tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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バラバラの果てに…<ALL CP>  6.





<それぞれのご挨拶の会話に関しては、日本語表記を致して折りますが、英語にて挨拶し
 ていると認識してご覧下さいませ。>



それから1ヶ月後、道明寺HD主催のパーティーが開催された。


そのパーティーには、桜庭コーポレーション・花沢物産・美作商事・大河原グループ・藤堂商事・茶道 西門流・旧華族 三条家が招待された。


まだ、司が記憶を取り戻した事、つくしが司のパートナーである事は、メンバーの誰にも知らされていなかった。



司がパートナーを伴ってパーティー会場に入って来た時、会場中だけではなく、F3&T2&静は驚愕していた。
司のパートナーがつくしなのだ。


知らされていないメンバーは当然では有るのだが…。
会場中が驚愕しても当然ではあった。


つくしは、戸籍上、桜庭家の娘で有るので、司にとっては身内という事にはなるのだが、司のパートナーは今まで楓 もしくは 椿 か 無しかの何方かだったのだから…、会場中がこの様な事態になる事は想定内であった。



そうこうしている間に、パーティーの始まりのアナウンスが司会者より有り、壇上には、道明寺HD 会長、社長、副社長で有る 司、桜庭コーポレーション 会長、社長で有るつくしの兄 浩一が上がっていた。


冒頭、道明寺会長より、挨拶が始まった。


「この度は、我が道明寺HD主催パーティーにお運び頂き感謝申し上げます。
 本日のパーティーは、プライベートではございますが、私共の息子で有り、道明寺HD
 の副社長で有る司の件のご報告を兼ねておりますので、後程、本人で有ります司よりご
 挨拶させたく存じます。
 本日は、桜庭コーポレーションの会長、社長にも壇上に上がって頂いております。
 今後、桜庭コーポレーションと道明寺HDは更なる発展の為、提携を強化する運びとな
 りました事を皆様にご報告致しますと共に私の挨拶と代えさせて頂きます。」


また、桜庭コーポレーション会長の挨拶と続いた。


「この度は、道明寺HD主催パーティー、おめでとうございます。
 このパーティーに私共をご招待下さいましたので、ご挨拶させて頂きます。
 御存じの通り、私共 桜庭コーポレーションの社長で有る私共の息子の嫁は、道明寺家
 のご令嬢で有ります。
 また、私共 桜庭コーポレーションの副社長で有ります娘のつくしが道明寺家の御曹司  
 司君とお付き合いをして居るという事が分かり、本日はパートナーで登場させた次第で
 有ります。
 今後も司君のパートナーがつくしと成るとは思いますが、皆さんに認識して頂けますよ
 う、宜しくお願い致します。」


この内容は、全て、道明寺会長と桜庭会長とが密談した結果の内容であった。


両会長の挨拶終了後には、がっちり握手して、パーティー出席者には、両家の盤石さをアピールした形と成った。


つくしは知らされていないだけに、父親で有る会長の言葉に、驚愕していた。
司とつくしは、付き合っていないのだから…。
司は元さやに戻る気、満々なので、桜庭会長の挨拶の言葉を利用しようとしていた。


この後、司の挨拶へと続いた。


「この度は、我が道明寺HD主催パーティーにお越し下さり、有難うございます。
 弊社の会長より挨拶が有りましたように、今後、桜庭コーポレーションと道明寺HDは
 更なる発展の為、提携を強化する運びとなりました。
 また、桜庭会長よりお話しがございました通り、私 道明寺司は桜庭家のご令嬢で有り
 ます、つくしさんとお付き合いをさせて頂いております。
 姉弟で同じ婚家となりますが、桜庭会長よりご理解を頂戴しております事を感謝してい
 ます。
 また、この機会に婚約致しました事を重ねてご報告申し上げます。」


司はして遣ったりでは有るが、つくしは何も聞かされて折らず、何の陰謀なのかと、疑いたくなっていた。


また、F3&T2&静が、“如何して言ってくれなかったのか?”というような目線をつくしに投げ掛けて来るのが気に成って仕方ないつくしであった。



勿論、パーティー後は、司とつくしを呼び出したF3&T2であった。


先ずは、あきらが先陣を切った。


「司、記憶を取り戻してるんだよな‼」


司は言ってなかった事を思い出し、体裁悪く苦笑いをして言った。


「ああ、悪ぃ‼
 言ってなかったよな(苦笑)。
 前回のつくしの報告パーティーで、俺が倒れた時に、実は、記憶を取り戻していたん
 だ‼」


F3、唖然である。


「「「………、はぁ~??」」」


類が司に苦笑いしながら、尋ねた。


「で、如何やって記憶を取り戻したの?」
「パーティーで、つくしの笑顔を見た時…。
 頭の中で何かが弾けたみたいになって、つくしの記憶が走馬灯のように頭の中で浮かん
 できて…。
 その後、気付いたら、病院のベッドの上だった。」


F3、苦笑いで有る。


滋がつくしに声を掛けて抱き着いて来た。


「良かったじゃん‼
 で、婚約までしてたなんて…。
 何時(いつ)したの、婚約?」


つくしは怪訝な顔になり、司に食って掛かって怒り出した。


「道明寺、私達、何時(いつ)、付き合い出したの?
 で、婚約も何時(いつ)、取り交わしたの?」


司は、負ける気はしていないので、親達の言葉を利用した。


「はぁ~??
 親達が話しを進めてんだよ。
 何時(いつ)、元さやに戻っても大丈夫なんだよ‼
 俺の記憶は戻ってんだ。
 つくしと付き合う事は当然なんだよ‼」


つくしは、怪訝な態度に成っていた。

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