もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく> 18.
【花沢つくし 編 18.】
総二郎×優紀 と あきら×桜子 は、久し振りに4人会を開催した。
「4人で会うのは久し振りだな。」
「ああ、ここ最近は忙しかったからな、桜子とも、時間を会わせるのが大変だしな。」
「こっちも、そうだよ。」
「何、言ってんですか、西門さん?」
「ああ??」
「しっかり、優紀さんを内弟子に取り込んで於いて…。
聞いた時はびっくりしましたよ。」
(良くまぁ~、そんな事、しらっと、言えましたね?
私が知らないとでも思っていたんですか? by 桜子)
「………」
(桜子にバレてやがる…。
何故、桜子に知られてんだ…。 by 総二郎)
「偶には、優紀さんを私に貸して下さいよ。」
「ああ??
優紀は物じゃないんだよ‼」
「総二郎、マジか?
お前、本気モードだよな。」
(総二郎、気持ちを解禁させた途端、これかよ~。 by あきら)
「良いんだよ、俺らはそれで…、なぁ~、優紀。」
優紀の肩に腕を回しながら、総二郎は優紀に目配せをして見せた。
「お前なあ、自分の彼女を惚気させて、どうするんだよ~。」
「西門さん、エロ過ぎ~。」
「うるせ~、お前ら二人‼」
あきらが雰囲気を変える為、話題を変えた。
「それはそうと、もうすぐ、司がご帰還らしいな。」
「道明寺さん、やっとですか?」
「先輩、大丈夫ですかね?」
「つくし、まだ、記憶、戻ってないんですよね?
道明寺さんが帰って来て、一波乱起きなきゃ良いんですが…。」
「優紀、変な事、言うなよ。
本当になりそうで怖いわ。」
「猛獣使いは、卒業させてくれぇ~‼」
あきらの切実な遠吠えが響いた。
「ところで、花沢さんはまだ帰って来られないんですよね?」
「そう言えば、3年はフランス支社って、言ってたよな?」
「という事は、司に取っちゃあ、鬼の居ぬ間に…って、やつだよな。」
「もし、滋までドバイからご帰還って、事になりゃあ、大変な事になるぞ。」
全員、武者震いが起きた。
「猛獣使いだけでは、済まなくなるぞ~。」
「今の平和を帰してくれ~‼」
一体、この平和は何時まで持つ事やら…。