tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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司&進兄弟【会いたい】…<つかつく>  番外編




【『海水浴【会いたい】…<つかつく>  番外編①』 と 『海水浴【会いたい】…<つ
 かつく>  番外編③』のエピローグ】


実は、司の愛娘で在る ひなが『海の日』で在る 其の年の7月の第3月曜日を含んだ三連休(土日祝)を休みにして居る等と知らなかった司&進兄弟は、現在では、進の第1秘書と成って居た西田から其の事実を知らされて、驚愕して居たのだった。



と言うのも、実は、此の日(『海の日』で在る 其の年の7月の第3月曜日を含んだ三連休(土日祝)の初日で在る 土曜日)の司&進兄弟は、其の土曜日から一泊二日の出張の日…だったのだ。


そして、そう言う日に限って間が悪い事に、現在は、進の第2秘書と成って居る司の愛娘で在る ひなは、自身の父親で在る 司 と 自身の叔父で在る 進の出張には同行せずに、其の司&進兄弟の一泊二日の出張の日の初日の土曜日自体、内勤と成って居たのだ。


だからだったのだ。
一泊二日の出張の為に、早朝からリムジンに乗り込んで居た司&進兄弟には、此の日の司の愛娘で在る ひなのスケジュール等を知る由も無かったのだ。


という寄りも、此の時点に於いてのひなの父親で在る 司自身、スケジュール通りに、“今日のひなは、内勤で出社するのだろう。”と、高を括って(くくって)居た程…だったのだ。


だが、此の時の司自身、其の自身の愛娘で在る ひなが、自身の姉で在る 椿からの申し出に寄り、『海の日』で在る 其の年の7月の第3月曜日を含んだ三連休(土日祝)が休みに成って居る等と思いもし無かったのだ。


云わば…。
司からして視れば、自身の知らない処で、自身の愛娘で在る ひなのスケジュールが変更されて居る等と思いも寄らなかったのだ。


だからだったのだろう。
其の土曜日から一泊二日の出張を終えて東京に戻って来た司&進兄弟は、西田だけでは無く、道明寺家の執事からも、其の話しを聞かされて居たという訳…だったのだ。



【西田 と 道明寺家の執事からの話しとは…。
 先ず、司&進兄弟が一泊二日の出張を終えて道明寺邸に帰邸した時点で、西田から話しを
 聞かされて居たのだった。


 「『海の日』を含めた三連休(土日祝)のひなお嬢様のスケジュールは、椿様からの申し
  出に寄り、お休みと成って折ります。」と…。
  
 そして、道明寺家の執事からも、やはり、司&進兄弟が一泊二日の出張を終えて道明寺邸
 に帰邸した時点で聞かされて居たのだった。


 「椿様 と 杏お嬢様が日本に御帰国為さいましたので、若奥様(絵夢) と ひなお嬢
  様 と 歩坊っちゃんの『海の日』を含めた三連休(土日祝)は、(道明寺家の)別荘
  にお出掛け為さいました。」と…。】



と言うのも、実は、【何故、ひなが(道明寺)邸に居ないのか?】と、言う事を、西田だけでは無く、無理矢理に近い形で、道明寺家の執事からも、司自身、訊き出して居たのだ。


実は、道明寺邸に帰宅した其の時の司の訊き方と言えば…。


「ひなが居ねぇ様だが…。
 何処に行ったんだぁ~⁉」と、威嚇するかの様に…。



だからだったのだろう。
此の時の西田だけでは無く、道明寺家の執事にしても、威嚇する様な其の時の司からの鋭い目付きに、同じ様な事を思って居たのだった。


“正直に、司様にお伝えした方が無難だろう。”と…。


だからだったのだ。
此の時の西田だけでは無く、道明寺家の執事は、司に、素直に、報告して居たという訳…だったのだ。


所謂、進 と 絵夢の息子で在る 歩も含めて、道明寺家の女性陣は、『海の日』で在る 其の年の7月の第3月曜日を含んだ三連休(土日祝)の初日で在る 土曜日から、海水浴の為に、道明寺家の別荘に遊びに出掛けて居たという事実を、此の時の司&進兄弟は、西田だけでは無く、道明寺家の執事からも聞かされて居たという訳…だったのだ。



