bad love…<つかつく> 11.
【中学校からの親友の優紀と待ち合わせ場所のカフェにて】
<優紀は、つくしの現在の現状を知る数少ない友人(親友)の一人なのだ。>
優紀が、先にカフェに来ていた。
「優紀、ごめん。
遅れちゃった?」
「ううん、そんな事無いよ。
時間が有ったから、ちょっと、早目に来てただけだよ‼」
「そうだったんだ。
良かった‼
この間は、TELで遅くにごめんね?」
そうなのだ。
優紀には、進も含めて、大河原家の養子に成った事・道明寺HDの御曹司の司と付き合う事に成り、婚約せざるを得なく成って婚約した事を、TELで話しして居たのだった。
「良いよ。
大変そうだね?」
「まあ、そうだね。
毎日、TEL成り、LINE成り、入って来るから大変…。」
優紀は驚愕していた。
「………大変そう‼」
「TELに直ぐ出ないと、鬼TELが始まるし、LINEの既読が無いと、“如何した?”から始
まり、既読するまで、LINEが入り始めるから、携帯が手離せなく成って来て、業務に
も支障を来たす様に成って来たんだ…。」
優紀は更に、驚愕していた。
「それって、大変じゃん。
誰かに相談しないの?」
「相談したよ。
パパにね…。
パパ、何て言ったと思う?」
“お金持ちに養子…。”って良いなと思っていたけど…。
“お金持ちにも、大変な事は在るんだ…。”と、悟った優紀だった。
「何か聞かなくても分かった気がする?」
「でしょ?
“良かったじゃないか?
其処まで、惚れられれば、本望だろう。”だって…。」
優紀は、“やっぱり…。”と、思っていた。
「で、如何するの?
もう、嫁ぐ事、決定?」
「取り敢えず、お付き合い段階だから、もう、無理って思えば、お断りしようかと、画策
中。」
「でも、そんな事したら、支障を来たすんじゃないの?」
「う~ん、それは間違いないかも…。
もう、今更な様な気がするよ。」
優紀は、つくしの将来を悲観していた。
「いい加減にして欲しいよ。
私の気持ちは何処に有るんだっつーの‼」
優紀は、つくしが相当、貯めこんでいる気がしたので、飲みに行く事を誘ってみた。
「つくし、今日、この後、飲みに行く?
久し振りだしさ⤴。」
「うん、そうだね。
そうしよう‼」
と、つくしと優紀の話しが決まった所で、司からTELが入った。
「ごめん、彼からだわ…。
出て良い?」
優紀は頷いていた。
実は、自分(つくし)が大河原家の娘と成った事は、世間ではそれ程、知られて居ないので、優紀と居る時は、司と婚約して居る等、司の名は伏せて話ししていた。
つくしは、司が就けているSPが、つくしに就いて居る事を全く知らずに居たのだ。
勿論、本来は大河原家のSPも就いて居たのだが、司が、つくしが常に何処に居るのか知る為に、司が手配する事を大河原家側に了承を得ていたのだ。
なので、司はつくしが、誰と一緒に居て、何処に居るかは分かっていて、司はつくしにTELを掛けていた。
<一部、訂正を掛けています。
申し訳ありません。
2018.11.03>