もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく> 33.
【花沢つくし 編 33.】
つくしは、今日も道明寺HDで、今回のプロジェクト会議に出席する為、道明寺HDに来ていた。
エレベーターに乗るなり、
「はぁ~⤵。」
ほんと、溜息しか出ない何て、どんだけだよぅ~。
「つくし専務、気を引き締めて下さいませ。
もう直ぐ、エレベーターが到着致します。
社長寄り、言付かって参りました。
“きちんと仕事を熟すように。"との事でございます。」
秘書にまで言われる私って…どうなのよ。
私は、パパから、どんだけ疑われている訳。
私は、仕事はきちんと全うします。
会議終了後、道明寺副社長より、声を掛けられた。
「つくし、俺のパートナーになってくれるんだってな。」
何か、聞こえ様に寄っては、違う意味に取られ兼ねないような?
正して於かなければ…。
「語弊が有りますけど、パーティーのって事ですよね?
父から、頼まれてはいますけど…⤵。」
其処は良い変えなくても良いだろ。
そのうち、本当の俺のパートナーに、お前はなるんだからよ。
「ああ、それだ。
だからよ、パーティーで着るお前のドレス、今から俺と一緒に見に行かねぇか?
つくしのドレスを選んだら、俺のタキシードもつくしのドレスに合わせるしよ。」
坊ちゃんお得意の『Going my way』 精神、出た‼
俺様・道明寺様・司様…。
「今から…ですか?」
「ああ、俺とは嫌か? ⤵」
だから、何で、そんな悲しそうな目をするのよ。
態とか…‼
「そうじゃ有りませんけど、どうして放って置いてくれないんですか?」
お前、まだ、俺の気持ち、理解してねぇってか。
お前、どんだけ、鈍感なんだよ⤵、笑えて来るわ(苦笑)。
「前にも言ったよな、お前が好きだって…。」
これで、俺の気持ち、少しは理解しろよ‼
「はぁ~⤵、何故、そんな強引、何ですか?」
「分からないかなぁ、お前は強引くらいが丁度良いんだよ。
どうせ、煮え切らなくて、右往左往するん出しよ。
俺に着いてくれば良いんだよ。」
う~ん、私の事が、何故、分かるの?
「会って、まだ日が浅いのに、私の事、私以上に良く知っていらっしゃるんですね?」
遣っべぇ…。
ツッコミ過ぎた。
「………」
「もしかして、以前に、お会いした事、有ります~?」
「………」
「ここだけの話しですが、私、生まれてから高校2年までの記憶がないらしくて…。
もしも、その間にお会いしていたので有れば、失礼なお話しですよね?
申し訳ありません。」
「否、大丈夫だ。」
此れじゃあ、何が大丈夫か分からないよな…。
ほんと、とちったよなぁ。
「嫌なら良いんだけどよぉ。
強引に連れて行こうとして、済まなかったな。
もう無理は言わねぇから。」
また、そんな悲しそうな顔をする…。
だから、弱いんだってば…。
「今日は難しいですが、近々にでも、ご連絡します。
それで宜しければ、その時に、お願いします。」
「本当か、マジか。
ぜってぇ、連絡しろよ‼
待ってんから。」
やべぇ、こいつの言葉一つで、気分、最高‼
浮上したわ‼
嘘っ、顔がにやけてますよぅ~。
少し、可愛いかも…うふふ。
「では、今日は、これで…。」
「おぅ、連絡、待ってるからな。」