tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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bad love…<つかつく>  19.




<19. は、少し、短めです。
 申し訳ありません。>



司とつくしの付き合いが発覚した今、司とつくしのお見合いも成立したのを機に、大河原グループは、兼ねてから道明寺HDより、打診の有った婚約成立の発表パーティーを行う事をつくしに伝えていた。


婚約発表をする事は、既に両家の両親で話しも纏まっていた。


そして、そのパーティーで、司とつくしの婚約発表をしようと画策していた、両家の両親達だったのだ。


今回の婚約パーティーだけではなく、道明寺HD主催パーティー・大河原グループ主催パーティー・その他、招待パーティーに関しても、今後の司のパーティーのパートナーはつくしが務める事と成る。


故に、この事で、大河原夫妻の悩みは、滋だった。


滋はつくしが居なければ、再起不能に成るのではないかと、危惧していた。


その為、大河原夫妻は、好きな相手が滋にも出来れば、また、変わって来るのではないかと、密かに期待していたので在った。


進にも相談して、進の知り合いをピックアップしてもらい、お見合いの打診をして、滋にお見合いを進めるも、いつも不発に終わっていた。


両親の落胆ぶりは相当なものだった。



誰にも言っては居ないが、滋には、密かに気持ちが持って行かれる出来事が在ったのだ。


実は、つくしが、朝帰りしたあの集まりの次の日、滋はお見合いの帰りに、偶然、メープルのロビーで、類と会ってしまっていたのだ。


滋は、類を見て、はっとして居たのだ。
一昨日の夜に見たプライベートの類とは違い、ビジネスモードの類に、滋は、好意を寄せてしまって居たのだ。
思わず、滋は類に声を掛けてしまっていたのだった。


「あの、つくしの婚約者の親友の方ですよね?」
「ああ、あの子の姉ちゃんだよね?」
「はい‼
 此処でお見掛けするだなんて、何か、奇遇ですよね?」
「そうかな?
 俺は、何とも思わないけど…?」
「………。
 この後、時間が有る様でしたら、少し、お茶しません?」


“まあ、時間が無い訳じゃないから良いか?”って思ってしまったのが、いけなかったのか?
類は、あれから、滋と会う度に、声を掛けられ、尚且つ、お茶 もしくは ランチ・ディナー問わず、食事に付き合わされる羽目に成っていた。


でも、良く見てみると、笑顔がコロコロ変わる様で、“表情が豊かなんだな‼”と、思ってしまったのは確かだった。


だが、好感が持てるかと訊かれれば、そうでは無いのは、類は確かな様だった。



唯、滋は違った様で、大河原夫妻、つくし、進は、滋の変化を読み取っていた。


何か、滋の中に起こっていると、思うも訊き出せないで居た。


つくしは父親から呼び出された。


「つくし、最近の滋は如何だ?」
「如何って?」
「何か、以前の滋と変化を感じるんだが…?」
「やっぱり、パパも感じていたんだぁ~??」
「って、事はつくしも何か感じていたんだな?」
「うん。
 如何言って良いのか、私も良く分からないんだけど…?
 明るく成ったと言うか?
 表情に柔らかさが出たと言うか?
 今までに、こんなお姉様を見た事が無いのよね?
 もしかして、何方か、お好きな方が出来たんじゃないかと思うんだけど…?」 


父親は、もし、つくしの言う事が本当なら、こんな有難い事は無いと思うのだった。


唯、“お相手の気持ちが如何なのかと言う事の難題は残っているのだが…?”と、思う父親だった。


つくしは、父親から、“相手が誰なのか探ってくれ‼”と、頼まれた事は言うまでも無かった。

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