tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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類への想い【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外編




3月30日…類君のBirthday



【『司 vs.類【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外編』の<PS.>の
 其の後】


滋は、密かに、知って居たのだ。
類は、自身の妹と成った つくしの現在の携帯アドレスをつくし本人から聞いた事で、類 と つくしは、再び、『ソウルメイト』の様な関係に戻って居た事を…。


云わば…。
類 と つくしの『ソウルメイト』の関係とは、恋愛関係は全く無く、男と女の域(いき)を超えた友情関係で結ばれて居るという意味…だったのだ。



だが、司は勿論の事…。
滋も、また、そんな類 と 自身の妹と成った つくしとの関係にモヤモヤして居た一人…だったのだ。


其れでも、現在の滋にとって、其の手を使わない訳にはいかず、自身の妹と成った つくしに言ってしまうのだった。


「あのさぁ~、つくし…。
 つくしは、類君の携帯アドレスを知ってるんでしょ!」と…。


ところが、そんな事を自身に訊いて来る自身の姉と成った 滋に対して、首を捻りたく成るつくし…だったのだ。


何故なら…。
勿論の事、自身の姉と成った 滋もまた、類の携帯アドレスを知って居る筈…だったのだから…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、思わず、自身の姉と成った 滋に、突拍子も無い様な声で言ってしまうのだった。


「へっ??
 お姉様も、類の携帯アドレスを知って居る筈でしょ!」と…。



【*実は、今迄、記憶の無かったつくしとの接点を持とうとし無かった類は、つくしの記憶
  が戻った時点で、英徳高校時代の『花沢類』呼び➡『類』呼びに変更させて居たのだっ
  た。


  勿論、其の事についても、つくしは、司と揉めた事は言うまでも無かったのだった。】



だからだったのだろう。
其処で、此の時の滋は、不服そうな顔付きに成り、自身の妹と成った つくしに言ってしまうのだった。


「うん、知ってるよ。
 でも、つくしはさぁ~。
 ここ最近、類君の事を『類』って呼んだりして、自棄(やけ)に類君と仲良いんじゃ無い
 の?
 また、司が焼きもちを焼くんじゃ無いの。
 程々にしなさいよ。」と…。


其処で、つくしは、“何で、私は、お姉様からそんな事を言われなくちゃいけないの⁉”と、思った事も有り、更に、自身の姉と成った 滋に言ってしまうのだった。


「えっ??
 類とは、仲の良い友人って感じで、司が怒る様な関係じゃ無いよ。
 其れに、お姉様だって、知ってんじゃん!
 類 と 私が『ソウルメイト』だっつー事は…。
 なのに、何で、お姉様は、そう言う事…私に言うのかなぁ~?」と…。


実は、普段、全く喧嘩をせず、お互いをリスペクトし合って居る筈の滋 と つくし姉妹は、此の時点に於いて、既に、一触即発と言った様相と成って居たのだった。



だからだったのだ。
滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人は、“今迄、こんな事は無かったのに、滋 と つくしの二人は、如何してしまったの⁉”と、オドオドし始めるのだった。


何故なら…。
滋 と つくし姉妹の間を取り持った方が良いのか?
其れ共、暫く、放って置いた方が良いのか?
迷う位にオドオドし始める滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人は、自身の夫で在り、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長から窘められるのだった。


「今迄、滋 と つくしは、仲が良過ぎて、喧嘩もした事が無かった。
 だからこそ、滋 と つくしは、意見を交わし合うという意味でも、偶には、喧嘩した方
 が良いんだよ。
 私は、一人っ子だから、兄弟喧嘩をした事が無いから…ね。
 滋 と つくしの二人が羨ましいよ。
 其れに、当事者同士が解決すれば良いので在って、周りが騒がない方が良い。」と…。


だからだったのだ。
取り敢えず、様子を見る事にした滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人…だったのだ。



実の事を言うと、滋 と つくし姉妹の場合、喧嘩と言うのだろうか?
ちょっとした小競り合いみたいなモノが起こった様で、滋の嫉妬心に全く気が付いて居ない鈍感なつくしと言う構図が出来上がって居た事は言うまでも無かったのだった。


勿論、滋自身、自身の妹と成った つくしが鈍感な女性で在るという事自体、既に、知って居る筈なのだ。


なのに、其の事自体を忘れさせる位に、滋は、つくしに焼きもちを焼いて居たという訳…だったのだ。


其処で、つくしは、此れ以上、自身の姉と成った 滋と話しして居たら、デッドヒート気味に成り、“埒が明かなく成るといけないから…。”と、考えたつくしが其の場から離れたのだった。