だが、そんな話しを聞かされた時の司&進兄弟は、実は、自身達の姉で在る 椿に対して、対照的な反応をするのだった。


実は、此の事実を知った時の司は、自身に何の承諾も無く、自身の愛娘で在る ひなを、態々、休みにして迄、道明寺家の別荘に連れ出した事自体、自身の姉で在る 椿に怒って居たのだった。


云わば…。
そんな自身の姉で在る 椿に対して、“呆気に取られたわ。”と、云わんが如く、怒りの言葉を言い始める程…だったのだ。


「はぁ~??
 俺等の了承も得ず、勝手に、こいつ等を連れ出して…よ。
 いい加減にしろよ、姉ちゃん‼」と…。


だが、勿論と言うべきか?
此の時の司は、自身の姉で在る 椿からの反撃に有った事で言い返せる言葉も無く、遂に、黙ってしまった事は言うまでも無かったのだが…。



だが、実は、そんな司とは対照的に、此の時の進は、自身の妻で在る 絵夢 と 自身の息子で在る 歩を連れ出してくれた自身の姉で在る 椿に感謝して居たのだった。


何故なら…。
実は、此の時の進は、既に、予想して居たのだ。


自身の息子で在る 歩の夏休みと云えど…。
“此の先の自身の仕事(プロジェクト)は、忙しさが増すだろう。”と…。


だからこそ…。
事前に、其の土曜日から一泊二日の出張と成って居たのだから…。


だからだったのかも知れない。
自身の姉で在る 椿が、自身の妻で在る 絵夢 と 自身の息子で在る 歩を連れ出してくれた事に感謝して居たという訳…だったのだ。


実は、例え、自身の息子で在る 歩の夏休みと云えど…。
果たして、自身の息子で在る 歩の夏休み中に旅行に連れて行って遣れるのか如何か?
其の時点の進に置いても、“分からない。”と、言う方が正解な位…だったのだから…。



勿論、自身の幼少期の頃から父親が日本に居なかった絵夢にとっては、自身の夫で在る 進が忙しい理由(わけ)も、また、自身の夫で在る 進の家族への思いも理解出来て居たのだった。


だが、進 と 絵夢の息子で在る 歩にとっては、幼過ぎて、まだまだ、理解出来る状況に無かったのだ。


寧ろ、遊んでくれない自身の父親で在る 進に対して、歩自身の中で違和感を持たれるやも知れないのだ。


云わば…。
嘗ての司の幼少期の頃の二の舞かの如く…。


だからこそ…。
今回の『海水浴』に関して、此の時の進は、自身の姉で在る 椿に感謝して居たのだった。


何故なら…。
司の怒りに寄って、スケジュール変更する事態に成った事で、此の時の進は、結局、自身の息子で在る 歩と遊ぶ事が出来て居たから…だったのだ。



そして、自身の息子で在る 歩と遊ぶ内に、まだ、ビーチに居た自身の姪っ子で在る ひなの様子を盗み見し乍らも、此の時の進は思って居たのだった。


“ひなとは、こんな風に遊んで遣った事は無いに等しかったけど…。
 まだ、ひなが保育所に通って居た頃に、経った一度だけ、遊んで遣った事が有ったよ
 なぁ~。”と…。


だからだったのかも知れない。
羨ましそうな顔付きに成って自身(進) と 進の息子で在る 歩の遊んで居る姿を観て居たで在ろう ひなのそんな様子を見て居た進は、ディナーの時に、(自身の姪っ子で在る)ひなに話しして居たのだった。


「ひなは覚えて居ないかな?
 まだ、ひなが保育所に通って居た頃に、俺と一緒に、出掛けた時の事…。
 あの日が、俺と一緒に出掛けた最初で最後の日…だったと思う。」と…。


そして、実は、其の当時の頃の事を覚えて居ないひなにとっては、首を傾げて居ただけ…だったのだ。


なので、此の時の進は、其の当時の頃の話しを、其の場に居た道明寺家の面々の目の前で、話しし始めて居たのだった。



だからだったのかも知れない。
実は、そんな話しを、進から聞いて居た此の時の椿&司姉弟にとっては、辛い話し…だったのだ。


何故なら…。
進が自身の姪っ子で在る ひなを連れ出したのは、お盆休みに入った頃の事…だったのだ。


其の当時の進には、彼女が居た訳では無く、其の事を知って居た進の実姉で在る つくしから頼まれた事で、其の当時の進は、自身の姪っ子で在る ひなを連れ出して居たという訳…だったのだ。



