tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

人間恐怖症…<つかつく>  41.

ami




<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく>  41.』は、不快に感じるやも知れない
 言葉が入って居ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司は、進を呼び出し、『古菱美桜』についての話しを、進から、訊き出そうとして居たのだった。


司は、進に、先ずは、謝るのだった。


今までの司が、人に対して、謝るという行為はした事が無かったのだ。


そんな事は、進とて、分かり切って居たのだ。


だが、今の司は、『古菱美桜』に関しては、謝る事が出来るのだ。


否…。
高校生の頃の司は、『牧野つくし』にだけは、素直に謝る事が出来たのだ。


と言う事は…。
司は、『牧野つくし』=『古菱美桜』に関してだけは、素直に成れると言う事なのだ。


其れが、『道明寺司』という『男』なのだ。


「進…。
 悪かったな。
 俺が、呼び出したばかりに、俺の為に時間を作ってもらって…。」


だが、進は、そんな司を驚愕して居たのだ。


『牧野つくし』=『古菱美桜』に関して、司から謝られた事の在る 進は…。
進自身に関して、司から謝られた事が、今までには無いのだ。


だからだったのだろう。
進が、そんな司を驚愕する事は、進にとって、当然と云えば、当然の事だったのだ。


だが、進は、そんな司に、返答するのだった。


「いいえ…。
 ですが…。
 父さんには、バレない様に、お願いします。」


其の事に関しては、既に、理解している司にとって、了承の意を進に伝えるのだった。


「ああ。
 分かってる。
 サンキュな、進…。」


だが、進は、神妙な司に、更に、驚愕するのだった。
其の上で、進は、司に話しするのだった。


「道明寺さん、宜しくお願いします。
 俺は、姉さんを今でも、“愛している。”と、言って下さる道明寺さんに、感謝して居る
 んです。
 だから、“姉さんの今までの事を、道明寺さんにも、知ってもらっても良いのかも…
 な。”と、思えたので…。
 道明寺さんに、話しする気に成ったんです。
 だから、此の事は、此処だけの話しにして於いて下さい。」