そして、自室に戻ったつくしは、自身の一番の親友で在り、幼馴染で在る 優紀にTELするのだった。
勿論、此の時のつくしは、“優紀の顔を見て話ししたい!”という思いから、ビデオ通話にて、TELして居たのだった。


「内密の話し何だけど…ね。」と、つくしは言い始め乍ら…。


此の時のつくしは、【誰と誰が喧嘩して居るのか?】と言う事自体、優紀には一切言わず、相談口調で、自身の姉と成った 滋との出来事を優紀に話しし始めるのだった。


其処で、此の時のつくしが優紀から聞かされた話しは、つくしにとって、目から鱗の話し…だったのだ。


「そんな事…簡単でしょ!
 一人は、自分自身が喧嘩の相手に嫉妬して居る事に気が付いて居ない。
 そして、もう一人は、喧嘩の相手が自分自身に嫉妬して居る事自体に気が付いて居ない。
 だからこそ、揉めるんだよ。
 お互いの気持ちを知れば、即、解決だと思うんだけど…ね。」と…。


其処で、此の時のつくしは、そんな風に、自身に即答してくれた優紀に称賛の言葉を告げるのだった。


「優紀って…さぁ~。
 凄いよね。
 中学生の頃から思ってたんだけど…流石、優紀は周りを良く見てるよね。
 ほんと、優紀は言い得て妙だわ。」と、感心し乍ら…。


だが、優紀は…と、言えば…そんな風につくしから褒められ過ぎて、照れて居たのだった。


だからだったのだ。
優紀は知らぬ間に、滋 と つくし姉妹との間を取り持つ結果と成って居たのだった。
そして、其の後の滋 と つくし姉妹は、結果的には、『喧嘩両成敗』と言う形で、仲直りして居たのだった。


だからだったのだろう。
滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人は、滋 と つくしのそんな様子を傍から見て居て、ホッとするのだった。



また、其の後の滋は、つくしに願い出るのだった。


「あのさぁ~、つくし…。
 類君と連絡を取ってくれない。
 “一緒に食事に行かないか?”って…。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、そんな提案を、自身に飄々と話しして来た自身の姉と成った 滋に対して、驚愕と共に、訊き始めるのだった。


「類と一緒に食事に行くって言っても、類 と お姉様の二人だけだよね?
 もし、其の場にお姉様と一緒だったとしても、私が類と一緒に食事に行けば、其れこそ、
 司が怒って来る事は間違い無いよ。
 だからこそ、私は、一緒には行かないけど、其れでも良いの?
 良いんだったら、類に連絡入れて視るけど…さ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋からの返答の言葉は、「取り敢えず、私が、“類君にお礼したいから…。”って、類君に伝えて、類君と話しして視て!」…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、其の後、自身の姉と成った 滋から言われた通りに類に伝えたつくしは、返って、拒否出来そうに無い様な話しを類から言われてしまうのだった。


「牧野が一緒なら、俺は良いよ!」と…。


其処で、参ったのはつくしの方…だったのだ。


何故なら…。
一応、つくしは、司を怒らせない為にも、此の件を自身の婚約者で在る 司に話しし無くては成らなく成ったから…だったのだ。


なので、“隠して居ても、何れ、絶対にバレる。”と、踏んだつくしは、司に素直に話しし始めるのだった。


其処で、やはりと言うべきか?
つくしからのそんな話しを聞かされた司は、怒り始めるのだった。


だからだったのだろう。
仲を取り持つという意味で、其の後の司 と つくしは、類 と 滋とのディナーに同行するのだった。


云わば…。
結果的には、司 と つくし…そして、類 と 滋とのW(ダブル)デートの場に成って居たのだった。


実は、司 と つくしにとって、『W(ダブル)デート』と言うモノ自体に良い印象が無かったのだ。


案の定、司が類に余計な事を言うので、暫くの間、司 と 類は、睨み合ったり、一触即発状態…だったのだ。


「類…もうちと、滋に優しくして遣れよ!」とか…。


「滋は、類に惚れてんじゃねぇのか?」とか…。


だからだったのだ。
余り良い顔をし無い類…だったのだ。



其処で、司 と 類との間で、オドオドして居るのは、滋の方…だったのだ。
だが、此の時のつくしは、自身の婚約者で在る 司に対して、呆れて居たのだった。



だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、そんな相変わらずな司 と 類の二人を傍で見て居て、密かに思うのだった。


“お姉様の類への想いは、何時(いつ)、成熟するんだろうか?”と…。


勿論、もしも、類が此のままの状態…だったの成らば、確実に、滋の類への想いが成熟する事は無いのかも知れない。


だが、此の時のつくしは、自身の姉と成った 滋の類への想いが成熟してくれる事を、密かに願って居たのだった。



fin




<此の二次小説『類への想い【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外編』
 は、一部の言葉に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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