王様ゲーム【Valentine Day】…<総優>・<つかつく> 3.
で、つくしは、滋に訊いて居た。
「如何して、滋さんは、そんなに…。
何で、嬉しそうなの?」
だから、滋は、つくしを睨み付け乍ら、言って居た。
「だって…。
あんた達は…?
恋人同士の癖して…。
ベタベタ…?
イチャイチャ…?
し無い…し。
其れに、あんた等 二人を、何時(いつ)見ても、詰まんないんだもん。」
つくしは、滋の言葉に、怪訝に思い、小さく呟いて居た。
「詰まんないって…⁉」
実は、此の頃の滋は、未だ、司への想いに未練を持って居た。
司は、つくししか、受け入れないし…。
つくし以外、観て居ない事も、滋は、分かって居た。
だから、司&つくしのイチャ付き振りを観て、司への未練を、滋自身の中で、“失くしたい‼”と、思って居たのだった。
で、其の事を知っている総二郎は、つくしに自覚させ様と、声を発し始めていた。
「詰まんねぇだろ?
司も…。
だから…よ。
牧野…?
もう少し、司への気持ちに、自覚しろ‼」
で、滋は、つくしの口に『ポッ〇ー』を銜え(くわえ)させて…。
司にも、『ポッ〇ー』を銜え(くわえ)させ様としていた。
「つくし…。
ハイ、ポッ〇ー…。
さっさと、銜える(くわえる)。
で、5番の方…?
司…だったよね。
ハイ、どうぞっ‼」
で、つくしも、此の状況が、居た堪れ無く成り…。
司に、悪態を突き始めていた。
しかも、司に促すかの様に…。
だから、つくしは、司と、面と向かって、言って居た。
「さっさと、済ますよ‼
ハイっ‼」
だが…。
司は、つくしのそんな態度にも、動じる事無く…。
言って除けていた。
そして、序に、態度で、F3&T3に示していた。
だが…。
何時の間にか?
英徳学園の中庭には、F4が居る場所を探し当てた英徳学園の女子生徒・学生に寄って…。
廻りを固められて居た。
そうとは、知らないつくしは、其の様子に気が付いて居た司に寄って、『コト』を進められていた。
「面倒臭ぇ…。」
司は、そう言い乍ら…。
つくしが、自身の口に銜えて(くわえて)居た『ポッ〇ー』を、弾き飛ばした。
そして、司は、つくしの唇に…。
ディープkissを、施していた。
そして、司は、一言、つくしに言って除けていた。
「チョコの味がする。」と…。
そして、此れに、怒ったのは…。
つくしだった。
つくしは、ゲームだと思うから、行動に移した。
つくしにとって、他人前(ひとまえ)で、ディープkissをする等と…。
考えられない事。
つくしは、顔だけじゃ無く、頭の天辺から…。
デコルテ…。
そして、つくしの身体中が紅く染まっていた。
其のつくしの姿に、興奮状態だったのは…。
言うまでも無く、司だった。
だが、つくしは、司の行動が許せず…。
暴挙に出てしまって居た。
「他人前(ひとまえ)で…。
何て事をするのよ…?
止めてよね。」
そう言い乍ら…。
つくしは、司の頬を思いっきり、グーパンチしていた。
そして、良い音が、其の場に響いて居た。
「ばっちん…。」と…。
だが…。
殴られた司も、黙っては居なかった。
「痛ェな…。
牧野…。
此の野郎⁉
kiss位ぇ…。
ケチケチすんなっ‼」
だが、つくしも、言い返していた。
「ケチって…。
何よっ‼
如何いう意味よ?
バカっ‼」
で、其の後…。
我に返った司とつくしの周りには、F3&T3は、既に、居なかった。
其れ処か?
ギャラリーとして居た筈の英徳学園の女子生徒・学生の姿も、既に、無かった。
其の場(英徳学園の中庭)に居たのは…。
司&つくしだけだった。
F3&T3が、其の場から居なく成った時…言って居たのだ。
司とつくしには、聞こえて居なかった様子だったが…。
「さ、帰ろ‼」と…。
所謂、F3&T3は、そんな司&つくしに呆れていたのだった。
だが、其の後…。
英徳学園には、密かに、噂に成って居た。
「『道明寺司』は、『牧野つくし』の尻に敷かれて居る。」と…。
其の噂の意味を理解して居ない司は、密かに、喜んでいた。
「俺は、何時でも、『牧野つくし』の尻に敷かれてるっつーの‼」と…。
fin
<此の二次小説『王様ゲーム【Valentine Day】…<総優>・<つかつく>』は、<1.
> 及び <2.> 及び <3.>の全てに於いて…。
神尾葉子先生の漫画『花より男子』<37.5巻>に、基き、妄想させて頂きました。
また、一部の文面に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』<37.5巻>の花男メンバー
のセリフを、勝手に、拝借させて頂いております事をお詫び申し上げます。
神尾葉子先生 及び 関係者各位 様に、於かれましては、勝手致しております事を、
お詫び申し上げます。>