tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  78.





<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  78.』の中に出て来る表
 現の中に、不快に思われるやも知れない表現が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司がつくしの唇に触れるだけの優しいkissを施した後…。
司は、名残惜しそうに、つくしの唇に目を奪われ乍らも、つくしの唇から自身の唇を離したのだった。
そして、司は、其の際に、つくしに謝るのだった。


「今日は、本当に、ごめんな!」と…。


其処で、つくしは、自身に謝って来た司に対して、真っ赤な顔色は其のままに、司に話しするのだった。


「ばあやから話しを聞いたので、もう、大丈夫だよ。
 もう、司さんの事を疑ったりして居ないから、安心して…。
 司さんは、お姉様に呼び出されたんだよね。
 お姉様は、何のお話しで、司さんを呼び出したの?」と、訊き出すかの様に…。


だからだったのだ。
“嘘を言っても仕方ねぇ。”と、思い、此の時の司は、滋から呼び出された理由(わけ)を、つくしに話しし始めるのだった。


「俺は、あきらから連絡を受けたんだよ。
 “滋が呼んでる。”って…な。
 最初は、“スルーして遣ろうか?”と、思わなくも無かったんだが…。
 そんな事して視ろ!
 滋の場合、後が大変だろ?
 だから…よ。
 仕方無く、呼び出しに応じて遣れば、今度は、滋からの足止めを食らったっつー訳だ。」と…。


其処で、つくしは、更に、司に訊くのだった。


「でも、お姉様は、司さんに、何のお話しが有ったんだろう?」と、不思議そうに…。


だからだったのかも知れない。
司は、“此の話しをすれば、きっと、つくしを傷付ける事に成るかも知れねぇ。”と、思って居た事も有り、言い難そうに、つくしに話しし始めるのだった。


「つくしは、俺が運転する俺の愛車だったら、例え、『車』だったとしても乗る事が出来る
 様に成ったろ?
 其れに、俺が運転する俺の愛車だったら、つくしは、ドライブ(デート)を楽しんでくれ
 て居たし…よ。
 其れに、俺とのドライブ(デート)を楽しみにもしてくれて居たろ?」と…。


其処で、つくしも頷いて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、続けて、また、つくしに話しし始めるのだった。


「けど…よ。
 つくしは、滋と一緒にリムジンに乗った時、震えたんだよな⁉
 だから…な。
 其の事が信じられねぇ滋は、俺に八つ当たりして来たっつー訳…だ。
 “私は、つくしの姉なのよ‼”って…な。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの顔色は、蒼白…だったのだ。


勿論、此の時の司は、“つくしだったら、こう成るだろう。”と、予想して居た事も有り、本来は、此の話しをつくしに話しする自体、避けたかったのだ。
そして、案の定、つくしは、自分自身を責め始めたのだ。


「と言う事は、私の責任よね?
 きっと、お姉様は、私から信頼されて居ないと思ったんだわ。
 だからこそ、私自身、司さんが運転する司さんの愛車だけ乗車出来る事を、お姉様は、不
 服に思ったんだわ。
 如何し様⁉
 私は、お姉様を傷付けてしまった。」と、最後は、独り言の様に話しするつくし…だったのだ。



だからだったのだろう。
“そんなつくしを放って置けねぇ!”と、思った司は、未だ、ソファに座ったまま、つくしを引き寄せて抱き締めてしまったのだ。


そして、此の時の司は、自ら、つくしを抱き締め乍ら…。
“大丈夫だ‼
 お前には俺が就いてる。
 俺は、ずーっと、お前の傍に居る。”と、でも言いた気に、つくしの背中を優しく摩り乍ら、思って居たのだった。



だが、当然、つくしは、突然の事だったので、ビクッとしたのだが、優しく背中を摩ってくれる司の手に癒されて居たつくしは、“私は、司さんから守られて居るんだ。”と、思える事が出来て居たのだった。


云わば…。
此の時のつくしにとっては、司への信頼感が高まって居たのだった。


“此の男性(ひと)なら、信頼出来るし、此の男性(ひと)の傍に居ても安らげるし、安心
 出来る。”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、安心するかの様に、司から抱き締められて居る其の司の肩に自身の顔を埋める事が出来て居たのだった。



だからだったのだ。
此の時の司は、そんなつくしに思うのだった。


“こんなつくしは、『大河原つくし』に成ってから、初めての事だよな。
 やっと、つくしは、俺の事を信頼してくれて居るのだろう。
 俺は、漸く、『大河原つくし』の心も手に入れる事が出来たと言う意味だよな。”と…。



実は、暫くの間、司も、つくしも、口を開かずに居たのだが、其処で、漸く、司が口を開いたのだった。


「滋の事は、ばあやに任せて置けば良い。
 ばあやが何とかしてくれんだろ。
 其れに、滋も、そう何時(いつ)迄も、つくしの事だけに拘ってる時間もねぇだろ。
 滋は、大河原財閥のお嬢様という寄りも、今では、大河原グループの専務…何だから…
 よ。」と…。


