tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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やっぱり、俺は…<つかつく>  7.




司君、Happy Birthday!!



<司side>


そして、俺の『Birthday party』の日が来た。


所謂、1月31日…。
其れは、俺の誕生日…。



俺は、前日に、つくしから、『Birthday present』を貰った。


「何が良いか、迷ったの。
 でも、私が、初めて司に『Birthday present』した司の顔型クッキーが良いかと、
 思って…。
 あの時も、司の『Birthday party』だったんだよね…。
 今、思うと、良い思い出だね。
 あの頃から…始まったんだよね。」
「………」


つくしは、涙ぐみ出した。


俺は、つくしの涙を見て、声を発する事が出来ずに居た。



そして、つくしは、渡すという事を思い出したのか?
つくしは、直ぐには、言葉が、出ない様子だった。


「………。
 あっ、そうだ。
 此れね、日本で焼いて来たの。
 あの頃よりは、上手く焼けてると思うんだけど…⁉」
「………」


慌てて、つくしは、照れ乍ら、俺に、クッキーの入った箱を差し出した。


俺は、更に、言葉が、出なかった。


そして、俺は、あの頃の様に、包装紙を無造作に破き、箱の蓋を開けて、涙が出て来た。


どんな高価な『Birthday present』寄りも…。
俺は、つくしの心の籠った『Birthday present』の方が、どんなに嬉しいか…。


俺は、つくしを引き寄せて、抱き締めて…。
暫く、離して遣る事が出来ずに居た。


初心に戻れた俺だった。



俺は、2~3日前に、親父の執務室に呼び出されて、親父から言われた。


「今年の司の『Birthday party』は、NYメープルで、執り行う事にした。
 まあ、お前等の粗相のせいで、つくしさんの立場が危うく成って居る。
 司とつくしさんは、普段、NY⇔東京間で、離れている。
 つくしさんに、茶々を入れようとする企業家が多いと、聞いた。
 お前とつくしさんは、両家の両親が認めた相手同士で有ると言う事を発表する必要が
 出て来た。
 だから、今後は、お前の言動にも、行動にも、『つくしさんを守る』という、責任が
 伴って来る。
 肝に銘じて於きなさい。」
「ああ、分かってる。」



そして、俺とつくしの『Birthday party』の前日は、メープルの俺のキープしている部屋に泊まった。


そして、朝から、つくしは、ヘアメイクスタッフに呼ばれて…。


エステ・ネイル・ヘアメイク・ドレスフッティングに余念がない様子だった。


で、つくしの準備が出来たという、スタッフの呼び出しに、ヘアメイクルームに行くと、つくしが、ちょっこんと、ソファーに座り、可愛くこっちを見た。


つくしは、立ち上がって、俺に言って来た。


「あっ、司っ‼
 如何…⁉
 似合ってる…⁉」
「………」


俺は、直ぐには、何も、応えられずに居た。
否、見惚れてしまって、応える事が出来なかった。


我に返った俺は、慌てて、つくしに応えた。


「ああ、良く似合ってる。
 可愛過ぎて…。
 言葉に成らねぇわ‼」


俺にそう言われたつくしは、顔を赤く染めて、照れていた。


そんなつくしを見て、俺も煽られて、思わず、照れてしまった。


そして、俺は、つくしに言って於いた。


「つくし、今日は、ぜってぇ、俺から、離れるなよ?
 お前は、危なっかしいから…な‼」
「えっ??
 酷いぃ~。」
「酷く何かねぇ。
 分かったか?
 つくしっ‼」


つくしは、不貞腐れて、ムスッとしていた。


そんな所も可愛いのだが…⁉


俺は、親父が言って居た…。


『つくしさんに、茶々を入れようとする企業家が多いと、聞いた。』


と、いう言葉が気に成って仕方なかった。


だから、俺の『Birthday party』に来てくれているF3には、こっそり、LINEで、伝えて於いた。


勿論、総二郎とあきらには、それぞれのパートナーであるつくしの親友にも言って於いてもらう様に伝えた。


滋は、三条から聞くだろうから、大丈夫だろ?



そして、パーティー会場に俺とつくしは入場した。
其処で、一斉に、会場内の視線が、俺等に向いた。


そして、挨拶をしたがる起業家の会長・社長ect…。
娘や孫娘を俺に会わそうとする奴等ect…。
遠巻きから見ている女共ect…。


で、会場内は、ごっ茶ご茶に成って居た。


それでも、唯、俺は、目を常に、光らせていた。

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