tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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後悔と言う名の元に…<つかつく>  13.




<司side>


つくしが手術を受け、成功後、翼と蘭は英徳高校を卒業した。
そして、その後、英徳大学 経営学部に進み、卒業した。


翼は英徳大学を卒業して直ぐ、俺に声を掛けて来た。


「親父、親父は英徳高校を卒業して直ぐ、渡米したんだよな?」
「ああ、まあ、俺の場合は、事情があっての事だったが…な。」
「ああ、それも知ってる。
 タマから、聞いたし…。」
「………」


俺は、何も言えなかった。
俺の不甲斐無さを息子に露呈された様で、悔しかったが…。


「親父、俺も渡米して、道明寺HDを親父のように、引っ張って行きてぇんだ‼
 親父みたいに出来るかは分からねぇが、遣って見てぇ‼
 祖父さんと祖母さんには了承してもらった。
 “直ぐにでも来い‼”って、言ってもらってる。
 お袋も親父が良ければ良いそうだ‼
 親父、良いか?」


俺は嬉しかった。
翼に息子に、親として認められたようで…。


それに、俺と容姿がそっくりで性格まで似てる翼に、俺には出来なかった事をして遣りてぇんだろ、親父とお袋は…。
それが分かってるから、“ダメだ‼“とは言えず、了承した。



蘭は、英徳大学を卒業後、道明寺HDに入社して、俺の秘書を遣っている。
秘書の仕事に関しては、西田が、蘭の教育係だ‼
きっちり、育ててくれた。



翼と蘭が、大学を卒業して、3年が経った。


蘭は、今では、俺が言わなくても、さっと、動いてくれる。
娘の成長を肌で感じられて、嬉しくて堪らなかった。


翼に関しては、親父は、“まだまだ…だ。”と、言いながら、翼の成長を喜んで居る様で、一頃からすれば、“今の方が元気なんじゃねぇの?”って、くれぇ、元気になってやがる。
“孫で、満たされるんじゃねぇ…よ‼”と、言いたい心境だった。


姉ちゃんは、“つくしちゃんのお陰だわ‼”と、つくしに感謝してやがる。



息子と娘の成長を肌で感じて喜んで居る時に、蘭から、とんでもねぇ事を告白された。


「パパ、今、良い?」
「ああ、良いぜ‼」
「パパ、怒らないで聞いて‼」
「はぁ~??
 何なんだ?」
「うん、私、類さんと付き合ってます‼」


俺は最大なる、否、多分、俺自身も今まで聞いた事のねぇくれぇ大きな声が出た。


「はぁ~‼」
「………、パパ、耳が壊れるよ‼」
「うるせぇ~‼
 蘭、俺は許さねぇぞ‼
 お前、類は俺と同い年だぞ‼
 おっさんだぞ‼
 分かって言ってんのか?」
「うん、分かってるよ‼
 でも、好きになってしまったら、仕方ないじゃん‼
 聞く処に寄ると、ママの初恋の相手なんでしょ、類さんって‼
 私、ママのDNAを真面に受けたみたいだね⤴。」


蘭は言ってはいけない一言を俺に言ってしまった様だ。
俺は見えてねぇが、多分、般若のような顔に成ってたんだろ⤵。
蘭の顔が、見る見る間に、驚愕して、蒼褪めて来た。


俺はこの世とは思えねぇ程の低い声が出た様で、蘭が一歩、引き下がった。


「蘭、俺は許さねぇからな‼
 そのつもりで居ろ‼」


そう言って、俺は、自室に戻った。


つくしが、何故、知っているかは分からねぇが、リビングで展開された俺と蘭の一悶着を想像出来たのか、俺に『よいしょ』をし始めた。


「司は、花沢類の事に成ると直ぐ、躍起に成るね⤵。」
「はぁ~??
 お前が、変なDNAを蘭に受け継がせるから悪ぃんじゃねぇの?」
「はぁ~⤵。
 私の責任ではないでしょ?
 花沢類と蘭が好き同士になったんだから、仕方ないでしょ?
 それに司には私が居るでしょ?」


俺はつくしのその言葉にニヤッとして遣った。


つくしは驚愕していたが…。


「その言葉を覚えて於けよ‼ 
 後悔しても知らねぇからな⤴。」


つくしは、“意味が違う‼”とか、“そんな意味で言ってない‼”とか、色々言い訳を言っていたが…。
“そんな事は知るかぁ~‼”だっーの‼


って、事で、その日の夜はつくしを餌食にして遣った。


つくしには、無理をさせてしまったが…。

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