tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

忘れ欠けていた…<総優>  17.




総二郎は、皆が帰った後、暫くは、リビングルームに居たが、優紀の様子を見に行く為、ベッドルームを覗きに向かった。


丁度、優紀は、一旦、目覚めた所だった様で、つくしを探している様子だった。


扉が開いた時、優紀は驚愕していた。


「つくし…?
 ???」


総二郎の顔を見た優紀は、驚愕して声が出せない様子だった。


「………」
「優紀っ‼」


総二郎の呼び掛けに、優紀は、ベッドから下り、総二郎を振り切って、部屋から出ようとしていた。


「優紀、待ってくれっ‼」


総二郎は、思わず、優紀の腕を掴んで、優紀を制止させた。


「優紀、俺を見てくれっ‼
 俺は、優紀の傍に居る。
 もう、優紀から、離れねぇ‼
 優紀の不安の全てから俺が守る。
 優紀の不安材料、全てから、俺は守って見せる‼
 俺は、優紀の傍に居てぇ‼
 優紀の傍に俺は居て良いか?」


優紀は震えていた。


優紀は、過去に受けた辛さを味わった女性達の顔が、優紀の頭を過ったのだ。


優紀は、驚愕した顔付きに成っていた。


総二郎は、優紀の背後から抱き締めて言った。


「優紀、身体が震えてるな…。
 怖ぇよな…⁉
 怖ぇのは俺か?
 それとも、俺の背後に在る者か?
 それとも、両方か?」


優紀は、震えるだけで、答えなかった。
否、答えられなかった。


「………」
「優紀、お前の震える原因の恐怖からも、俺の…、馬鹿だった俺を含めた全てから、俺
 は優紀を救って見せる‼
 俺を信じてくれねぇか?」


総二郎は、優紀が震えているのは分かって居るが、総二郎を拒絶しないで居てくれている事に気を良くして、優紀を寄り一層、強く抱き締めて居た。


総二郎は、遠慮がちに抱き締めて居たのだが、優紀が、総二郎の腕にしがみ付いて来る事が嬉しくて仕方なかったのだ。


“拒絶されて居ねぇんだ。”と、“ほっ”と、している総二郎が其処には居たのだった。



唯、優紀は、震える身体を何かに捕まって居ないと足から『がくがく』と、崩れそうに成っていた。
優紀は、総二郎の腕にしがみ付く様にしていたのは、無意識の行動だった。



優紀は今の現状を如何したら良いのか、分からずに居た。
理解する事が出来ずに居たのだ。


優紀は、止め処なく涙が溢れて来て仕方なかったのだった。



暫く、そうしていた総二郎と優紀だったが、優紀は、崩れ落ちる様に床に倒れ込んだので、総二郎は優紀を抱き上げてベッドに寝かせた。


総二郎は、優紀から離れる事が出来ず、ベッドにいつの間にか眠り込んで居る優紀の頭を撫でながら、優紀に声を掛けていた。


「優紀、ごめんな。
 俺、全然、知らなくて…よ。
 優紀が心も身体も傷付いて居ても、何も俺は知らず、詫びる事もしねぇで居たとは…
 な。
 それに、知らなかったとは言え、尚も、俺は、『女遊び』を続けてた。
 滑稽だよな。
 知った時には、優紀から、拒絶されてるんだから…な。
 優紀、俺な…⁉
 俺が優紀を好きに成りさえすれば、優紀もまた、“俺を受け入れてくれる‼”って、何
 の根拠もねぇのに、自信が有ったんだ‼
 『女は、俺を拒む訳ねぇ‼』って、何の根拠だろうな…。
 バカげた自身だよな…
 優紀…‼
 本当に、済まねぇ‼
 目が覚めたら、俺を許してくねぇ…か?」


総二郎は、眠っている優紀に、独り言の様に、訴えかけていた。




其れからの総二郎は、どんなに優紀に、拒絶されても、受け入れてもらえなくても、拒まれても、優紀に尽くし続けた。


優紀の送迎をも、“一人は、危ねぇ…から‼”と、優紀を言い包めて、総二郎の気持ちを優紀に押し付ける様に、自宅前・幼稚園の門の辺りで、毎日の様に待ち伏せして居た。


に至っては、そんな総二郎の様子に、“そんなに、二郎が、女性に尽くすタイプだとは知らなかった。”と、謂わしめる程、総二郎は、優紀に尽くしていた。



総二郎は、心の中で、に、悪態を付く事も、忘れては居なかった。


“優紀だけ何だよ…‼
 俺が、女に尽くすのは…‼”と…。




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