【其の当時のつくしが自身の実弟で在る 進にお願いした時の話しとは…。


 「実は…ね。
  世間で言うお盆休み中に、お休みを取って、ひなを遊びに連れて行って上げたかったん
  だけど…。
  皆、同じ日にお休みが欲しいらしくて、スタッフの希望日が重なって、店長が困って居
  たから…。
  私が出る事にしたの。
  でも、ひなには罪は無いでしょ!
  だから…ね。
  私の代わりに、何処か、ひなを遊びに連れて行って貰えないかな?
  頼めるのは進しか居ないのよ。
  お願いします!」と、自身の頭を下げ乍ら…。


 だからだったのだろう。
 此の時の進は、思って居たのだ。


 “此れ迄、姉ちゃんには、色々と、迷惑を掛けて来た。
  俺で役に立つんだったら、俺がひなを連れ出して遣ろう。”と…。】


だからこそ…。
そんな話しを進から聞いて居た此の時の椿&司姉弟にとっては、辛い話しだと云えたのだった。



そして、自身の叔父で在る 進から其の当時の頃の話しを聞いて居た当のひなは、思い出せない乍らも、何故か、其の当時、楽しかった事だけは思い出せて居たのだった。
誰と遊んだのかも、何処で遊んだのかも、どんな風に遊んで居たのかも、今と成っては思い出せないのに…だ。


だからだったのだ。
此の時の進は、此れ迄、ひなと一緒に暮らして来た中で、其の当時の頃の事が話題にも上がって居なかったので、薄々は感じて居たのだった。


“まぁ~、そんなもん何だろうな。
 其の当時のひなは幼過ぎて、其の頃の事を覚えて居る訳無いよな。”と、残念そうに…。



だが、そんな話しを進から聞いて居た此の時の椿&司姉弟が辛そうにして居るそんな様子を見てしまった其の後の進は、思って居たのだった。


“皆の前で話さなかった方が良かったのかも…。”と…。



其れでも、司は、思って居たのだった。


“此れ迄、ひなからもそうだったが…。
 進からも、つくし と ひなの生活振りを訊く事が出来て、其れ迄、どんな風に、つくし 
 と ひなが生活して来たのか?
 分かった様な気がするぜ‼
 俺にとっては、後悔だけしかねぇが…な。”と…。


そして、椿もまた、後悔して居たのだった。


“あの頃に、司の記憶が早く戻る様に、私が、もっと、頑張るべき…だったわ。”と…。


そんな風に考える様に成って居た其の後の椿は、自身の弟で在る 司に対して、此れ迄以上に、口出しする様にも成って居たのだった。



fin

椿からの追及【会いたい】…<つかつく>  番外編




【『司の思い【会いたい】…<つかつく>  番外編』 と 『楓の言い分 と 椿の思い
 【会いたい】…<つかつく>  番外編』のエピローグ】


椿は、【『司の思い』を知った事】 と 【自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に司から聞いた話しを話しして居る間】に、疑問に思う事が有り、態々、日本に帰国して迄、あきらを呼び出して、自身が疑問に思って居る事を訊き出すのだった。


【椿の疑問とは…。


 “と言う事は、司の其の10年後は、司自身、如何すると言うの?
  まさか…司は、変な事を考えて居ないわよね?”と…。】


だからだったのだ。
此の時の椿は、自身の弟で在る 司が、自分自身のそんな思いを伝えて居るというあきらを呼び出す事にしたという訳…だったのだ。



だが、あきらは、あきらで、司の姉で在る 椿から呼び出された理由(わけ)が分からず、驚愕するしか無かったのだった。


何故なら…。
あきらにとっては、司の姉で在る 椿から呼び出される理由が見当たらなかったから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時点に於いてのあきらにとって、司の姉で在る 椿から呼び出された理由(わけ)について、疑問でしか無かったのだった。


