来る。』という自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の言葉が、耳に残って離れなかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と約束を交わすのだった。


「分かった。
 MBAを取得する。
 其のつもりで、NYに渡米する。」と…。



実は、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思って居た事が有ったのだ。


“もし、司が、2年で、日本に帰国すると言うのなら、其れは、『アウト』…だったわね。
 そんな司だったら、私(わたくし)は、きっと、日本に帰国させなかったかも知れない
 わ。
 そんな考え方しか出来ない司なら、道明寺HDを率いて行く事は出来ない。
 其れに、そんな司を、大河原社長がお認めに成る訳が無い。
 しかも、2年位で、司が成長する訳が無いのだから…。
 でも、司は、『4年』と言って来た。
 しかも、私(わたくし)の提案通り、「MBAを取得する。」と、言ってくれた。
 やはり、司は、つくしさんが居るだけで、考え方迄、変わる様ね。”と…。


其処で、自身の息子で在る 司には分からぬ様に、ニヤッと、笑みを溢して居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、更に、司に提案するのだった。


「NYに渡米する前に、一度、大河原社長にお会い頂いて、司自身の決意を大河原社長に報
 告してから、NYに渡米すると言うのは、如何かしら?
 私(わたくし)も、ご一緒しますから…。」と…。



勿論、此の時の司の心の中では、自身の決意を変えるつもり等、毛頭無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言って除けるのだった。


「ああ、分かった。
 大河原社長に会って頂く。
 アポを取って於いてくれ‼」と…。



そして、其の後の司は、F3に報告するべく、『F4LINE』にメッセージを送るのだった。


『牧野の事で、話しが有る。』と…。


だからだったのだろう。
F3は、それぞれ、“漸く…かよ?”と、思い乍らも、それぞれ、『了解‼』と、LINEにメッセージを返信するのだった。

Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  15.




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  15.』の中に出て来る一
 部の言葉の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



何時(いつ)迄経っても、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、つくしに関しての情報が入って来ない事で、此の時の司自身のイライラ度は、頂点を超えて居たのだ。


そして、実は、自身の母親で在り、道明寺HD 社長 道明寺楓の第1秘書在る 西田からも、一切、つくしの情報が入って来なかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、『待つ』という状況に限界が達したと云わんばかりに、自身の母親で在り、道明寺HD 社長 道明寺楓の第1秘書在る 西田に連絡を入れるのだった。


「何時(いつ)迄待てば、俺に連絡が入って来るんだ?
 ババアは、今も、まだ、日本だろ?」と…。


実は、司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、再び、日本に帰国して居た事を、無理矢理、訊き出したタマから聞いて、知って居たのだ。



だが、自身の母親で在り、道明寺HD 社長 道明寺楓の第1秘書在る 西田からの此の時の返答の言葉は、此の時の司にとって、信じられない内容…だったのだ。


「申し訳御座いません。
 今はまだ、詳しい内容に関して、社長にしか分かりません。
 社長は、未だ、私に何も話されて折りませんので、私からお伝えする事は出来兼ねま
 す。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、唯、愕然とするだけだったのだ。



実の事を言うと…。
あの後、一旦は、NYに戻って居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だったのだが…止ん事無き事情に寄り、また、日本に帰国せざるを得なく成って居たのだ。


と言うのも…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、実は、司の父親で在り、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から説教を受けて居たのだ。


と言うのも、実は、司の父親で在り、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、司の母親で在り、道明寺HD 社長 道明寺楓の第1秘書在る 西田から聞いて居たのだ。
大河原社長と会った前と後とでは、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の様子に違いが在ると言う事を…。


だからだったのだろう。
此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、司の母親で在り、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から大河原社長と交わされた全ての話しの内容を聞き、司の母親で在り、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に説教出来て居たという訳…だったのだ。


「もう一度、大河原社長と会って、楓から謝りを入れる様に…。
 そして、大河原社長から牧野家の現在を、ちゃんと、訊き出して来る様に…。」と…。



実は、自身の部下で在る 西田には言い難い話しでも、NYに戻った際、司の父親で在り、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から大河原社長との話しの内容を訊かれれば、言わざるを得ない状況に在った司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、正直に、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に話しして居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、再び、日本に帰国して居たという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
日本に帰国した司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の部下で在る 西田に、「再度、(大河原社長に)アポを取る様に…。」と、指示を出して居たのだ。



そして、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、大河原社長のアポが取れたという事で、再び、大河原社長と会って居たのだ。


其処で、大河原社長は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と再会して直ぐ、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に嫌味を言うのだった。


「今回は、ビジネスの申し出で、私にアポを取られた訳では無い筈…。
 如何言った話しで、私にアポを取られたのかな?
 まさか、つくしの件では無いでしょうな。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、先を越された感は有ったのだが…其れでも、自身の考えを、大河原社長に話しし始めるのだった。


「ええ、其の『まさか』ですわ。
 確かに、其の当時の私(わたくし)の発言は、失礼極まりないモノでした。
 実は、あの当時、“司様が拉致されました。”と、司専属SPから一報が入り、あの当時の私
 (わたくし)は、司の事が気が気で無かった事は事実でしたわ。
 なので、報道各社に通達を出しましたの。
 まさか、其処迄、マスコミ や 野次馬で、其の場がごった返しに成るとは思って居りま
 せんでしたが…。
 其れに、あの当時の私(わたくし)は、司が暴漢に襲われたという報告だけで、気が動転
 して居りました。
 其の当時の司は、つくしさんのお陰で、一命を取り留めはしましたが、“まだ、目を覚ま
 さない。”と、いう娘からの報告に、直ぐにでも、日本に帰国したいのに、其れを許して
 は貰えない状況でしたので、イライラが募って居た事は、事実でしたわ。
 なので、私(わたくし)は、其のイライラの矛先を滋さんに向けてしまったのかも知れま
 せん。
 実は、其の(司が滋に寄って拉致られたと知った)当時の私(わたくし)は、まさか、滋
 さんが起こした行動だったとは、思って居りませんでしたの。
 ですので、私(わたくし)が、其の後、其の事を知った事で、滋さんに対する失礼極まり
 ない発言を致した事は、今更ですが、撤回させて頂きたく思って折りますわ。」と…。


