tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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いい夫婦の日【もしも類とつくしが、兄妹だったら】…<つかつく>  番外編



11月22日…いい夫婦の日



<此の二次小説『いい夫婦の日【もしも類とつくしが、兄妹だったら】…<つかつく>  
 番外編』は、司とつくしが結婚した後のお話しに成ります。
 まだ、司とつくしとの間には、子供が授かって居ない設定で、綴って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司とつくしが結婚した同じ年の11月22日…。
此の日は、語呂合わせで、『いい夫婦の日』とされて居るのだ。


そんな日が近付いて居た頃…。
司にフランスへの出張の話しが舞い込んで来たのだ。


丁度、其の頃…。
つくしの兄で在る 類 と つくしとは義姉妹に成る 静との間に産まれた自身の初めての甥っ子で在る 健に、つくし自身、「そろそろ、会いたいなぁ~。」と、司に言って居た頃の事だったのだ。


なので、司は、つくしに、訊き始めたのだった。


「あのなぁ~。
 俺に、フランス出張の話しが出てる。
 つくしは、健に会いたかったんだろ?
 お前も、俺と一緒に、フランスに行くか?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、“行きたい!”と、いう気持ちが勝った為に、行く事にしたのだった。


なので、つくしは、秘書に伝えて、スケジュール調整をする様に頼み、フランス行きを捥ぎ取ったのだった。


そして、其の後、道明寺家のPJにて、フランスに渡仏した司とつくし…だったのだ。



其の後、フランスに到着した司とつくしは、今では、類の邸宅と成って居る フランス郊外に在る 花沢邸に向かったのだ。


実は、類と静は、静かな場所を求めて、パリ近郊に在る此の花沢邸に移り住んで居たのだった。



なので、司とつくしが花沢邸に到着した後の類は、完全に、司で、遊んで居たのだった。


「司は、此の後、(パリの)メープルホテルに向かうんだよね。
 つくしの事は、俺に任せて置いて!
 俺の妹だから…。」と…。


其れはまるで、嘗て、司が、つくしだけの記憶を失くして居た時に、類とつくしに言った言葉(『類の女』…か?)を、捩って(=文字って)居る様な話し振りだったのだ。


だからだったのだろう。
自身にそう言って来た類が、自分自身に何を言いたいのか分かるだけに、此の時の司は、類に反論の言葉さえ、出て来なかったのだ。


だからだったのだ。
其処で、司に変わって、つくしが、自身の兄で在る 類に言って除けるのだった。


「お兄様…もう、過去の事は良いでしょ!
 何時迄も、其の事で、司を弄らないで…。
 司も、此処(パリ近郊に在る 花沢邸)に泊まっても良いでしょ?」と…。


だからだったのかも知れない。
つくしから、司を庇う様な言葉を聞いてしまった此の時の類の心の中では、実は、不貞腐れて居たのだった。
類自身、顔には出して居なかったのだが…。


だからこそ…。
不機嫌な物言いで、了承の意を、自身の妹で在る つくしに伝えるのだった。


「仕方無いから、司も泊めて上げるよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の類の妻で在る 静 と 類の妹で在る つくしのそれぞれの心の中では、溜息しか出なかったのだ。


“はぁ~。”と…。



そして、其の日のつくしは、自身の兄で在る 類 と 自身の義姉妹に成る 静との間に産まれた自身の初めての甥っ子で在る 健と一緒に、遊ぶだけ遊んだ事で、満足したかの様に、其の後も、健と一緒に、ディナーを食して居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の類は、そんな自身の妹で在る つくし と 自身の息子で在る 健の二人の姿を観て居て、満足そうに微笑んで居たのだ。



そして、其の日の夜…。
自身の兄で在る 類 と 自身の義姉妹に成る 静との間に産まれた自身の初めての甥っ子で在る 健が寝静まった後…。
つくしは、自身の兄で在る 類に、相談かの様に、訊き始めるのだった。


「お兄様、ちょっと、良いかな?」と…。


だからだったのだ。
“日本で、また、何か、問題でも有ったの?”と、不吉な事を想像し乍らも、“そんな事は無い
よね。”と、考え直し、此の時の類は、つくしに、返答するのだった。


「何…?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、自身の兄で在る 類に話しし始めるのだった。


「うん、実は…ね。
 ずーっと、“お兄様に相談したいなぁ~。”って、考えて居た事が有るの。
 もう直ぐしたら、11月22日でしょ!
 日本では、語呂合わせで、11月22日は、『いい夫婦の日』って言うらしいの。
 パパとママって、何時迄も、仲が良いでしょ!
 私が、“羨ましいなぁ~。”と、思う位に…。
 だからさぁ~。
 兄妹で、何か、記念に残る様な物を贈らない?
 道明寺のお父様 と お母様にも、何か、記念に残る様な物を贈ろうと思って、椿お姉様
 と相談中なの。」と…。


実は、つくしからの話しを聞いて居た此の時の類の心の中では、思って居たのだった。


“「パパとママって、何時迄も、仲が良いでしょ!」…かぁ~。
 つくしは、何も知らないから…ね。
 そんな事が言えるんだろうね。”と…。



しかし、類がそんな事を思って居るとは知らない此の時の司は、其処で、類とつくし兄妹の会話に、割って入るかの様に、吠え始めるのだった。


「俺は、そんな話し、聞いてねぇぞ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、面倒臭そうに、司に言って除けるのだった。


