人間恐怖症…<つかつく> 10.
司は、姉で在る 椿を伴って、日本に帰国して帰って来のだった。
勿論、帰国理由は、『牧野つくし』を、探し出す為だった。
そして、司は、あきらに、LINEで、日本に帰国して帰って来た事を、報告するのだった。
『あきら…。
姉ちゃんと俺は、今日、日本に帰国して帰って来た。』
其の司からの連絡を受けたあきらは、F2に報告するのだった。
そして、F3は、司と会う事に決まったのだった。
集合場所は、椿からの申し入れも有った事から、決定したのだった。
「私も一緒に…。
話しを聞きたい。」と、椿からの懇願だったのだ。
という訳で、道明寺邸で、集合と成ったのだった。
そして、其の時に、司には、事前に知らされて居なかった事が有ったのだった。
だから、其の事に、不貞腐れる司が、其処に居た事は、事実だったのだ。
「何だよ。
先に、お前等(F3&T3)が、牧野の弟に会ってたのかよ。」
だが、其処は、あきらだったのだ。
先に、F3&T3が、つくしの弟で在る 進に、事前に、会って居たと、司に知られれば…。
司が、不貞腐れるで在ろう事は、あきらには、分かって居たのだ。
だからこそ、敢えて、司には、事前に、報告して居なかったのだ。
其の理由を、司に、伝えたあきらだったのだ。
「あのなぁ~。
NYにまだ居た司に、其の事を、先に、伝えて居れば…。
司が、逆上する事が分かって居て、先に、俺が、司に伝えると思うのかよ⁉
言える訳ねぇだろ‼
其れに、進の話しを聞かずに、司に話し出来る訳ねぇだろ‼」
「………」
そんな風に、あきらから言われた其の時の司には、反論の言葉も出なかったのだ。
だからだったのだろう。
あきらは、続けて、司に話しするのだった。
「今回…。
牧野の弟の進を見付けられたのは、滋のファインプレーだったんだわ。
牧野の弟の進が、永林学園に通って居る事を、滋が、見付けて来たんだわ。
実は…な。
俺等 F3&T2(優紀以外)は、司と牧野が、俺等(F3&T3)の前から居なく成った後
も…。
うち(美作邸)で集まって、飲み会を決行して居たんだわ。
其の時に、何時も、酔っ払った滋が、泣き乍ら、俺等(F3&桜子)に、言ってたんだ
わ。
“司とつくしが、離れ離れに成ったのは、私のせいだよ。
私さえ、あんな計画を立てて無ければ…。
こんな事に成らなかったんだよ。
今更、後悔しても、遅いけど…。”って…。
けど…。
滋がそう言うなら…。
総二郎と俺も、あの時…。
滋の提案に加担したんだから…。
同罪だろ⁉
司…。
悪かったな‼」
其の時に、あきら同様…。
滋に加担して居た総二郎も、頷き乍ら、司に、謝って居たのだった。
「司…。
俺も、悪かった。」
だが、司は、そんな風に、謝って来る総二郎とあきらには、言って除けるのだった。
「俺は、滋にしても…。
総二郎とあきらにしても…。
今の俺には、其の時のお前等の気持ちが理解出来るから…。
恨んでねぇよ‼
俺と牧野の為にしてくれた事は、有難ぇって、思ってるよ。
其れに、あの時…。
滋が、俺と牧野を拉致って無かったら…。
『最後の晩餐』とでも言う様に…。
俺は、牧野が作ってくれた約束の鍋を食べた後には…。
俺は、其のまま、何事も無かったかの様に…。
NYに渡米して、二度と…。
牧野とは、会う事の出来ねぇ関係で終わって居たと思う。
其れが、結果…。
こう成った。
俺は、滋が拉致ってくれたクルーザーの中で、牧野の俺に対する(気持ちの)本音を聞
く事が出来た。
だから、恨む処か?