なので、司は、頷き乍ら、納得するかの様に、進に、言って除けるのだった。


「ああ。
 分かった。」


そして、話しを進め始める進だったのだ。


「先日のTELでの道明寺さんの話しですと…。
 姉さんが、見付かって以降の話しと…。
 姉さんが、妊娠したと分かった時の話しが、知りたかったんですよね?」


なので、司は、頷いて言って除けるのだった。


「ああ。」


なので、また、進は、話しをし始めるのだった。


「姉さんが、出産した後の事は、チラッと、TELで、お伝えしたと思いますが…。
 筋道立てて、お伝えしますね。」


なので、また、司は、頷いて言って除けるのだった。


「ああ。」


という訳で…。
進は、当時の事を思い出し乍ら、司に、伝えるのだった。


「姉さんが、古菱家のプライベートビーチの砂浜で、見付かった時の事は、もう既に、伝
 えて居ると思います。」


司も、頷いて居たのだ。


なので、進は、続けて、話しし始めたのだった。


「病院に運ばれた後の姉さんは、二日間…。
 昏睡状態に陥って居たそうです。
 そして、其の後の父さんは、姉さんの事を調べ上げたそうで、俺を探し出してくれたん
 です。
 そして、俺は、父さんから、言われたんです。
 “君のお姉さんが、うち(古菱家)のプライベートビーチで、低体温症と成って見付か
  った。
  私に就いて来なさい。”と…。
 そして、俺は、父さんと一緒に、姉さんが入院する病院に向かったんです。
 勿論、其の時の父さんは、牧野の両親が、相次いで亡く成って居る事も、承知して居ま
 した。
 そして、其の間…。
 母さんは、ずーっと、そんな姉さんの傍に就いて居てくれたそうです。
 そして、ドクターが、言って居た様に…。
 二日間が峠だった様です。
 そして、目覚めた姉さんは、俺の事が分からなかったんです。
 ずーっと、“美桜…、美桜…。”と、言って、傍に居た母さんの事を、本当の母親だと思
 った姉さんは、父さんの事も、本当の父親だと思った様です。
 でも、実の弟で在る 俺の事は、分からず…。
 俺を見た姉さんの身体は、強張り始め…。
 萎縮し始めたんです。
 そして、過呼吸が始まった。
 此の状況に、ドクターは、姉さんが、“記憶喪失に陥って居る。”と、診断したんです。
 勿論、『人間恐怖症』という病に陥っている事も、此の時に、発覚したんです。
 そして、其の後の姉さんに分かった事は、妊娠して居るという事実だったんです。
 姉さんの妊娠については、病院に運ばれた時に、偶然、見付かったそうです。
 本来、妊娠5~6週目では、妊娠して居るのか如何か?
 見付かり難いそうです。
 でも、姉さんは、妊娠している事が見付かった。
 姉さんにとっては、奇跡だったんです。
 でも、俺にとっては、俺の事が分からない姉さんに、此れからの俺は、如何したら良い
 のか?
 悩んだんです。
 しかも、姉さんは、妊娠している。
 だから、俺は、悩んだんです。
 そんな時に、俺は、父さんから、打ち明けられたんです。
 古菱家に纏わる話しを…。
 そして、“姉さん共々、古菱家の養子に成らないか?”とも、言われたんです。
 俺は、悩みました。
 記憶を失くして居る姉さんと、其の当時、やっと、高校生と成る俺…。
 其処に、姉さんの妊娠発覚…。
 自身が、妊娠している事を聞かされた姉さんは、“きっと、出産を拒むだろう。”と、俺
 は、思って居たんです。
 其れは、姉さんが、妊娠した当時の記憶を覚えて居ないからです。
 だから、姉さんには、“相手が誰なのか?”…。
 “分からないだろう。”と、俺にも認識出来たからです。
 “其れが、当然だ‼”とも、俺は、思って居ました。
 でも、姉さんは、“産みたい‼”と、言ったんです。
 其処で、俺は、父さんから、更に、言われたんです。
 “こんな状況のまま…。
  君が一人で、お姉さんを支えて行けるのか?”と…。
 だから、俺は、古菱家の養子に成る事を了承したんです。
 俺にとっては、相当な覚悟が要りました。
 此れからは、『牧野進』として、生きるのでは無く…。
 『古菱進』として、生きて行くんです。
 どれ程の覚悟が必要だったか?
 道明寺さんに分かってもらえますか?
 姉さんを支えて行くと決めた時から…。
 俺は、『古菱進』として、生きて行く覚悟が出来ました。
 でも、其れまでの俺は、葛藤の連続でした。
 『古菱財閥の御曹司』と言われる事も…。
 『古菱HDの後継者』と言われる事も…。
 俺にとっては、苦痛でした。
 そんな時に、大河原さんに見付かってしまったんです。
 俺は、皆さんに会って行く内に…。
 “こんなにも姉さんは、皆さんから必要としてもらって居るんだ‼”と、俺は、気が付い
 たんです。
 だから、今は、俺も、皆さんに、感謝して居ます。」
「………」


此の時の司は、涙ぐんでいた。
自然と、司の目には、涙が溜まって居たのだった。


此の時の司は、目に涙が溜まって居る事に、気が付いて居ない様子だったのだ。
なので、言葉に詰まって居た司だったのだ。


なので、そんな司の様子に気が付いて居た進は、続けて、話しし始めて居たのだった。


「そして、俺は、何時の間にか?
 古菱家の一員として、母さんからも受け入れられて居ました。
 姉さんも、徐々に、俺が、弟だと、認識してくれたのか?
 姉さんも、俺を受け入れてくれる様に成りました。
 なので、過呼吸も、何時の間にか?
 自然に、治まって居たんです。
 そして、姉さんは、出産を強く望む様に成りました。
 姉さんは、元々、言い始めたら…。
 人の意見等…。
 聞く様な人間じゃ無かったんです。
 其れでも、父さんも、母さんも、俺も…。
 反対しました。
 何故なら…。
 ドクターからも、姉さんの身体の負担を考えれば…。
 “出産は、難しいだろう。”と、言って居た位だったんです。
 不安定な身体のままの出産に、俺は、不安でした。
 ですが…。
 姉さんは、そんな不安定な身体にも関わらず…。
 産む事を望みました。
 なので、父さんも、母さんも、俺も…。
 精一杯のサポートをする事にしました。
 姉さんの想いを尊重するかの様に…。
 ですが…。
 出産後の姉さんは、一時、危なかったんです。
 出血多量で…。
 俺は、姉弟なので、勿論ですが…。
 実は、父さんも、B型だったんです。
 其れで、何とか、姉さんは、助かりました。
 父さんは、言ってくれました。
 “此れで、美桜と私は、立派な親子だろ?”と…。
 俺は、そんな父さんに言いました。
 “既に、父娘(おやこ)でしょ‼”と…。」
「………」


此の時の司の目は、もう、涙が決壊して居たのだった。

×

非ログインユーザーとして返信する