「だから…さ。
 話しが何もかも決まったら、司にも話しするつもりで居たの。
 まだ、何も決まって無いから…ね。
 決まったら、司にも、ちゃんと伝えるから…ね。」と、司を宥めるかの様に…。


なので、此の時の司は、不貞腐れ乍らも、唯、一言、「ああ。」と、言って居たのだ。



だからだったのだ。
其処で、類は、自身の妹で在る つくしに、話しし始めるのだった。


「つくしは、過去の父さんと母さんが、如何言う状況だったのか?
 良く知らないから、そんな風に、言えると思うんだけどさぁ~。
 俺が、子供の頃の父さんと母さんは、俺の見えない様な所で、良く、喧嘩して居たよ。
 きっと、父さんにとっても、其れ成りの理由が有っての事だったんだろうけど…さ。
 俺にとっては、傍迷惑な話しだったよ。
 だからこそ…。
 子供の頃の俺は、内向的な性格だった訳だし…。
 言っとくけど…。
 つくしの責任にしてるつもりは無いよ。
 けど…さ。
 事実、つくしが、花沢家の娘だったという事が分かった頃から、父さんは、変わった訳だ
 し…さ。
 母さんも、優しく成ったかな?
 お互い、過去の事を、許し合えたんじゃ無いかな。
 だからこそ…。
 今の父さんと母さんに成れたと思うよ。
 つくしが言う様な父さんと母さんに…ね。」と…。


だからだったのかも知れない。
つくしは、何と言って良いのか?
分からない様な顔付きに成って居たのだ。


だからだったのだろう。
つくしの兄として、更に、類は、話しし始めるのだった。


「だから、言ったでしょ!
 つくしの責任じゃ無いって…。
 唯、今の父さんと母さんに成れたのは、つくしのお陰って話しだよ。
 つくしは、『人たらし』だから…さ。
 其れ迄、“冷たい女…。”と、言われて居た母さんを、母親にさせたんだから…さ。
 つくしは、凄いじゃん!
 でも…ね。
 本来の父さんと母さんは、唯、喧嘩して居るという感じじゃ無くて、誰からも、“本当の
 夫婦…何だろうか?”って、疑われる位に、冷え切って居たと思うよ。
 子供の頃の俺からすれば、そんな父さんと母さんを観る事が嫌だったし…ね。
 きっと、端から見れば、そんな俺は怯えて居た様に、見えてたんじゃ無いかな?
 だから、今の父さんと母さんなら、未だしも…。
 過去の父さんと母さんの事迄、良い様に言わない方が良いと思うよ。」と…。


其処で、つくしは、自身の思いを、自身の兄で在る 類に話しし始めるのだった。


「そうかも知れないけど…さ。
 過去のパパとママの仲が悪かったとする成らば…。
 其れは、私の実母が関わって居る話しでも有る訳だし…。
 だからこそ…。
 私にとっては、償いの意味も込めて、パパとママに、何か、記念に残る様な物を、兄妹で
 贈りたいと思って居る訳…よ。
 そんな過去が有ったとしても、其れでも、今のパパとママとの仲は、言い訳だし…さ。
 ねぇ~、お兄様…。
 兄妹でパパとママに、何か、贈ろうよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の類は、真剣な目付きで話しして来る自身の妹で在る つくしに、観念したかの様に、了承するのだった。


「そうだね。
 つくしがそう言うなら、そうし様‼」と、気が進まない類では有ったのだが…。



勿論、此の時の静は、自身の夫で在る 類の様子を端から観て居て、類が、如何言う心境で居るのかを、理解して居たのだ。


だからこそ…。
司とつくしが、日本に帰国した其の後の静は、類を諭して居たのだった。


「つくしちゃんと一緒に贈る事を決めたのなら…。
 そんな顔をして居ないで、喜んでさせてもらって…。」と…。


そんな静の説得も有り、類とつくし兄妹は、自身達の両親で在る 花沢物産 社長 花沢孝 と 花沢夫人で在る 花沢かすみに、記念に残る様な物を贈ったという訳…だったのだ。
勿論、11月22日の当日に…。



そして、其の中には、メッセージカードが入って居たのだった。
其のメッセージカードには、つくしの字で、メッセージが添えられて居たのだった。


【パパとママへ
 私のパパとママに成ってくれて有難う!
 お嫁に行っても、私は、何時迄も、パパとママの娘だから…ね。
 何時迄も、仲の良いパパとママで居てね!
                           つくし】と…。


そして、もう1枚のメッセージカードには、類の字で書かれて居たのだった。


【有難う!】の一言だけ…。


そして、其の下には、静の字で、メッセージが添えられて居たのだった。



そして、椿とつくしが相談し合った結果、椿と司姉弟の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓にも、記念に残る様な物を贈ったという訳…だったのだ。
勿論、NY日付の11月22日当日必着に成る様に贈ったのだった。


そして、其の中には、勿論、メッセージカードが入って居たのだった。
其のメッセージも、勿論、椿・司・つくしのそれぞれの字で書かれたメッセージカードが添えられて居たのだった。



という訳で、此の年の11月22日の『いい夫婦の日』には、つくしの念願だった両親への感謝を伝える事が出来たのだった。


だからこそ…。
此の時のつくしは、晴れやかな気持ちで居たという訳…だったのだ。



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