One more chance【好きなのに】…<総優> 番外編
<此の二次小説『One more chance【好きなのに】…<総優> 番外編』は、『好きな
のに…<総優>』の『好きなのに…<総優> 1.』以降の総二郎の優紀への気持ち
を、『番外編』として、綴れたらと思って居ます。
『好きなのに…<総優>』と、合わせて、ご覧下さいました成らば幸いです。
但し、『好きなのに…<総優>』は、『tukatuku-inoti』の<総優>の『処女作』と成っ
ております。
拙い文面と成っておりますので、ご了承願いました成らば、幸いに存じます。
宜しくお願い致します。>
<総二郎side>
俺は、優紀への気持ちに気が付き、苦しんでいた。
此れ以上、何を失えば、優紀に、俺の気持ちは、伝わるのだろうか?
俺の優紀への気持ちは、優紀に許されるのだろうか?
俺の心は、優紀に許されるのだろうか?
優紀への俺の願いが、もし、叶うなら…。
今直ぐ、優紀の下へ、飛んで行きたい。
全て、駆け出して、優紀を抱き締めて魅せるのに…。
何時でも、優紀を探して居るよ。
何処かに、優紀の姿を見付け出したくて…。
寂しさを紛らわせるだけなら…。
何時もの如く、誰でも良い筈なのに…。
俺は、素の俺に戻った時…。
気が付いたんだ。
優紀…。
俺の本当の自分自身に戻った時…。
俺の傍には…。
“お前(優紀)が居て欲しい。”と…。
気が付けたんだ。
否、俺は…。
“お前(優紀)と、一緒に居たいんだ‼”と…。
気が付けたんだ。
あの頃の俺は、優紀に言えなかった『好き』という言葉も…。
今なら、言える様な気がしていた。
今の俺にとって、優紀以外、欲しいモノ等、もう、何も無い。
優紀の他に、大切なモノ等…。
今の俺には、もう、何も無いのに…。
『俺にもう一度チャンスを…。(=One more chance)』
“優紀…。
俺に、もう一度チャンスを与えてくれねぇか?”
俺は、心の中で、優紀に叫んで居るのに…。
優紀からの返答は、一切、俺には、届かねぇ‼
優紀は、もう、俺への気持ちはねぇよな?
俺への未練は、優紀には、もう、ねぇよな?
優紀への気持ちに気が付けた今の俺は、もう、遅過ぎなのか?
俺は、優紀への俺の気持ちに気が付く事が、遅過ぎたのか?
ここ最近の俺は、何もする気が起きねぇ‼
そして、そんな時…。
俺は、思い出して居た。
俺は、高校のガキの頃に、優紀を傷付けて居た時の事を…。
其の頃の俺(高校のガキの頃の俺)は、優紀が、俺のポーカーフェイスを崩し掛けて居る事が許せず、俺は、優紀を罵倒して居た。
そして、今の俺は、優紀から、冷たくあしらわれている事に不満で、俺は、優紀を責めていた。
だが、俺は、反対に、優紀に責められていた。
「優紀ちゃん、此処の処…。
俺に冷たくねぇか?」
「西門さん、覚えて居ないですか?」
「何を?」
「西門さんが…。
高校生の頃、私に仰った言葉です。」
「俺…。
何て言ってたっけ?」
「西門さんが仰ったのは…。
“俺のテリトリーに勝手に入って来るな。
俺に近付くな。
俺は、お前みたいな子は一番、嫌い、何だ。” …です。」
そう、高校の頃のガキの俺は、言った…。
俺は、優紀に、そう言ったんだよな。
だが、現在の優紀は、其の頃の俺が言った言葉を、今でも、一字一句、間違えずに覚えて居たんだよな。
だから、そんな優紀に対して、俺は、優紀に言い訳をした。
「優紀ちゃん…。
其れは、高校の頃の馬鹿なガキの俺が言った言葉で在って…。
今(の俺の気持ち)は違ぇんだ。」
「如何違うって、言うんですか?」
「だから、其れは…?」
「私は、西門さんの云い付けはきちんと守って居ると、思うんですが…?」
「ああ、守ってる。
でも、もう守らなくて良いんだ。」
「………」
優紀からの言葉を聞けなかった俺は、オウム返しの様に、同じ言葉を、優紀に言って除けていた。
「だから、守らなくて良いんだ。」
「分かりました。」
そう返事を返して来た優紀は、何を考えて居たのか?
踵を返して歩き出して居た。
「ちょっと、優紀ちゃん、待ってくれねぇか?」
優紀から、そう言われた俺は、慌てて、優紀の腕を掴んで、引き留めようとして居たんだっけ…。
「もう、守らなくて良いんですよね?
だから、もう、良いんです。
離して下さい。
有難うございました。」
其の時の俺の気持ちは…。
“へっ??
何で、そうなる。
訳が分からん。”…だったと、思う。
そう思って居た俺は、唯、「優紀ちゃんが好きだ‼」って、言おうとして居ただけ…だったんだよなぁ。
“俺は何を間違った?”と、其の時の俺は、そう思って居たんだっけ…。
だが、今頃に成って考える事が有った。
“何故、其の時の俺は、優紀を引き留めて、俺に繋ぎ留めて置く事が出来ずに居たんだろ
うか?”と…。
そして、こんな俺を、F3が、心配し始めた。
あの司にまで、心配される俺って…。
否、お袋も、心配し始めた。
其れに、俺の気持ちが、お袋にも、バレてた。
否、其れは、T3…。
所謂、牧野に、桜子に、滋にまで、バレてた。
なのに…。
優紀は、俺には、関心がねぇらしい。
“有り得ねぇっつーの‼”と、俺は、優紀に叫んで遣りたく成って居た。
俺は、優紀の気持ちを、何時(いつ)、取り戻す事が出来るのだろうか?
PS.
其の後の俺は、優紀の気持ちを取り戻す事が出来たのだ。
F3&T3…。
そして、お袋のお陰で…。
fin
<此の二次小説『One more chance【好きなのに】…<総優> 番外編』は、『山崎
まさよし』さんの ♪ one more time, one more chance ♪ の曲の歌詞を、勝手に、
拝借させて頂き、曲の歌詞を、勝手に、文面として引用させて頂いております事をお詫
び申し上げます。
また、此の二次小説『One more chance【好きなのに】…<総優> 番外編』のタイ
トル名も、『山崎まさよし』さんの ♪ one more time, one more chance ♪ の一部
のタイトル名を、勝手に、拝借させて頂いております事を、重ねて、お詫び申し上げま
す。
関係者各位 様、勝手致しております事を、お詫び申し上げます。
お詫び掲載日…2020.2.23 23:55>
<また、此の二次小説『One more chance【好きなのに】…<総優> 番外編』は、
『好きなのに…<総優> 2.』の文面を引用して居ます。
ですが…。
編集を加えております事を、お詫び申し上げます。
お詫び掲載日…2020.2.23 23:55>