もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく>51.
【花沢つくし 編 51.】
今日は、海外勤務している類・滋以外の久々のF3&T3会であった。
F3はF3だけで集まって座り、T3はT3だけで集まって座っていた。
そして、つくし達T3で近況報告をし合っていた。
「先輩、久々ですね。
お元気でした?」
つくしは、急に嘆き出した。
「う~ん、ほんと、もう、邸には帰りたくないわ…。」
優紀は心配に成り出した。
「つくし、何が有ったの?」
つくしは、何も答えず、寧ろ、いつもと違い過ぎて、桜子と優紀は引いていた。
「………、ねぇ、今日は飲んで良い?」
「私達は良いですけど…。
道明寺さんが如何、仰いますかね?
って、先輩、そんな無茶飲みしたら…。」
つくしは態とか、桜子のアルコール度数の高い、普段、つくしが口にしないブランデーを口に含んで飲んだ。
「つくし、それ、桜子さんの?
今日のつくし、やばいよぅ~。
つくし、ほんと、何が有ったの?
私で良かったら、聞くから…。」
つくしは落ちる前、とんでもない事を口走っていた。
「あのくそ親父‼」
優紀と桜子は首を傾げていた。
「つくし、誰の事?」
「私のパパ‼」
「「はぁ~??」」
優紀と桜子は、驚愕していた。
「つくしのパパって、ナイスガイって、雑誌で有名な方よね?」
「確か、そうだったかと…。
おじ様のDNAを色濃く受け継いでいるのが、花沢さんだって、言われている筈です
よ。」
「そんな方が、何故、くそ親父なの?」
「さあ、親子関係は、他人には分かりませんからね?」
優紀は、慌てていた。
「ちょっと、つくし~。
寝ちゃったね。」
桜子はやれやれと、思っていた。
「少し、このまま、寝てもらった方が良いんじゃないでしょうか?」
「そうだね。
その方が良さそうだね。」
つくしは寝込んでしまっていた。
つくしの顔をよ~く見てみると、寝ながら、涙を流していた。