Valentine party【従兄妹物語】…<つかつく> 番外編⑦
<表現の中に、不快に感じるで有ろう箇所も含まれています。
お詫びします。>
司のキープの部屋に向かう為の最上階専用エレベーターに乗っている間も…。
廊下を歩いて居る間も、司は、つくしの肩を、司の方へ引き寄せ、つくしの肩を抱き締めていた。
そして、司のキープの部屋に入り、キーを閉めた途端、司が、背後から、つくしに抱き着いた。
「司、如何したの?
気分が悪い?」
「否、そんな事ねぇよ。
それ処か…。
お前ぇを抱き締めたくて仕方ねぇんだよ。」
「えっ??」
つくしは、一瞬、桜子が、言って居た事と違うと、思って居た。
けれど…。
“何か、司が、いつもと違う…⁉”と、つくしは、感じていた。
いつもなら、問答無用で、『ベッドルーム』 or 『バスルーム』 の筈が…。
今日は、唯、抱き締められているだけだった。
司は、頻りに、つくしの項に、つくしの耳元に、鼻を着けて、つくし自身の香りを楽しんでいた。
元々、つくしは、お嬢様で有りながら、香りは、余り着けたりしていない。
つくしが、身に纏って居る香りは、つくし自身のモノだった。
そのつくしの香りを楽しんで居る司…。
司が、つくしに声を掛けた。
「なぁ~、つくし。
お前、良い匂いすんだよな。
何時までも、嗅いで居てぇ~‼」
と、司は、つくしの項に、つくしの耳元に、鼻を着けたままで居た。
つくしは、今日の司は、何かが違うと思うのだった。
“やっぱり、桜子の言う通りなのだろうか?”と、思うつくしだった。
そんな時、司が、聞いて来た。
「このまま、良いか?」
「えっ??
何の事…⁉」
つくしは、首を傾げていた。
その姿にも、司は、煽られ始めていた。
司は、つくしの首に顔を埋めていたので、つくしが、首を傾げた瞬間、つくしの項から、司の鼻が離れた。
その時に、司が、口を開いた。
「なぁ~、つくし。
このまま、つくしの匂いを嗅いで居てぇんだ‼
良いか?」
本当に、余りにも、いつもと違う司の態度に、つくしは、オドオドするばかりだった。
そして、司は、ソファに移った後も、つくしを司の膝の上に座らせて、つくしを背後から抱き締め、頻りにつくしの香りを楽しんで居た。
つくしは、司のされるがままに、じーっと、司につくしの身を預けていた。
どの位、つくしは、司のされるがままに居たのだろうか?
そうこうしてる間に、今度は、司は、背後から、つくしの唇を堪能し始めた。
つくしは、“結局、いつも通りなのか?”と、思って居たのだが…。
如何も、司は、kissを堪能したかっただけの様子だった。
そのkissも、どれ位の時間、司は、つくしの唇を堪能して居ただろうか?
司は、満足した様に、ベッドルームにつくしと入り、服を脱ぎ出した。
そして、司は、下着姿のまま、ベッドに横に成った。
そして、司は、つくしを自分の方に引き寄せ、つくしを抱き締めた。
そして、そのまま、司は、つくしの項に、つくしの耳元に、鼻を着けたまま、香りを堪能しながら、眠りに着いた。
司は、無邪気な顔付きの子供の様な寝顔のまま…眠りに着いた様子だった。
そして、つくしも、何も考えず、久し振りに、ぐっすり、眠りの世界に堕ちたのだった。
で、大変だったのは、朝、起きた後だった。
司は、ぐっすり、眠れたからか?
寝起きは、ばっちりだった。
だが、そんな所じゃなかった。
何故、こうなったのか?
訳が分からずに居た司だったのだ。
司は、“昨日の『Valentine chocolate』 or 『Hot wine』に何か細工が有ったんじゃねぇのか?”と、言う考えに至った。
“と言う事は、俺は、罠に嵌ったって事だよな?”と、思う司だった。
司は、悔しさを滲ませていた。
“舐めた事をしてくれんじゃねぇかよ‼”と、怒り心頭で居た。
司のパートナーで在るつくしは、まだ、『眠り姫』状態だった。
司は、つくづく思って居た。
“今日(2月15日)は、夕方の会食だけに、スケジュール変更させて於いて良かった‼”と…。
そうと、分かれば、“つくしを今から、堪能して遣ろうじゃねぇか?”と…気合を入れる司だった。
何も知らずに、未だ、『眠り姫』状態のつくし。
危うし、つくし…。
早く気付け…‼ ←誰の声…⁉ by 天の声
で、司のkissで起こされたつくしは、司の思惑通り、つくしは、その後、司の餌食と成った。
結局、司が、満足するまで、司は、つくしを離さなかった。
つくしは、司の『野獣の瞳(め)』に怒りが籠って居る事を知ってしまった。
何故なら…‼
「つくし、舐めた事、してくれたじゃねぇか?」
と、ドスの効いた声で、つくしは、脅しを掛けられていたので、司に身を預けるしか無かったので有った。
つくしは、思った。
“桜子~⁉
そんな事、聞いて無いわよ~‼”と…。
結局は、何時もの倍にして、司から返されてしまったつくしだった。
その日は、朝から夕方近くまで、離してはもらえず、一日が過ぎて居ったつくしだった。