だが、司の姉で在る 椿からの話しを聞いた事で、何故、自分自身が呼び出されたのか?
理由が分かったのだった。


【あきらが呼び出された時の司の姉で在る 椿からの話しとは…。


 「あきらに訊きたい事が有るのよ。
  司は、何故、『10年』というキーワードしか観て居ないのかしら?
  理由は、司からも、ちゃんと、聞いて居るんだけど…ね。
  其処迄、『10年』というキーワードに拘る必要性が何処に在るのかしら?」と…。】



実は、此の話しに関して、司本人から話しを聞いた事で、全ての『司の思い』を知って居るのは、あきら と 現在では、あきらの妻と成った 桜子しか知らない話し…だったのだ。
勿論、司本人から話しを聞いた事で、其の事を知って居た司の姉で在る 椿は、あきらを呼び出す事にしたのだから…。



そして、実の事を言うと、あきら自身も、事前に、司の姉で在る 椿に断りを入れる事無く、勝手に、自身の妻と成った 桜子を、此の場に連れて来た事について、遅れ馳せ乍らも、司の姉で在る 椿に詫びを入れるのだった。


「姉ちゃん…勝手に、俺の妻の桜子も一緒に連れて来た。
 実は、桜子も、俺と一緒に、司からの話しを聞いてたんだわ。
 だから、良いよな?」と…。



と言うのも、実は、司の姉で在る 椿から話しを聞いた此の時のあきら自身、自身の妻と成った 桜子を其の場に一緒に連れて来た事に関して、“そんな俺自身を褒めて遣りてぇ‼”と、思える程…だったのだ。


何故なら…。
此の時のあきらは、司の姉で在る 椿からの呼び出しを受けた事で、自分自身だけで司の姉で在る 椿に対応出来るのか?
不安が過ったから…だったのだ。


だからだったのだ。
其の理由(わけ)を知って居るあきらは、自身と同じ様に、其の理由(わけ)を知って居る自身の妻と成った 桜子を、此の場に一緒に連れて来た事について、そんな自分自身を称えて居たのだった。


だからこそ…。
此の時のあきらは、自身の妻と成った 桜子も一緒に連れて来た事に関して、先ずは、司の姉で在る 椿に詫びを入れて居たという訳…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時の椿は、桜子の方を向いて、了承の意を伝えるのだった。


「そうなのね、良いわよ!
 私自身、三条さんとは、初めてでは無い様だし…。
 実は、あなた達が、まだ、英徳高校に通って居た頃、一度、私は、三条さんと会ってるわ
 よね?
 だから、良いわよ。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の桜子は、其の当時の自分自身の事を思い出したという事も有り、桜子自身の顔付きは苦笑いだったのだが、自身の夫で在る あきらに恥を掻かせる訳にはいかないし、現在では、姻戚関係に在る 司の姉で在る 椿にお礼の言葉を伝えるのだった。


「了承下さり、有難う御座います。」と…。



其処で、此の時の椿は、漸く、本題に移ろうとするのだった。


「まだ、進 と 絵夢ちゃんがお付き合いして居た頃に、あきら と 三条さんは、司から
 話しを聞いて居たのよね?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、補足を入れ乍らも、司の姉で在る 椿に話しするのだった。


「ああ、其の通りだよ。
 其の当時には、既に、将来的に、進 と 絵夢は、結婚する事に成って居た。
 其の当時の進 と 絵夢は、唯、付き合ってるんじゃ無くて、既に、両家の親達が認めた
 婚約者同士…だった。
 だからこそ、司は、自分自身の中に在る 秘めた思いを、其の当時は、まだ、将来的に、
 進の結婚相手に成る予定だった(進の彼女の)絵夢の兄貴で在る 俺と、俺の妻の桜子に
 だけ話ししてくれたんだと思うわ。
 (仲間以外には)誰にも言わず、内密にする事を条件に…。
 何せ、其の当時の道明寺家 と 美作家は、何れ、姻戚関係に成る予定だった訳だから…
 よ。
 俺 と 桜子に、“将来の進 と ひなの事を託してぇ‼”と、いう思いが、司の中に有って
 の事の様…だったわ。」と…。



