今のは、何…⁉【飲み過ぎた後は】…<総優> 続編⑦
<総二郎side>
そして、パーティーの出席の日が来た。
俺と優紀は、一緒に、パーティーの出席の為、メープルに向かった。
そして、メープルのロビーで、あきらと桜子と、待ち合わせをしていた。
で、メープルのロビーに着いた俺は、頻りに、此方を見て来る女が気に成った。
“桜子の知り合いかも…。”とは、思ったが…?
如何もそうでは、無さそうだった。
だが、俺には、見覚えのねぇ女だった。
あきらにこっそり確認したが、あきらも、知らねぇみてぇだった。
何か、気色悪ぃんだよな?
何か気に成った。
だから、あきらに伝えて、桜子にも用心してもらう様に伝えてもらった。
優紀は、こう言うのは、上手く立ち回れそうにねぇからだ。
で、桜子が、“了承した。”と、あきらを通して伝わって来た。
取り敢えず、俺が、優紀の傍に居れねぇ時でも、桜子が、傍に居てくれたら、安心だと、その時の俺は、そう、思って居た。
<優紀side>
私は、総二郎さんに、“パウダールームに言って来る。”と、伝えて、パーティー会場を離れた。
そして、私は、パウダールームを出た所で、知らない女性から、行き成り、左の頬を、思いっ切り、平手打ちされた。
一体、今のは、何…⁉
しかも、其の女性の言葉が…。
「貴女のせいよ。
貴女のせいで…。
私は………。
もう少しで、私は、西門君を男(もの)に出来たのに…。」
と、私は、其の女性から、言われてしまった。
途中、何を言われて居るのかは、私には、はっきり、聞こえなかったけど…。
多分、私を…。
罵って居る様な…。
呪って居る様な…。
私を恨んでいるかの様な、罵倒…言葉‼
何の事を…?
私は、言われて居るの?
私は、一切、分からなかった。
<総二郎side>
辺りを見渡しても、優紀が、何処にも見当たらなかった。
そんな時、あきらのSPから、あきらに、優紀の事が報告されて来たみてぇだった。
で、あきらから俺に伝わった。
あきらには、俺が、“昔、遊んで居た女じゃねぇか?”と、言われた。
“もしかしたら、訳の分からん、さっきのやべぇ、女かも知れねぇ。”と、俺は、思って居た。
俺は、慌てて、優紀の傍に向かった。
で、優紀を見付けた時には、優紀は、その女から、俺にも訳の分からねぇ事で罵倒されて居る様子だった。
そして、優紀を罵倒して居る女を、反対に、俺は、罵倒して遣った。
「あんた、誰だよ?
『俺の女』に何言ってんだ?
いい加減にしろよ?
うぜぇんだよ‼」
そして、俺が、言い返された言葉は…。
「私を忘れたと言うの?
私を覚えて居ないと言うの?
良いわ。
この女の前で思い出させて上げましょうか?」
俺は、其の訳の分からねぇ女から、脅しを掛けられていた。
その女は、有ろう事か?
優紀の前で、俺が遊んで居た頃の女を口説く遣り方を話しし始めた。
「西門君、私を口説き始めて、誘って来たわよね。
しかも、熱烈的に…。
色気たっぷりで…。
そんな、熱烈に口説いて来た貴方が、こんな女を傍に置く何て…。
信じられないわ⁉
私なら、もっと、愛して上げれるのに…。」
俺の身体に、己の身体を摺り付ける様に、身体をくねらせて来た。
優紀と違う身体が、俺の身体に近寄って来て、気色悪くて、俺の背中に虫唾が走って居た。
だが、俺は、あの時の事を思い出していた。