tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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エイプリルフール…<総優>・<つかつく>  4.




<司side>


翌日の朝、総二郎とあきらが、俺の執務室に入って来た。


で、T3が居なく成った事について、話しを詰めていた。



その時だった。


あきらが、口火を切って来た。


「俺が思うに…。
 昨日は、4月1日だろ?
 所謂、『エイプリルフール』だろ?
 T3は、其れを利用したんじゃねぇかって…な?」


俺は、怪訝な顔をして居たんだと思う。


総二郎もあきらも、俺を凝視して来やがった。


「『エイプ…(ほにゃらら)』って、何だ?」


俺は、聞いた事のねぇ言葉をこいつ等に訊いて居た。


あきらが、追記する様に、説明して来た。


「『エイプリルフール』…だよ‼
 『冗談』…。
 否、『嘘』…か⁉
 まあ、そう言うのを付いても、許される日だ‼」


俺は、あきらの言葉に、衝撃を受けた。


「そんな日が有るのか?」


総二郎が、あきらにその後の説明を促していた。


「あきら…?
 で、さっきの話だけど…よ。
 あいつ等 T3が、『エイプリルフール』を利用してるとは、如何言う意味、何だ?」
「所謂な…。
 桜子が、『エイプリルフール』を利用して、こう言う事を考え出したんじゃねぇかと、
 思うんだ。
 で、失踪先…?
 何だがな。
 海外って訳はねぇと思うんだ。
 渡航記録さえ有れば、司なら、調べは付けられるだろ?」


俺は、“当然だ‼”とばかりに、返事をした。


「ああ、まあな。」
「だろ‼
 だから、海外はねぇ筈、何だ。
 で、国内でも、ホテルや旅館に宿泊する事もねぇと思うんだ‼
 特に、今じゃあ、牧野は、司の彼女として、社交界では有名に成ってるし…。
 宿泊記録が有れば、尚、バレる可能性が有る。
 偽名を使っても、バレるだろ。
 牧野だけじゃなく、桜子も、三条家のお嬢様だ‼
 社交界なら、知らねぇ者は潜りだろ?」


総二郎も納得していた。


「そうだよな。
 ここ最近じゃあ、優紀も、お袋に就いて、婦人会なんかに出席してるみてぇだから、バ
 レる可能性も有るな‼
 それに、優紀も、俺のパートナーで、『party』に出席する機会も多く成って来てる
 し…な。」


あきらも、頷いて居る。


「だから、その線もねぇ筈だ。
 で、考えたんだが…?
 如何考えても、今回は、俺等のお袋軍団も、T3に肩入れしてる可能性が有る。」


俺は、驚愕していた。


其処で、総二郎が、不貞腐れる様に言って来た。


「大体、そもそも、実の息子で在るの筈の俺等に肩入れせず、俺等の実の母親が、普通、
 息子の彼女に肩入れするか?」
「まあ、普通は、考えれられねぇだろ?
 だが、其処は、俺等のお袋だろ‼
 実の息子より、彼女が可愛いって事だろ?」
「否、例え、そうだとしても…よ?
 俺とあきらの母親なら、まだ、理解出来る。
 けど、あれだけ、反対してた司の母ちゃんまで、牧野の言い成りとは…な?」
「………」


俺は、何も言えずに居た。


で、あきらは、話しを推し進めて来た。


「だから…よ。
 考えたんだが…“別荘だ‼”と、思うんだよな?」
「別荘…?」
「けど、幾ら、俺等の母親が、T3に肩入れしてるって言っても、道明寺家・西門家・美
 作家の別荘だと、直ぐバレると考えるのが、妥当だろ?
 だから、T3の中の別荘と成る。
 T3の中だと、別荘が在るのは、三条家だけだ‼
 だという事は、三条家の別荘で近場を選んでいると思うんだよな?」


俺は、あきらの推理に納得していた。


「遠出すれば、移動するだけで時間が掛かるという事か?」
「そう言う事だ。」
「じゃあ、何処だというんだよ‼」
「三条家の別荘で、近場と言えば…?
 考えられるのが、『信州』という事に成る。」
「「了解‼」」


俺と総二郎は、“流石、あきらは、三条家を知り尽くしてるよな‼”と、感心していた。



で、俺等 F3は、直ぐ様、信州に飛んだ‼


勿論、うち(道明寺家)のヘリで…。


で、ヘリポートからは、リムジンで、向かった。


ほんと、手間の掛かる事をしやがる連中だぜ‼


取り敢えず、あいつ等 T3を見付け出して、説教の一つや二つ、言わねぇと気が済まねぇだろ?


という事で、三条家の別荘に着いた俺等 F3だった。

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