だからだったのだろう。
そんな話しを、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞かされた大河原社長は、更に、嫌味の言葉を言って除けるのだった。


「撤回…ね。
 撤回では無く、直接、娘に詫びの言葉を言ってもらっても良い位では…?
 滋は、司君とは婚約破棄したとは言え、一時的には、司君の婚約者…だった訳ですよ。
 其の滋の目の前(リモートでは有ったのだが)で、道明寺社長は、あれだけの発言をした
 訳だ。
 貴女は、滋に、何と、仰ったか覚えてお出でか?
 “貴女が、余計な事をし無ければ…。
  司は、約束通り、牧野さんと会った後、あのまま、NYに戻り、二度と、牧野さんとは
  会う事が無かった筈…。
  其れに、あの港で、司は、暴漢に襲われる事も無かった筈だわ。
  なのに、貴女は、何て事をしてくれたのかしら?
  もし、司に、『もしも…。』の事が有った場合、貴女は、司に如何してくれるのかし
  ら?”と、滋に仰ったんだよ。
 勿論、其の後、司君は、つくしだけの記憶を失くしたそうだが、命に別状ないと分かる
 と、貴女は、其れ以降、私共に、何の音沙汰も無く成った。
 だからこそ…何だろうが…。
 其の後の滋も、“道明寺のおば様に対する印象が変わった。”と、申して居り、妻も、ま
 た、“道明寺の奥様に対する印象が変わりましたわ。”と、申して居りましたよ。
 ですから、私共は、貴女に対して、許す気も、毛頭在りませんよ。」と…。
「………」


だからだったのだ。
そんな風に、大河原社長から話しを切り出された此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、言い返せる言葉も失う程…だったのだ。


だが、其れでも、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、大河原社長に懇願し始めるのだった。


「勿論、奥様 と 滋さんには、私(わたくし)の方からお詫びを申し上げたいと思って居
 りますわ。
 ですが、其の前に、せめて、牧野家の居所をお教え願えませんでしょうか?」と…。



だからだったのだろう。
自身の娘で在る 滋とは、もしもの時の為に、既に、相談を済ませて置いた大河原社長は、仕方ないとでも言いた気に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に話しし始めるのだった。
牧野家の現状について…。


其処で、そんな話しを大河原社長から聞いた事で、驚愕したのは、勿論の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓自身…だったのだ。


何故なら…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓自身、大河原社長から聞いたそんな話しは、予期して居なかった事…だったのだから…致し方無いと言えば、仕方なかったのかも知れない。



そして、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、後日、大河原社長の妻で在り、滋の母親で在る 大河原夫人 と 滋本人と会い、司が暴漢に襲われた当時の失礼極まりない自身の発言について、詫びて居たのだった。


勿論、大河原社長の妻で在り、滋の母親で在る 大河原夫人は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と同じ立場の母親故…。
「気が動転した。」と、言う言葉の意図を汲み取る事が出来た事から、大河原社長の妻で在り、滋の母親で在る 大河原夫人は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓を許す事も出来て居たのだ。


唯、大河原社長の妻で在り、滋の母親で在る 大河原夫人は、つくしの本質について、嘗て、嘘を教えられた事から、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓を許す事が出来ず、続けて、話しし始めるのだった。


「ですが、奥様…。
 滋が司さんと婚約して居た当時、私(わたくし)は、奥様から、つくしの本質について、
 嘘を教えられました。
 其の事に関しては、許しがたい事だと思って居りますわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、大河原社長の妻で在り、滋の母親で在る 大河原夫人に即答するのだった。


「其の件に関しては、私(わたくし)の不徳に致す所と反省致して折りますわ。
 つくしさん自身を見る事はせず、生まれた環境だけで、つくしさんを判断してしまいまし
 たの。
 “卑しい人間だ‼”と…。
 ですから、私(わたくし)は、奥様に、そう嘘をお話ししてしまったのかも知れません。
 ですが、今後は、つくしさんと会って、此れ迄の償いをしたいと考えて居りましたの。」と…。



実は、此れ迄、身分の違いというだけで、人の良し悪しを判断して来た大河原社長の妻で在り、滋の母親で在る 大河原夫人にとってしても、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の言い分も分かるのだ。


だからだったのだろう。
此の時の大河原社長の妻で在り、滋の母親で在る 大河原夫人は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の事を許す気にも成って居たのだ。



そして、嘗て、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の事を、企業人として、尊敬して来た滋も、また、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの話しを聞いて、“仕方ない。”と、思った事で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓を許す事にしたのだった。



という訳で、大河原社長の妻で在り、滋の母親で在る 大河原夫人 と 滋本人から許された其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、大河原社長からの了承を得られた事で、大河原社長から聞いた現在の牧野家の状況を、司の父親で在り、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 自身の息子で在る 司の両方に伝えるのだった。


そして、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、大河原社長から聞いた現在の牧野家の状況について、自身の部下で在る 西田 と 道明寺家の使用人頭で在る タマにも、それぞれ、伝えたのだった。




<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  15.』は、切りが良い為
 に、短めにて、終了して折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>