だからだったのだ。
此の時の椿は、あきらに話しし始めるのだった。


「さっきも言ったんだけど…。
 勿論、司から、直接、聞いた話しでは無いんだけど…ね。
 実は、司が、其処迄、『10年』というキーワードに拘る必要性が何処に在るのか?
 私の中では、如何しても、気に成って仕方無いのよ。
 所謂、司から聞いた話しをお母様にお話しして居る内に、司の胸に秘めた思いに気が付い
 たというのか?
 疑問に思ったというのか?
 でも…ね。
 司に訊いても、私には言ってくれない様な気がして、あきらを呼び出したという訳なの
 よ。」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時のあきらは、司の姉で在る 椿が、何処迄、司から話しを聞いて居るのか?
疑問に思ったので、其処の処を、司の姉で在る 椿から訊き出そうとするのだった。


「で、姉ちゃんは、司から、どんな話を聞いて居るんだ⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時の椿は、あきら と 桜子夫婦に話しし始めるのだった。
司から聞いた例の『10年間』の話しの事を…。


だからだったのだろう。
此の時のあきら と 桜子は、同じ様な事を思って居たのだった。


“と言う事は、姉ちゃん(椿さん)は、【何故、牧野(先輩)が28歳という若さで逝かなけ
 れば成らなかったのか?】
 姉ちゃん(椿さん)は、司(道明寺さん)から理由(わけ)を聞いてねぇ(ない)って、
 話しだよな(お話しですわね)?
 と言う事は、姉ちゃん(椿さん)は、例の赤札の件は、司(道明寺さん)から聞いてねぇ
 (ない)って事か(事ですわね)?
 じゃあ、其の件に関しては、(お)話ししねぇ(し無い)様にしねぇとな(し無いとです
 わね)。”と…。



其処迄、思って居た此の時のあきらは、司の姉で在る 椿に話しし始めるのだった。


「姉ちゃんの言う通り、司は、牧野が、母親として、ひなを育てた『10年間』と同じだけの
 『10年間』を、ひなの父親として、ひなに捧げるつもりの様だわ。
 勿論、詫びのつもり何だろうけど…よ。
 進にも、『10年間』、立派な企業人として、道明寺HDを支えて行ける様に育てるつもり
 の様だけど…な。」と…。


だからだったのだ。
あきらからそんな話しを聞いて居た椿は、あきら と 桜子夫婦に訊き始めるのだった。


「其れよ、其れなのよ。
 『10年間』は、進 と ひなちゃんの為に、尽力するという事は、私も、司から聞いた
 わ。
 でも、良く考えて視てよ。
 其の後(あと)の司は、如何するつもりなのかしら⁉
 あなた達は、司から、何か聞いて無いのかしら?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のあきら と 桜子は、お互いの顔を見合わせて居たのだった。


何故なら…。
司から言われて居たのだ。
「誰にも言うな‼」と…。


だからだったのだ。
其の後のあきら と 桜子は、お互いの顔を見合わせた後、口を噤むのだった。



だからだったのかも知れない。
此の時の椿は、思って居たのだった。


“あきら と 三条さんは、きっと、司から、何かを聞いて居るんだわ。”と…。


だからだったのだろう。
此の時の椿は、そんなあきら と 桜子に追及を開始し始めたのだった。
所謂、此の時のあきら と 桜子は、椿からの追及に合って居たという訳…だったのだ。


「あきら と 三条さんは、きっと、司から、何かを聞いて居るのよね?
 だったら、姉の私にも、教えなさいよ‼」と…。



だからだったのだ。
そんな椿からの追及に対して、“逃れる事が出来そうにねぇ(無い)。”と、判断した此の時のあきら と 桜子は、“司(道明寺さん)…、申し訳ねぇ(御座いません)。”と、それぞれの心の中で詫びを入れ乍らも、此の時のあきらと 桜子は、10年後の『司の思い』について、司の姉で在る 椿に話しし始めるのだった。
勿論、他言無用を条件に…。



だからだったのかも知れない。
あきら と 桜子夫婦からそんな話しを聞いた此の時の椿は、自身の弟で在る 司がそんな事を考えて居たのだという事を知り、ショックを受けるのだった。