今では、感謝してるよ。
じゃ無きゃなぁ~。
俺は、あの時に、牧野を抱いてぇよ‼」
司の此の告白に、椿だけじゃ無く…。
F3も、驚愕で、顔が引き攣って居たのだった。
類に関しては、其れまで、寝転んで居たソファから、落ちる勢いで、飛び起きたのだった。
そして、椿を含め、F3は、やっと、言葉を発する事が出来たのだった。
「「えっ??」」
「「はぁ~??」」
そして、類は、司に、確信を突くかの様に、訊いて居たのだった。
「司…。
其れって…。
牧野の同意の元だよね?」
だが、司は、躊躇し乍らも、椿とF3に伝えるのだった。
「まあ…。
半分は、俺の暴走か?」
此れには、椿とF3は、呆れて居たのだった。
だが、類は、更に、司に訊き出そうとして居たのだった。
「司…。
其れって、如何いう意味…?
場合に寄っては、俺…。
司を許さないよ‼」
そんな類からの言葉を受けて、司は、椿とF3に、素直に、其の時の状況を説明するのだった。
「俺と牧野は、拉致られた直後は、眠らされて居たので、其処が、何処なのか?
分からなかったんだ。
けど…。
其の内…。
クルーザーの中だと、俺が、気が付いて…。
殆ど、鍋も食べずに、拉致られた事も在って…。
牧野が、食料を探しに、キッチンに向かったんだよ。
そうしたら…。
クルーザーの中が、一時、停電に成って、牧野の叫び声が聞こえて来たので、俺は、牧
野を探したんだ。
其処に、裸体のまま、シャワールームから出て来た牧野が、其処に居て…。
電気が付いた途端…。
牧野は、叫び乍ら、シャワールームに入って行ったんだ。
俺は、理性を総動員するかの様に、何とか、其の場を、遣り過ごそうと思って居たんだ
けど…な。
“此れで、牧野と最後かも知れねぇ。”とか…。
“俺の『初めて』は…。
やっぱ、牧野が良い。”とか…思った途端…。
俺の理性は、吹っ飛んでた。
で、俺は、あいつの同意を訊かずに、其のまま、俺は、あいつを抱いた。
けど…。
其の後には、あいつに、俺は、謝ったんだ。
俺の本音と共に…。
其の時に、あいつも、俺に、本音を伝えてくれた。
“道明寺だけが悪い訳じゃ無い。
私が、あんな格好で、あんな所に居たんだから…。
私の責任でも在るでしょ‼
其れに、私の『初めて』が、道明寺で良かった。”って…。
だから、其の時の俺は、再び、理性を失って、また、牧野を抱いた。
其れでも、あいつは、何も言わなかった。
其の事が、俺は、何より、嬉しかったんだ‼」
だが、類は、更に、司に、確信を突く言葉を言って除けるのだった。
「何故…。
牧野は、其の時に、裸体姿で、司の前に現れたの?」
司は、類だけじゃ無く…。
椿とF2に対しても、報告するかの様に、伝えて居たのだった。
「後で、牧野から聞いた話しだと…よ。
上部の戸棚を開けた時に、小麦粉が、頭の上に落ちて来たらしい。
で、粉紛れに成った牧野は、気持ちが悪くて、シャワールームに駆け込んだらしい。
けど…。
俺にして視れば…。
まさか…?
自身が、覚悟を決めて、“此れで最後に成るかも知れねぇ‼”と、思っていた愛する牧野
が、裸体姿で、俺の目の前に、現れるとは思いもしねぇだろ?
だから、油断してしまったんだろうな。
けど…。
其の後の牧野に、俺は、言われたんだわ。
荒波で揺れるクルーザーの中で…。
“NYに行かないで…。
此のまま、NYに戻らないで…。って…。
だから、俺は、道明寺家を捨てるつもりだったし…。
道明寺家を捨てて、牧野と一緒に、生きて行く覚悟だったのに…な。
様ぁねぇな…。」
「「「「………」」」」
其の時の司は、涙目だった。
そんな司の姿を観て居た椿とF3は、何も言えずに居たのだった。
