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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もしも類とつくしが兄妹だったら… (家族編・健)<つかつく> 番外編前編



【道明寺つくし 編】


類が道明寺HDに現れた。
先日の『健』の話しを聞く為だ。


そして、つくしの執務室に遣って来た。
つくしは、秘書から連絡を受けた。


「つくし専務、花沢物産の花沢副社長がお見えですが、如何致しましょうか?」
「通して下さい。」


つくしは、司と結婚後、道明寺HDの専務になっていた。


“お兄様が来たんだ。
ヤバいな、怒られるんだろうな⤵。”と、覚悟を決めた。


類がつくしの執務室に入って来るなり、ソファーに、“どしんっ”と、音を立てて座った。
それだけで、類がどれだけ怒っているか、分かってしまったつくしで有った。
流石、兄妹と言うべきか…。


類の秘書も、つくしの秘書も、類とつくし兄妹の雰囲気を見れば、唯事ではない事は良く分かる。


「つくし、俺が何で、態々、つくしに会いに来たか、分かっているよね。」
「十分過ぎるくらい分かっております。」
「じゃあ、何で、つくしは、執務室のデスクの椅子に座っているの?
 普通、お客様が居れば、一緒にソファーでしょ。」


つくしは類から逃げる為に、少しでも、類から離れたデスクの椅子に座ったままで居た。
類と顔を付け合わせられる程、つくしは冷静で居られなかったのであった。
類の威圧感に、相当、ビビっているつくしであった。
また、こんな類は、久し振りでもあった。


「ねぇ、つくし、如何いうつもりなの?」
「お兄様、きちんとお話し合いを…⤵。」
「………」


類は唯、つくしを睨み付けているだけであった。


「あのね、お兄様?
 道明寺家と花沢家が今後も密になっていく事は良い事じゃないの?」


類は何も分かっていないつくしに呆れていた。


「あのね、密に成り過ぎてもややこしく成るだけなんだよ⤵。
 分かってんの、つくし‼
 そうじゃなくても、つくしの嫁ぎ先、何だよ‼」
「………」


鈍感つくしに腹立出しさを覚えてしまう類であった。


「ほんとに‼
 取り敢えず、健の気持ちも有るから、今後は、母親の静に任せる事。
 良いね、つくし‼
 叔母のつくしは出て来ない。
 分かった?」
「………、分かりました。」


「ほんとに、もう‼
 これからは、余計な話しは持ち込まない様にしてくれる?
 良いね、つくし‼」
「………、はい。」



類から、徹底的に怒られたつくしで有った。
まあ、これだけで済んで良かったと言うべきか…。


「はぁ~⤵。」


類が帰った後、溜息を付くつくしであった。



こんな時にお兄様の前で溜息は付けないわよぅ~‼

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