だが、此の時のつくしは、司からのそんな言い分を聞いて居て、密かに、思って居たのだった。


“其れで、良いのだろうか?
 勿論、ばあやなら、お姉様を何とかしてくれるとは思う。
 でも、お姉様は、今でも、私の事に蟠り(わだかまり)を持った居ると思う。
 だからこそ、明日、お姉様に謝ろう。”と…。



だが、此ればかりは致し方無い事案だと云えたのだ。


何故なら…。
誰が悪い訳でも無い。
偶々、起きた事故に寄り、つくしのトラウマが『車に乗る事』だっただけ…。


そして、元々、司 と つくしは、恋人同士なのだ。


だからこそ…。
つくしが、現在の記憶の無い『大河原つくし』だったとしても、やはり、『つくし』の心を奪ったのは、『司』…だったという訳なのだ。



勿論、其の事に関して云えば、滋にも理解出来て居たのだ。


だが、元々、つくしと仲間という寄りも、『つくし信者』の滋…。
其れに関して云えば、当然、桜子もそうなのだろうが、そんな司に対して、其の当時から、滋自身、思って居た事は有ったのだ。


“司は、狡い!
 つくしを独り占めして…。”と…。


だからこそ…。
滋は、“現在の記憶の無い『大河原つくし』だったら、つくしは、絶対に、司では無く、姉で在る 私自身(滋)を優先してくれるだろう。”と、何処か、安易に思って居る節が有ったのだ。


だからだったのだろう。
滋は、“例え、現在の記憶の無い『大河原つくし』だったとしても、つくしは、やっぱり、司…何だね。”と、勝手に、期待外れだった事にショックを引き起こして居たのだった。


だが、滋は、大河原家の使用人頭で在る ばあやとの約束事が有るのだ。


例え、由緒正しい大河原財閥の令嬢で在る 滋…だったとしても、大河原家の使用人頭で在る ばあやとの約束事を破る事は許されないのだ。


だからこそ…。
滋は、大河原家の中では、大人しくして居たのだ。



だが、其の反動とでも言うべきか?
場所が変われば、滋は、普段のストレスを解消するかの如く、ぶっ飛ぶのだった。


云わば…。
弾けてしまう滋自身が、其処に居たのだった。


勿論、滋の仲間で在る F3&T2にとっても、滋とは長い付き合いで在る。
滋の気持ちは、理解して居るつもり…だったのだ。
だが、ここ最近の滋は、酷過ぎるのだ。


何故なら…。
事在る毎に、招集を掛けて来るのだ。


総二郎 と あきらが『忙しいから、無理だな。』と、LINEメッセージを送ろうものなら、『滋ちゃんが如何成っても良いんだぁ~⁉』と、LINEメッセージが入って来る。


今の滋の状況は、F3の面々にとって、鬱陶しい事、此の上ない状況だと云えたのだ。


云わば…。
元々、ハチャメチャなお嬢様の滋だったのだが、輪を掛けて、酷い状態と成って居たのだ。


まぁ~、滋のストレス発散場所と云えば、滋の仲間で在る F3&T2の前だけと言っても過言じゃ無いのだ。


だからだったのかも知れない。
其の事に関しては、桜子自身、そんな滋に対して、同情して居る節も有ったのだ。


何故なら…。
元々、桜子も、滋同様、『つくし信者』だったのだから…。
という寄りも、桜子の場合は、例え、つくしが『大河原つくし』に成ろう共、過去も現在も、一切、『つくし信者』に変わりないのだ。



だが、F3は違うのだ。
F3はF3で、此の状況に思って居る事が有ったのだ。
其れは、勿論、司に対してだったのだ。


“司は、滋から呼ばれねぇのかよ(大河原から呼ばれないんだね)?
 だからこそ、滋(大河原)は、「F3&T3LINEのLINEグループを作ろう。」って、煩かっ
 たのかよ(煩かったんだね)‼”と…。



だが、此の時のF3の面々は、此の状況に諦めるしか無かったのだった。
司に吠えた所で、司から言い返される事は分かり切って居るから…だったのだ。


其の代わり、此の時のF3の面々は、それぞれ、同じ様な事を思って居たのだった。
否、それぞれ、同じ様な事を考えて居たのだった。


“司…覚えて置けよ(覚えて置いてよ)‼
 此の借りは、倍にして返して遣るから…な(返して上げるから…ね。)。”と…。



勿論、そんな事をF3の面々が考えて居る等と…此の時の司には、思いも寄らなかったのだ。


そして、其の後、本当に、司は、F3から倍にして返されたか如何かは、誰も知る由も無かったのだった。

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