生まれ変わり…<つかつく> 6.
<一部の表現に、不快に感じるで有ろう箇所が含まれています。
お詫びします。>
美桜は、夢の中のつくしが言う、『生まれ変わり』の魂の話しを受け入れる事にした。
夢の中のつくしが言う、『司を許して上げて‼』…。
そして、優紀と桜子が言う、『道明寺さんを救えるのは、美桜さんしかいない』の言葉…。
美桜自信が、つくしの魂を受け継いで生まれて来たのなら…。
運命を受け入れる覚悟を決めた美桜だった。
美桜は、司にその事を伝えた。
先ずは、LINEで伝えた。
『つくしさんが私の夢の中に出て来て、話しを聞きました。
また、優紀さんと桜子さんがお見えに成り、道明寺さんとつくしさんの経緯(いきさ
つ)を伺いました。
正直、驚愕しました。
道明寺さんのお母様から、伺っていた話しと違い過ぎて戸惑いましたが、夢の中で仰っ
たつくしさんの言葉を信じようと思います。
運命を受け入れます。』と…。
司は、嬉しさの余り、直ぐ様、関西に飛んだ。
そして、美桜を抱き締め、言葉なく、司は、美桜にkissをした。
美桜も甘んじて、それを受け入れた。
此れで、司と美桜(=つくし)の運命が動き出したのだ。
F3&T3は応援してくれても、周りは認めてはくれない。
特に、楓は、20歳近いの歳の差が有る司と美桜を許す事は、中々、出来なかった。
しかも、司は、初婚だ。
楓には楓の夢が有った。
つくしが18歳と言う若い年齢の他界を知っても、悲しむ処か、寧ろ、喜んだのだ。
しかも、楓は、つくしの死を知っていたにも関わらず、亡くなった事を、記憶の戻った司には伝えなかった。
楓は、司を呼び出し、罵った。
「貴方と言う人は如何してそうなの?
一般家庭の娘を好きに成ったかと思えば、今度は、経営者の令嬢では有るが、20歳
近い年の差の有る娘を好きに成るなんて、言語道断よ⤵。
貴方は初婚なのよ‼」
最後には、楓は絶叫し始めた。
だが、司は、至って、冷静だった。
「言ったろ‼
美桜は、つくしの魂を持って生まれて来たんだよ‼
言うなれば、美桜はつくしの『生まれ変わり』何だよ‼
つくしは、俺にも、美桜にも、夢枕に現れて、その事は告げられている⤴。
俺は、美桜(=つくし)からは離れねぇよ‼
俺等を許さねぇなら、俺を道明寺籍から外してくれて構わねぇ‼」
司の真剣な顔付きに、楓は諦めるしか無い事を悟ったので有った。
そして、何年か経った後、両家から司と美桜(=つくし)の結婚が許された。
やっと、司と美桜(=つくし)の想いが通じたのであった。
F3&T3からも祝福を受け、照れながらも、司と美桜(=つくし)の二人は、幸せを噛み締めるのであった。
此れから先も生涯、司は運命を受け入れて、美桜(=つくし)だけを愛し続けるので有った。
fin