tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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人間恐怖症…<つかつく>  100.

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椿は、古菱邸を後にした後…。
慌てる様に、道明寺邸に戻り、司の自室に向かったのだった。


そして、椿は、ノックをする事無く…。
右足でドアを蹴り上げる様に、ドアを開けたのだった。


ドアが開いた事で、バンっという其の異様な大きさの音に反応した司は、ドアの方に振り向き、椿の出現を目の当たりにするのだった。


「何だ⁉
 姉ちゃん…かよ。」と、司は、“姉ちゃんなら、有り得るな‼”とでも、言いた気に…。
飄々と、言って除けるのだった。


其の司の反応に、椿は、怒りを露わにするのだった。


“誰の為に、こんな疲れる様な事を遣って居ると思ってるのよ‼”と、椿は、心の中で、叫んで居たのだった。


椿が、ドアを、思いっ切り、蹴り上げたのには、理由が有ったのだ。


其れは、司の関心を、椿の方に向ける為だったのだ。


所謂、今の司は、アルコール漬けに成って居るのだ。


なので、此の時の司は、誰が自室に入って来ようが、“関係無い。”と、知らぬ振りをするだけだろうと、椿には思えたのだった。


所謂、今の司の関心事は、美桜に見捨てられたという思いから、アルコールに依存して居るのだ。


だからこそ、今の司には、誰にも、関心が無いと云えたのだ。
所謂、誰の事も、無関心なのだ。



そんな司の関心事を、椿の方に向けさせるには、“大きい音に限る。”と、椿には、思えたという訳だったのだ。


椿の考えは、単純と言えば、単純なのだろう。


そして、案の定…。
司は、椿が蹴り上げたドアの音に反応したという訳だったのだ。



此の時の椿は、そんな司を睨み付けて居たのだった。
そして、司の顔の表情を、観て居たのだった。


完全に、司の目は、座って居たのだ。


“もう、時間の猶予は無い。”と、判断した此の時の椿は、そんな不憫な弟で在る 司に、言って除けるのだった。


「美桜ちゃんが、“司(さん)に会っても良い。”って、言ってくれて居るわよ。
 如何するの?
 そんな死んだ目で、司は、美桜ちゃんに会いに行くの?」と…。


此の時の司は、椿が、何を言って居るのか?
全く、理解されて居なかったのだ。


此の数日間…。
司は、アルコール漬けの生活を過ごして居たのだ。


幾ら、アルコールに強い司でも、そろそろ、限界が近付いて居た事も、また、確かだったのだ。


だからこそ、酔いが回り始めて居た司には、直ぐに、理解出来なくても、仕方ないと云えたのだった。


そして、漸く、椿の言葉を理解した司は、椿に、繰り返し訊くのだった。


「美桜が、俺に会っても良いと言ったのか?」と…。


なので、椿は、呆れた様に、司に返答するのだった。


「だから、そう言って居るでしょ⁉」と…。


だが、如何しても、信じられない司は、椿に、更に、訊くのだった。


「何で、姉ちゃんが、其の事を知ってんだよ?」と…。


なので、椿は、飄々と、司に、言って除けるのだった。


「今、美桜ちゃんと会って、話しして来たから…よ。」と…。


此の時の司は、驚愕顔に成って居たのだった。


そして、そんな驚愕したままの司は、其のままの気持ちで、椿に訊くのだった。


「って事は…。
 姉ちゃんが、美桜を説得してくれたのか?」と…。


漸く、理解された如何し様も無い、不甲斐無い自身の弟で在る 司に、椿は、微笑み乍ら、言って除けるのだった。


「ええ、そうよ。
 だから、早く、身支度を整えて、美桜ちゃんの所に、行って来なさい。
 そして、美桜ちゃんの気持ちを受け止めて来なさい。
 貴方が犯した罪は、自身で、摘み取って来なさい。
 美桜ちゃんには、ちゃんと、話しして居るから…。」と…。


此の時の司は、椿からの話しを聞いて居て、逸る気持ちを抑え乍ら立ち上がり…。
持って居たアルコールの入ったグラスを、テーブルに置き、椿に、返答したのだった。


「ああ。
 そうするよ。
 姉ちゃん…。
 サンキュー!」と…。


だが、椿は、司に言って置かなければいけない事を思い出し…。
続けて言って除けるのだった。


「其れと…。
 司には、言って置かないといけない事が有るのよ。
 司が、古菱邸に居なかった事で、潤君が、情緒不安定気味に成ったみたい。
 だから、其の間…。
 進君に迷惑を掛けたみたいよ。
 夜に成ると、潤君が泣き出すから…。
 毎夜…。
 進君が、司の変わりに、潤君のお世話をしてくれたみたいよ。
 美桜ちゃんとの事が、解決したら…。
 進君には、ちゃんと、お礼を伝えるのよ。」と…。


なので、司は、生返事するかの様に、椿に、返答するのだった。


此の時の司の関心事は、潤では無く…。
美桜だったのだ。


だからだったのだろう。
今の司の心の中を占めて居たのは、潤では無く、美桜だと云えたのだった。


だからこそ、此の時の司の返答は、生返事に成ったと云えたのだった。


「ああ。」と…。



そして、逸る思いを募らせた状態の司は、其のまま、バスルームに消えたのだった。



此の時の椿は、そんな弟で在る 司の後ろ姿を観乍らも、思うのだった。


“司の此の変わり身の早さは、天下一品…ね。
 とても、今まで、酔っ払って居たとは思えないわね。”と…。



そして、椿からそんな風に思われている当の本人で在る 司は、アルコールで、火照った頭と身体の熱を取る為に、シャワーから冷水を浴びて居たのだった。
勿論、頭から浴びて居た事は言うまでも無いのだが…。


そして、火照った頭と身体の熱を冷ました事で、意識がはっきりして来た司は、漸く、嬉しさが込み上げて来たのだった。


そして、司は、思うのだった。


“漸く、俺は、美桜に会えるんだ‼
 今回ばかりは、姉ちゃんに、感謝だな。”と…。


そして、身支度を整えた司は、美桜に会う為に、道明寺邸を後にして、古菱邸に向かうのだった。



そして、連絡を受けて居た古菱家の執事は、司の到着と共に、司を出迎えたのだった。


そして、古菱家の執事は、司に声を掛けたのだった。


「道明寺様…。
 お帰りなさいませ。」と…。


なので、司は、執事に、訊き始めるのだった。


「美桜は…?」と…。


なので、執事も、司に、返答するのだった。


「はい。
 美桜様は、(美桜と潤の)お部屋にて、お待ちで御座います。」と…。



実は、進は、父親で在る 古菱社長だけじゃ無く…。
古菱家の執事にも、今回の司と美桜の件は、伝えて居たのだ。


なので、司が、何故、こんな時間に、戻って来たのかも、執事には、分かり切って居たので、司を通したのだった。
勿論、古菱社長からの了承を得られて居た事は、事実なのだが…。


なので、司は、古菱家の執事から、そう聞いた事で、美桜と潤の部屋に向かう事にしたのだった。


「ああ、分かった。
 じゃあ、美桜と潤の部屋に向かうわ。」と…。


そして、司は、逸る気持ちを抑え乍ら…。
美桜と潤の部屋まで、来たのだった。


そして、司は、ドアのノックと共に、美桜に声を掛けたのだった。


「美桜…。
 俺だ。
 司だ。
 入って良いか?」


其処で、美桜は、司に了承の意を伝えるのだった。


「はい、どうぞ…。」と…。



此の時の司は、久し振りに訊く美桜の声に、高鳴る胸を抑える事が出来なかったのだ。

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