人間恐怖症…<つかつく> 70.
<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく> 70.』は、不快に思われるやも知れな
い文面が入っております。
了承の程、宜しくお願い致します。>
其の時だったのだ。
美桜のお腹の音が、『グゥー』と、鳴ったのだ。
所謂、美桜は、お腹が減って居たのだ。
美桜は、朝から、何も食して居ないのだ。
美桜にとっては、無理も無いと云えたのだ。
だが、其の時の司は、お腹の音が鳴った事で、恥ずかしそうにしている美桜に対して、笑って居たのだった。
そんな司の姿に、美桜は、少し、怒り気味に、心の中で、思うのだった。
“司さんは、デリカシーが無さ過ぎる。”と…。
だが、司が、笑って居た理由は、別の所に有ったのだ。
“確かに、美桜の中には、『牧野』が居る。”と、司自身、嬉しく成って居たのだった。
そんな風に笑って居た司だったのだが…。
思い出したのだった。
使用人頭から言われていた事を…。
なので、司は、美桜に訊いて居たのだった。
「朝から、何も食ってねぇんだろ?
使用人頭が、心配して居た。
美桜に訊いて遣ってくれと言ってたぞ。
如何する?
今から、何か、軽い物でも食べるか?」と…。
なので、美桜は、俯き加減で、司に返答するのだった。
「はい。
お願いします。」と…。
なので、司は、美桜と潤の部屋の内線から、使用人頭に連絡を入れ、伝えたのだった。
「美桜に、軽めの物を、何か用意して遣ってくれ。」と…。
司からの指示を受けた使用人頭は、思うのだった。
“やはり、美桜様は、お腹が減っていた様ですね。”と…。
実は、“美桜様は、本当に、病気なのだろうか?”と、古菱邸の使用人の誰もが思う程…。
体調が良ければ、普段から、良く食して居たのだ。
幸いにも、事故の後遺症は、胃腸への障害としては、残らなかったのだ。
唯一、障害として残ってしまったのは、心臓への負担だったのだ。
所謂、心臓が、かなり、弱って居たのだ。
此れも、『低体温症』に寄り、一時、生命の危機に陥って居たからこそ、起こり得る事案だったのかも知れない。
そして、『呼吸障害』…。
海を長い時間、彷徨って居た事も有ったからなのだろうか?
海水を、かなり、飲んでいた原因からなのかも知れないが、喉を海水で痛めている可能性は否定出来ないのだ。
また、其の事に寄り、肺への負担が大きく成って居たのだ。
そして、『記憶障害』と…。
其の事に寄る、『人間恐怖症』という病を発症したのだ。
其れと…。
美桜は、喉を傷めて居た事から、一気には、食べ物を食する事が出来ない。
数度に分けて、食するのだ。
また、固い食べ物は、今の美桜にとっては、不向きなのだ。
『流動食』とまでは…言わないが…。
柔らかい食べ物しか、喉を通らない事も有るのだ。
だからこそ、使用人頭は、美桜の事を心配するし…。
美桜の世話を焼こうとするのだ。
そんな状況に、美桜が置かれて居るとは知らない司は、不覚にも、美桜を笑ってしまったのだ。
其の事を、後で、使用人頭から聞かされた時の司は、後悔しか無かったのだ。
唯、司は、美桜の中に、また、『牧野つくし』を、見付けられた事が嬉しかっただけなのだ。
幸いにも、美桜の現在は、平穏に暮らして居れば…。
今の処は、美桜の身体には、異常は起こらない。
だが、一度(ひとたび)、美桜の中で、不安視する様な事案が起これば…。
美桜への身体の負担は、否定出来ないのだ。
其の事を分かって居て欲しいという思いから、其の後の使用人頭は、司に、話しして於いたのだ。
そして、使用人頭が、美桜と潤の部屋に、食事を運んで来た時と、時を同じくして、潤が、司に声を掛けたのだった。
「パパ…。
ママは、いまから(今から)、おしょくじ(お食事)…?
