tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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好きなのに…(続編)<総優>  4.


【恋人 編】


某日、家元と家元夫人は、優紀の両親に会う為に、優紀の実家に来ていた。
そして、挨拶を交わした。


まずは西門家から挨拶をした。


「私は総二郎の父親の西門修一郎と申します。
 此れは、妻の家元夫人です。」


家元夫人が挨拶をした。
「宜しくお願い致しますわ。」


次は松岡家より挨拶をした。


「私は優紀の父親で、此れが優紀の母親でございます。」


優紀の母親が挨拶をした。
「宜しくお願い致します。」


改めて、家元より話を始めた。


「今日、時間を作って頂いたのは、言うまでもなく、私共の愚息の事でして…。」
「息子の総二郎は、優紀さんのお陰で、男にしてもらって、やっと、一人前になろうとし
 ておりますの。」
「私共の愚息の嫁には、優紀さんを…と、考えています。」
「と、言うより、私(わたくし)は、優紀さん以外、考えておりませんのよ。」
「如何でしょうか?」
「「………」」


"流石、押しの強さは、一線を歩いているからだろうか?"と、優紀の両親は思っていた。


「総二郎君は『女たらし』だと、お噂では伺っておりますが…。」


優紀の父親は確認するように聞いていた。


「その件でしたら、総二郎は高校生の時に優紀さんを手放した事を後悔したらしく、優紀
 さんと再会してからは、一切、女遊びはしていないと申しておりますの。
 再会してからは優紀さん一筋のようですのよ。
 それに、優紀さんと、再会しただけで、お茶の味が良い方に変わりましたのも、一重
 に、優紀さんのお陰様ですのよ。
 もし、優紀さんをまた手放すような事がございましたら、腑抜けなダメな総二郎が出来
 上がってしまうと思いますの。」


優紀の両親は如何言って良いか分からなかった。
「「………」」


優紀の母親が口火を切った。


「優紀には西門流が務まるとはとても思えないのですが…。」
 
家元夫人が安心してもらえるよう話しした。


「その点はご安心あそばせ。
 私(わたくし)が、責任を以って、優紀さんを立派な家元夫人に仕立てますので。
 それに、優紀さんは、総二郎を男にしてくれただけではなく、私(わたくし)達、家族
 の考え方をも変えてくれたんです。
 もう、立派な西門家の一員ですわ。」


優紀の両親は納得するより、他なかったのである。


「其処まで、優紀を大切にして下さるなら、優紀をお任せします。
 宜しくお願い致します。」
「承知致しました。
 大切なお嬢さんを私共に預けて下さるのですから、大切にさせて頂きます。
 総二郎にも挨拶に来させますので、宜しくお願い致します。」
「賜わりました。」


此れにて、両家の挨拶・顔合わせは終了した。

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