tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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滋への想い【Close to you~お前の傍に~…<つかつく>】  番外編





【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  78.』のエピローグ
 <つくしからの滋への謝罪の気持ち(つくしからの姉としての滋への想い)>】


つくしは、司からのそんな言い分を聞いて、密かに、思って居たのだ。


“其れで、良いのだろうか?
 勿論、ばあやなら、お姉様を何とかしてくれるとは思う。
 でも、お姉様は、今でも、私の事に蟠り(わだかまり)を持って居ると思う。
 だからこそ、明日、お姉様に謝ろう。”と…。



そして、翌日の朝と成り、つくしは、早目にダイニングルームに向かい、滋に話し掛けるのだった。


此の時のつくしは、「お姉様、おはようございます!」と、先ず、滋に声を掛けてから、言い難そうに、言葉を選ぶかの様に、滋に話しし始めるのだった。


「お姉様に謝りたい事が有って…。
 お姉様、御免なさい。
 お姉様の気持ちも知らないで…。
 私…。」と…。


其処で、滋は、【つくしが何の事を言いたいのか?】
そして、【つくしは、自分自身(滋)に対して、何について、“謝りたい。”と、思って居るのか?】を理解して居たからこそ、つくしからの話しを遮るかの様に話しし始めるのだった。


「つくしが私に何の事を言いたいのか?
 私は私で、ちゃんと、分かってるよ。
 其れに、トラウマに関しては、つくしの責任でも無いでしょ!
 でも…ね。
 実の事を言うと…。
 最初は、ショックだった事は、確かよ。
 私は、つくしのお姉様でしょ!
 だからこそ、つくしにどんなトラウマが有ったとしても、“つくしは、私を頼ってくれ
 る。”って、思って居たのよ。
 でも、つくしが頼ったのは、司…だった。
 だから…さ。
 “私は、司に負けたの?”って、最初は、思ってしまったの。
 でも、私 と つくしは、『姉妹』でしょ!
 だから、私 と つくしは、切っても切れない仲…。
 其れに、つくしが司の事を好きに成ったからこそ、つくしは、司…だった。
 唯、其れだけの事…。
 私こそ、焼き餅を焼いて、つくしに嫌な思いをさせて、ごめんね。
 此れからは、司 と つくしの事を応援するよ!」と、何時(いつ)もの滋スマイルで…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、何時(いつ)もの『滋スマイル』だったそんな滋を見て、ホッとして居たのだった。


そして、其の後の滋 と つくしは、今迄通りの『姉妹』に戻ったのだった。



だが、実は、此の時の滋は、自分自身のつくしへの想いについて、全て、つくしに真実を明かして居なかったのだ。


何故なら…。
其の自分自身の真実をつくしに明かしてしまえば、“きっと、私 と つくしは、『姉妹』では居られなく成る。”と、承知して居たから…だったのだ。


滋自身の真実をつくしに明かした事で、つくしは、司と別れ様とするだろうし…。
其の事で、滋は、司から敵対心剥き出しで向かって来られるだろうし…。
其の事で、滋は、“お互い、気拙く成って、つくしとの姉妹仲が悪く成るだろう。”と、予想出来て居たからこそ、此の時の滋は、自分自身の真実をつくしに明かさなかったという訳…だったのだ。




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  78.』のエピローグ
 <F3&T3からの仲間としての滋への想い>】


実は、そんな滋の真実を知って居るのは、F3&T3だと云えたのだ。


何故なら…。
酔った勢いで、滋は、自分自身の心の内をF3&T3に暴露して居たから…だったのだ。



勿論、滋の心の内を知って居るF3&T3は、知って居るからと云って、誰にも明かさなかった事は、事実…だったのだ。


“其の内、滋(さん)にも、司(道明寺さん)への蟠り(わだかまり)は、取れる日が来る
 だろう(きっと、来ます。・来ますわ。)。”と、考えて居たから…だったのだ。


だからこそ…。
滋の心の内を知って居るF3&T3は、誰にも言わずに居たという訳…だったのだ。




【ばあやからの滋への想い】


実は、翌日の朝のそんな滋 と つくしの様子を見て居た者が居たのだった。


そうなのだった。
そんな滋 と つくしの様子を見て居た者とは、大河原家にて、長らく、使用人を務めて来た使用人頭で在る ばあや…だったのだ。


大河原家の使用人頭で在る ばあやには、此の時の滋の気持ちは痛い程…理解して居たのだ。


だが、何れ、つくしは、道明寺家に嫁ぐ身…。
其れ故、滋が、何時(いつ)迄も、司に対して、敵対心を持つ事は良くないと云えたのだった。


何故なら…。
今後、司とつくしが結婚すれば、道明寺家 と 大河原家は、姻戚関係と成るのだ。


だからこそ…。
滋からの司への蟠り(わだかまり)は、早目に、取り除いた方が良い決まって居るのだ。


だからだったのだ。
大河原家の使用人頭で在る ばあやは、何時(いつ)迄も、司への蟠り(わだかまり)を持って居る滋に対して、嗜めて居たという訳…だったのだ。



だが、此の時の大河原家の使用人頭で在る ばあやは、別の或る事を思う様に成って居たのだった。


其れは…。
“滋お嬢様にも、何方(どなた)か、良いお相手が見付かれば宜しいのですが…。
 そうすれば、何時(いつ)迄も、司様 と つくしお嬢様に目を向けなく成ると思うので
 すが…。”と…。


だが、勿論、大河原家の使用人頭で在る ばあやも知って居たのだ。
滋の初恋の相手が、『司』だと言う事を…。


だからこそ、其れ以降、恋をせずに居るそんな滋の事を危惧して居た大河原家の使用人頭で在る ばあや…だったのだ。


何故なら…。
此の時の大河原家の使用人頭で在る ばあやは、思って居たのだ。


“滋お嬢様の目の前に、司様と同等…。
 もしくは、其れ以上のお相手の方が見付かるのか?
 難しいでしょうね。”と、思えて居たから…だったのだ。



其処で、大河原家の使用人頭で在る ばあやは、そんな自身の思いを、滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人に話しして視たのだった。


「滋お嬢様にも、何方(どなた)か、良いお相手が見付かれば宜しいのですが…。」と…。


其処で、滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人も、大河原家の使用人頭で在る ばあやに自身の胸の内を話しし始めるのだった。


「ええ、そうなのよね。
 滋は、つくしに拘り過ぎて居るのよ。
 きっと、滋は、司さんにつくしを取られた様に思って居るのよね。
 実は、私(わたくし)も、ばあやと同じ様な事を考えて居た所だったの。
 主人に話しして、滋に見合いさせて視ようかしら?
 でも、“大河原家に相応しい方を…。”と、主人も拘りそうで、中々、見付からない様にも
 思うのよね。
 如何したものかしらね。」と…。


だからだったのだ。
そんな話しをして居た滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人 と 大河原家の使用人頭で在る ばあやは、それぞれの滋への想いが一致したと言う事で、結託して、大河原夫人の夫で在り、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長を動かす事にしたのだった。



fin




<此の二次小説『滋への想い【Close to you~お前の傍に~…<つかつく>】  番外編』
 は、かなり、短めにて、終了致して折ります。
 『番外編』の為に、了承の程、宜しくお願い致します。>

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