tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  74.





<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  74.』の一部の文面の中
 に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  71.』の其の後】


司からの願望を了承したつくしは、其の数日後の週末、司が運転する司の愛車に乗って、ドライブデートする事に成ったのだ。



此の日の司は、自身の愛車を走らせて、大河原邸迄、つくしを迎えに行く事と成って居たのだった。


勿論、大河原邸のアプローチから玄関迄、自身の愛車で入る事を許されて居た此の時の司は、大河原邸の門を潜って(くぐって)、中に入って行くのだった。



そして、自身の愛車を、一旦、降りた司は、つくしが出て来る事を、今か今かと、待って居たのだった。


其の後、そうこうして居る間に、つくしは、大河原邸から出て来たのだ。



そして、大河原邸の玄関を出て、大河原邸のアプローチ迄出て来た此の時のつくしは、司の愛車を見る成り、やはりと言うべきだろうか?
怖さを感じるのだった。


実は、つくし自身、未だ、過去の記憶が戻って居ないと言う事も有るのだが…。
“何故、こんなに、『車』を見ると、怖く感じるのだろうか?”と、思い始めて居たのだった。


勿論、つくしは、滋から話しを聞いて知って居たのだ。
『車』という乗り物に対して、『トラウマ』が有るという事を…。


だからだったのだろう。
後退りするつくしが、此の場に居たのだった。



そんなつくしを見た司は、優しく、声を掛けるのだった。


「つくし、大丈夫だから…よ。
 俺が、つくしの傍に居る。
 俺が運転すんだ。
 大丈夫に決まってんだろ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自ら、つくしの手を繋ぎ乍ら、つくしに声を掛けて居たのだった。
そして、エスコートし乍ら、つくしを助手席に座らせるのだった。


だが、其れでも、つくしの顔付きは、恐怖を感じて居る様な顔付き…だったのだ。
否、背中を丸めて居るそんなつくしを見た司は、つくしの背中を摩って遣り乍ら、つくしの恐怖心が治まる迄、待って遣って居たのだ。


そして、漸く、つくしの背中の震えが治まった事を感じた司は、つくしに声を掛けるのだった。


「つくし…大丈夫か?
 今から、出発しても良いか?
 ダメなら、今日は諦めるか?」と…。


だが、“此処で、諦めたら、今後、一切、車には乗れなく成る。”と、何故か、感じた此の時のつくしは、首を左右に振り乍ら、司に言って除けるのだった。


「大丈夫です。
 今、止めたら、今後、一切、車には乗れなく成る様な気がするんです。
 だから、私の事は気にせずに、車を走らせて下さい。」と…。


だが、此の時のつくしの顔色を見た司は、“『車』に対するつくしの恐怖心は、相当なモノなのだろう。”と、感じ取って居たのだった。


だからだったのだ。
“つくしに無理をさせたくねぇ。”と、考え始めて居た此の時の司は、つくしと約束させるのだった。


「良いか、つくし…。
 もし、途中で、気分が悪く成ったり、怖く成ったら、ぜってぇ、俺に声を掛けろよ‼
 間違えても、我慢するなよ‼」と…。



実は、司自身、つくしが我慢強い事を知って居るのだ。


例え、過去の記憶を失くして居る今のつくし…だったとしても、根本的には、今のつくしも、『牧野つくし』で在る事には変わり無いし、間違い無いのだ。


だからこそ…。
司は、敢えて、つくしに約束させるのだった。


そして、つくしも、また、そんな司からの自身への過保護振りを感じ取った事で、自身の首を縦に動かすのだった。


だからだったのだ。
司は、つくしの様子を見乍らも、自身の愛車を走らせる事にしたのだった。



だが、司の愛車が、中々、大河原邸を出ない事を不思議に思って居た大河原家の面々は、司の愛車のエンジンが、漸く、掛かった事で、“(司の愛車の)中で、何か、有ったんじゃ無いだろうか?”と、心配に成って居たのだった。


其れでも、漸く、司の愛車が発進した事で、“取り敢えずは、事無きを得たという所だろうか?”と、思って居たのだった。



そして、取り敢えず、司の愛車に乗る事が出来たつくしは、何時(いつ)迄経っても、外の景色を見ようとし無かったのだ。


目に強く力を込めて、瞼を瞑ったまま、外の景色を見ようとし無いつくしの事が気に成り、司は、路肩に自身の愛車を止めて、つくしに訊くのだった。


「つくし…。
 もう限界じゃねぇのか?
 本当に、大丈夫か?」と…。


だが、其れでも、つくしは、首を左右に振ったまま…だったのだ。


云わば…。
此の時のつくしは、「大丈夫です。」と、言いたかったのだろう。



だからだったのだろう。
司は、態と、つくしに言って除けるのだった。


「だったら…よ。
 目を瞑ったままじゃ無くて、ちゃんと、景色を見ろよ‼
 其れに、音楽も流してんだ。
 今を楽しめよ‼
 なぁ~、つくし…。」と…。


勿論、此の時の司は、優しく、つくしの背中を摩って遣って居たのだった。



そして、其の後のつくしは、少しずつ、『車』という乗り物に対して、慣れて来たのかも知れないのだが、漸く、少しずつ、目を開けられる様に成って居たのだった。


其れも、司の努力が有っての事…だったのだ。
無茶な運転をせず、安全運転に徹して居たのだった。


其れに、司の愛車は、高級車で在り、スポーツカータイプの車…だったのだ。
其の事に寄り、殆ど、振動も無く、スムーズに車を走らせる事が出来て居たのだった。


だからだったのだ。
言うまでも無いというのか?
勿論の事なのだが、つくしの父親で在る 牧野晴夫が、嘗て、運転して居た『車』とは、『月と鼈(すっぽん)』…だった事は言うまでも無かったのだ。


つくしの父親で在る 牧野晴夫が運転して居た『車』は、座席のシートも硬く、振動が大きかったのだ。


所謂、つくしの父親で在る 牧野晴夫が運転して居た『車』の車体は、時折、ドンッと振動しては身体を浮かせたり、身体を揺さ振られる事は、当たり前…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしは、司が運転して居る車に乗車して居ても、記憶が戻る事は無かったのだ。


現在のつくしの頭の中では、別物と認識して居たのかも知れない。
将又(はたまた)、司が運転して居る『車』…だったからこそ、無意識に、安心して居たのかも知れない。


唯、此の時のつくしの中では、通常、『車』という乗り物に対して、恐怖心しか無かったのだった。



だからこそ…。
司は、つくしに気を使い乍ら、自身の愛車を走らせて居たのだ。


そして、つくしも、又、そんな司の気持ちに応えるかの如く、漸く、少しずつ、目を開けられる様に成って居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の日を境に、何回目かのドライブデートを重ねた後(のち)のつくしは、司の期待に応えるかの如く、ドライブデートを楽しめる様に成って居たのだった。



勿論、此のつくしの現状は、司の口から、つくしの父親と成った 大河原社長に報告されて居たのだ。


そして、大河原家の面々には、つくしの父親と成った 大河原社長の口から報告されて居たのだった。


そして、勿論、F3&T2には、自身の父親で在る 大河原社長から話しを聞いて居た滋に寄って、話しが伝わって居たという訳…だったのだ。



だからだったのだろう。
其の後、滋からのそんな話しを聞いて居たF3は、司を呼び出すのだった。


何故なら…。
F3は、其の後の司から、何の報告も無かったのだ。


だからこそ…。
此の時のF3は、司に白状させる気満々で、司に向かって居たという訳…だったのだ。


勿論、F3から呼び出された此の時の司は、うざい事、此の上無かったのだった。

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