だからだったのだろう。
此の時の椿は、力無く、更に、あきら と 桜子夫婦に訊き始めるのだった。


「と言う事は、其の10年後迄、残りは、後、何年残って居るの?」と…。


其処で、あきらは、そんな風に、自身達に訊いて来る司の姉で在る 椿の様子を観乍らも、椿から訊かれた事について、返答するのだった。


「後2~3年って、処じゃねぇか?」と…。



だからだったのかも知れない。
其れ以上の言葉を発する事が出来無い椿が出来上がって居たという訳…だったのだ。


勿論、そんな様子の司の姉で在る 椿を観て居たあきら と 桜子夫婦も、また、其れ以上の言葉を発する事が出来無かったのだ。


だからだったのだ。
其の場は、静まり返るのみ…だったのだ。




PS.


あきら と 桜子夫婦と別れた後の司の姉で在る 椿は、勿論、あきら と 桜子夫婦から聞いた司の話しを、其の後も、誰にも話しする事はし無かったのだ。


だが、自身の胸に秘めた思いは、例の10年が経った後、司に言うつもりで居たのだった。


「ひなちゃんの花嫁姿を観ないつもりなの?
 ひなちゃんの赤ちゃん…。
 司の…自分自身の孫を抱いて上げるつもりは無いと言うの?
 其れに、司がそんな事を考えて居るのだと知ったら、司は、きっと、つくしちゃんから怒
 られるわよ!」と、脅しを掛けるかの如く…。


云わば…。
此の時点に於いての椿は、例の10年が経った後、司の考えを阻止するつもりで居たのだった。



fin

楓の言い分 と 椿の思い【会いたい】…<つかつく>  番外編




【『あきらの心配【会いたい】…<つかつく>  番外編』 と 『司の思い【会いた
 い】…<つかつく>  番外編』のエピローグ】


実は、其れでも、腑に落ちて居ない其の後の(椿の愛娘で在る)杏は、(司の愛娘で在る)ひな と 自身達の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に其の時の話しをする事にしたのだった。


「実は、ママは、日本で、司叔父様と、何か話しして居た様子…だったんだけど…ね。
 日本から戻って帰って来る間中(あいだじゅう)…ママの様子が変だったの。
 何か、上の空というのか?
 私の話しを聞いてくれて居ないというのか?
 ママの場合、そう言う事は、良く在る話し…何だけど…。
 今回は、何か、何時(いつ)もと違うというのか?
 兎に角、何か、何時(いつ)もと違って居たの。
 だから、一応、ママに訊いて視たの。
 “ママ…如何したの⁉
  何か有ったの?
  今日のママは、何か変だよ‼”って…。
 そうしたら、事も無げに、ママに返答されちゃったのよ。
 “何も無いわよ。”って…。
 でも、“ママ と 司叔父様との間で、絶対、何か有ったに違いない。”って、確信した私
 は、気に成って仕方無かったのよ。
 だから…ね。
 ひなちゃんにも、此の話しをして視たの。
 で、ひなちゃんから司叔父様にも聞いてくれたみたいだったんだけど…。
 “何もねぇ(無い)よ。
  其れに、心配すん(する)な‼
  姉ちゃんとは、喧嘩してねぇ(無い)から…な。”って、ひなちゃんは、司叔父様から
 言われたらしいの。
 ママ と 司叔父様との間に、何も無いのなら、私は、良いんだけど…ね。
 其れでも、ちょっと、気に成るから、“お祖母様にお話しして視よう!”と、考えた訳…な
 のよ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のひな と 杏の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の外孫で在る 杏に言って除けるのだった。


「分かったわ。
 此の件に関しては、私(わたくし)に任せて貰えるかしら?」と、訊くかの様に…。


だからだったのだ。
自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に逆らう事の出来無い此の時の杏は、“お祖母様にお任せし様!”と、思えた事で、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に即答するのだった。


「はい、分かりました。
 宜しくお願いします。」と…。



そして、其の後の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の娘で在る 椿を、道明寺HD内の自身の執務室に呼び出すのだった。