だったら…。
ぼく(僕)は、パパとあそび(遊び)たい‼」と…。
美桜も、其の方が有難かったのだ。
司に、自身(美桜)が食事をして居る所を、美桜は、観られたく無かったのだ。
なので、美桜は、潤に言えた言葉だったのだろう。
「そうして貰いなさい。」と…。
なので、司も、美桜に伝えて、潤の遊びの相手をする事にしたのだった。
「美桜は、(自身が)食事して居る所を、俺に観られたくねぇよな?
だから、潤と遊んで来るわ。」と…。
なので、美桜は、心の中で、思うのだった。
“司さんは、エスパーなのだろうか?
如何して、司さんは、私の思って居る事が、分かるのだろうか?”と…。
そんな風に、美桜が思って居る時だったのだ。
美桜の前に、食事を用意して居る使用人頭が、徐に、美桜に話し掛けたのだった。
「美桜様…。
道明寺様は、子煩悩で居らっしゃいますね。」
なので、美桜も、使用人頭に返答するのだった。
「そうですね。
最初、司さんは、潤を敬遠するかと思って居たんですが…。」
だが、使用人頭は、美桜に、訴えるかの様に、言って除けるのだった。
「道明寺様は、最初から、潤坊っちゃんを受け入れられて居たご様子だと、伺っておりま
す。
其れに、“美桜様を、大変、大切に思って居らっしゃる。”と…。
美桜様は、道明寺様の事を、如何お思いですか?」と…。
だが、今の美桜には、如何返答するれば良いのか?
分からずに居たのだ。
だが、分からない成りにも、美桜は、使用人頭に返答するのだった。
「今は、まだ、司さんを受け入れられるかは、微妙です。
そう成れれば…。
良いんでしょうけど…。
潤の為にも…。
でも、司さんのお気持ちを、良くご存知ですね?」
使用人頭は、辻褄が合う様に、美桜に返答して魅せたのだ。
実は、此の事を知った使用人頭は、執事から、聞かされた話しだったのだ。
なので、辻褄合わせが必要だったのだ。
「ええ。
長年生きておりますと…。
人を見れば…。
其のお方のお心も分かります。
そうで無ければ…。
使用人頭は、務まりませんから…。」と…。
なので、美桜は、思うのだった。
“そんなものか?”と…。
流石、美桜は、他人(ひと)の気持ちに疎い『牧野つくし』だけの事は在るのだ。
此の時の使用人頭は、そんな美桜に助けられた形と成ったのだ。
だからだったのだろう。
使用人頭は、続けて、美桜を、諭す様に、話しし始めるのだった。
「今は、まだ、悩まなければいけない状況だとしても…。
少しずつで、宜しいんですよ。
道明寺様のお心を、見て差し上げて下さいませね。
其れが、強いては、潤坊っちゃんの為ですから…。
此れだけ、道明寺様を、お慕いされて居られます潤坊っちゃんが悲しまなくても良い様
に…。
道明寺様と潤坊っちゃんを、引き剥がす事が無い様に…。
美桜様が、道明寺様のお心に沿って視て下さいませね。」と…。
なので、美桜は、使用人頭に返答するのだった。
「ええ。
そう成る様に…。
努力して視ます。」と…。
そして、使用人頭は、美桜に、食事を勧め、自身は、そんな美桜の様子を、部屋の端から観て居たのだった。
だが、此の時の美桜には、既に、違う事が頭を過って居たのだった。
<此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく> 70.』は、病名に関して、記載させて
頂きました。
また、前にもお伝えしておりました通り…。
叔母が、昔、看護師長(其の当時は、看護婦長)をして居りましたが…。
私は、医療従事者じゃ無いので、其の手の事には、全く、無知です。
だというのに…。
勝手致しまして、記載させて頂きました。
ですが…。
間違っている所は、大いに在るかと思います。
ですが…。
此処は、『二次小説の世界』と、スルーして頂けました成らば幸いです。
了承の程、宜しくお願い致します。
また、関係者各位 様に於かれましては、勝手致しております事をお詫び申し上げま
す。>
<また、此の二次小説『人間恐怖症…<つかつく> 70.』の文面の中に、一部、
此の度の世界的な事案と関連する様な言葉が入っております事をお詫び申し上げます。
了承の程、宜しくお願い致します。>