何故なら…。
其処で、自身の娘で在る 椿から訳を訊き出す事にしたから…だったのだ。


「杏から聞いたんだけど…日本で司と何か有った様ね?
 司と何が有ったと言うの⁉
 司との喧嘩の原因は、私(わたくし)が椿に頼んだ事が原因なのかしら?」と…。


其処で、此の時の椿は、悩み始めるのだった。


何故なら…。
自身の弟で在る 司との約束事では在ったのだが、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓には隠し通せない事を知って居る椿…だったからなのだ。


勿論、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの其の後の追求の強さに関しても、然り…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の椿は、“如何すれば良いのかしら?”と、悩み始めたという訳…だったのだ。


勿論、此の時の椿が選んだ結論は、“(自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に)伝えるしか無い。”と、言う思いだったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の椿は、密かに、思って居たのだった。


“司…ご免なさいね。
 お母様には逆らえないわ。”と…。


だからだったのだろう。
此の時の椿は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、司から聞いた話しを伝える事にしたのだった。


だが、此の時の椿は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、司から聞いた話しを話し乍らも、ふと、“うん⁉”と、思い始めたのだった。



其れは、司からの話しを聞いて居た時のあきらと同じ疑問…だったのだ。


実は、司の姉で在る 椿よりも先に、あきらも司からの話しを聞いて、不安に思った事が有ったのだ、
其の時の司からの話しは、こう…だったのだ。


「進には、あきらが就いてる。
 其れに、ひなには、姉ちゃんが就いてる。
 だから…よ。
 俺の10年後は、つくしの下に居てぇんだわ。
 でも、此の話しの事は、あきらの中だけに置いて置いてくれ‼」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の椿の思いは、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、司から聞いた話しを話し乍らも、思うのだった。


“と言う事は、司の其の10年後は、司自身、如何すると言うの?
 まさか…司は、変な事を考えて居ないわよね⁉”と…。



其処で、此の時の椿の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、何処か、上の空に成って居るで在ろう 自身の娘で在る 椿に言って除けるのだった。


「椿…今、何を考えて居らっしゃるのかしら?」と…。


だからだったのだろう。
漸く、我に返った椿は、自身の疑問に関して、まだ、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言わずに、取り敢えず、司から聞いた話しを伝えるに留めたのだった。


何故なら…。
「今から話しする内容は、(将来的には、進の結婚相手に成る 現在の)進の彼女の絵夢の
 兄貴で在る あきらと、其の妻の三条しか知らねぇ(無い)話し…何だわ。」と、司自身が言って居た通りに、椿以外にも、此の話しに関して知って居るのは、あきら と 桜子夫婦だけという事に成るのだ。


だからこそ…。
此の時の椿が、例え、自身の母親で在ったとしても言える筈も無く、其の後の椿は、あきらを呼び出して、自身が疑問に思って居る事を訊き出す事にしたのだった。



だが、自身の娘で在る 椿からの話しを聞いた其の後の椿の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとっては、不満でしか無かったのだった。


何故なら…。
自身の娘で在る 椿から聞いた話しの内容だと、自身の息子から、「(自身の息子で在る)司(俺) と (自身の内孫で在る)ひなの事は放って置いてくれ‼」と、言われた事に成るのだ。


しかも、此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、「(ひなは)一端(いっぱし)の大人だろ。」と、いう理由だけで、“私(わたくし)は、(自身の息子で在る)司 と (自身の内孫で在る)ひなにとって、「用は無い。」と、(自身の息子で在る)司から言われた様なモノだわ。”と、感じてしまって居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、不満でしか無かったという訳…だったのだ。



と言うのも、自身の娘で在る 椿から聞いた話しの内容だと、自身の内孫で在る ひなには、現在の所、『彼氏は居ない。』という話しなのだ。


其れに、しかも、現在の自身の内孫で在る ひなは、30歳前の年齢に達して居たのだ。


だからだったのかも知れない。
結婚適齢期で在る筈の自身の内孫で在る ひなの婚期が遅れる事を、椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、心配して居たのだ。


其れを、まるで、『お節介焼き』の様に思われて居る事自体も、また、“心外だわ。”と、此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が不満に思って居る理由の一つ…だったのだ。



だが、司にとっては、過去に、司自身も、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から受けた思いが有ったのだ。


其の当時の司は、30歳を過ぎ様とも、一切、結婚する気等無く、寧ろ、“独身の方が居心地が良い。”と、考える程…だったのだ。


だからこそ…。
其の当時の司にとって、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の行動は、『要らぬお節介』という認識しか無かったのだ。


何故なら…。
結婚する気の無い息子に対して、何度も、何度も、見合い話を持って来るから…だったのだ。


だからだったのだ。
其の当時の司は、“此れが、鬱陶しいと言わずして、何なんだ‼”と、言いたく成る程…だったのだ。


其れは、まるで、現在で言う所の『セクハラ行為(*)』と、取られても仕方の無い状況だと言える程…だったのだ。
現在に於いてなら、間違い無く、其の事に関して、訴えられるで在ろう。


だからこそ…。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなに結婚する気が無いので在れば、“放って置いて遣って欲しい。”と、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言いたかったのだ。



だからだったのかも知れない。
其の後、自身の姉で在る 椿からのそんな詫びの話しを聞いた此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に対して、其の事を咎められるのは、“親父だけだろう。”と、考えた事で、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に相談するのだった。


何故なら…。
自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の行動について、其の当時の司は、“此れが、鬱陶しいと言わずして、何なんだ‼”と、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に相談した事で、解決した経緯が有ったから…だったのだ。


だからこそ…。
再び、自身の愛娘で在る ひなの為に、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の行動について、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に相談したという訳…だったのだ。


勿論、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から咎められた此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の言い分は、不服の言葉としか言い様のない言葉…だったのだ。


「其れでは、まるで、私(わたくし)だけが悪いと言われて居る様なモノじゃ在りません
 か?
 私(わたくし)は、孫が可愛い故に、話しを進め様として居る迄の事…。
 ひなに無理強いする気は、毛頭御座いませんわ。
 人聞き悪い様な言い方は為さらないで下さい。
 其れに、ひなには、母親で在る つくしさんが居ないんです。
 ですから、私(わたくし)がひなの事を気に掛けて遣らないといけないんですよ。」と…。


だが、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、更に、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言って除けるのだった。


「現代に於いて、此のケースは、『セクハラ行為』と、取られて、訴えられる事も有る。
 だからこそ、『要らぬお節介』はし無い方が得策だろう。」と…。


だが、其れでも、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、更に、不服の言葉を口にするのだった。


「私(わたくし)が心配して居るのは、自身の孫娘の事ですわ。
 家族間で、『セクハラ行為』も有ったモノじゃ御座いませんわ。
 変な言い掛かりは止めて下さい。」と…。


だが、其れでも、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、三度、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言って除けるのだった。


「確か、君は、司の時も、今と同じ様な事をして居たな。
 其れで、君は、司から嫌われたんじゃ無かったのかな?
 今思えば、“あの当時に、司が君からの見合い話に応じて居なくて良かった。”と、私は、
 思って居るよ。
 もし、あの当時に、司が君からの見合い話に応じて居れば、間違い無く、今の司は、ひな
 と会う事は無かっただろうからな。
 きっと、司は、其の事を後悔して居ただろう。
 だからこそ、此れで良かったんだよ。
 だから、司の言う通り、ひなの事は、一端(いっぱし)の大人と認識した上で、ひな本人
 に任せて置けば良い。
 何か有れば、ひなの方から言って来るだろう。」と…。


だからだったのかも知れない。
未だ、不満では有るのだが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に逆らえないという事も有り、自身の夫の言う通りにするのだった。


だが、其れでも、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に対して、反論の言葉を言いたかった事は、事実…だったのだ。


“何か有ってから、私(わたくし)に連絡して来たのでは遅い様に思うのですが…。”と…。


勿論、此の言葉は、自身の喉の奥に引っ込めた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だった事は言うまでも無かったのだった。



fin



<此の二次小説『楓の言い分 と 椿の思い【会いたい】…<つかつく>  番外編』の中
 に出て来る『セクハラ行為(*)』の件についてですが…。
 お調べした処に寄ると、此の様なケースも、『セクハラ行為』と成り得るとの事でした。
 勿論、家族間では微妙との事でしたが…。
 ですので、こういう形で、記載致しました。
 了承の程、宜しくお願い致します。>