tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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出会ってしまった…<つかつく>  4.




<司side>


その後、言い難そうに、先方から、更に、飛んでもねぇ話しを打診されてしまった。


「其れと言い難い話しでは有りますが…。
 母が牧野さんを大層気に入りまして、私共の息子と、“見合いをさせたい。”と、申して
 おりまして…。
 私も牧野さんとお会いして、お礼を申し上げたいので、願わくば、御社の方で、是非、
 話しを進めて頂ければと、思っていますが…。
 如何でしょうか?」


俺は、先方の話しに、素早く待ったを掛けていた。


ババアの驚愕した顔が、横目で見えたが、俺は、ババアに構わず、話しを進めていた。


「その話しは、此方としましては、お受けし兼ねます。
 牧野は、私の恋人です。
 申し訳御座いませんが、ご了承願います。」


ババアは、“何を言い出すのか?”という顔をしていた。


俺は、横目で、ババアの顔の表情を確認していた。


俺は、そんなババアに構わず、更に話しを進めていた。


「また、『担当者を牧野に…。』という申し出ですが、牧野は、まだ、新入社員です。
 入社して、まだ、半月です。
 ですので、牧野の補佐に私が就く事をお許し願いたい。」


其れには、先方も驚愕していた様子だった。


「賜わりました。
 此方からの打診話が大分、変わって来ています。
 取り敢えず、弊社の会長である母とも、再度、打ち合わせをせねばなりません。
 この話しは、持ち帰らせてもらいたい。
 宜しかったでしょうか?」
「賜わりました。
 ご配慮に感謝します。
 宜しくお願いします。」


俺は、ババアと日本に帰国して来て、良かったと思った。


ババアは、知らなかったとは言え、この場に立ち会えた事を、俺は、一応、ババアに感謝した。


その後、先方との話しは終了したが…。
今にも食って掛かろうかという態度のババアと俺は退治しなければならねぇみてぇだった。


ババアから、口火が切られた。


「司、如何言う意味なの?」
「そう言う意味だよ‼」
「司、何時の間に、日本に恋人が出来て居たの?」
「はぁ~??
 牧野は、英徳大学出身だよ。
 あきら等の後輩だ‼」


俺の言葉にババアは、驚愕していた。


「だからって、司、貴方の恋人に成る様な接触を、その牧野さんと何時したの?」
「うるせぇ~なぁ‼
 取り敢えず、そう言う事だから…。
 俺から、牧野を引き裂こうとすれば、俺は、道明寺から離れるからな‼」


俺は、ババアを退治出来たんだと、気持ちを昂らせていた。



<楓side>


私(わたくし)は、慌てて、『牧野つくし』を調べる様に秘書に伝えた。


その日のうちに、履歴書 及び 情報が上がって来た。


如何も、司の一目惚れだった様だ。


司は、入社式の日に、1Fエントランス ロビーで打ち合わせをしていた牧野さんにぶつかってしまったのが、一番最初の出会いの様だった。


唯、西田から、付け加える様に報告を受けた。


「それが、司様の身体には、牧野さんにぶつかった後も、症状が出て居ないのです。
 それ処か、飄々とされて居られました。
 女性に軽く触れられるだけで、赤く腫れ上がる筈の司様のお身体に…。
 普段、司様のお身体に出る筈の症状が出なかった事に、司様はお気付きでは無かったの
 ではないでしょうか?
 それ程までに、普通にして居られました。」


私(わたくし)は、西田の言葉に驚愕しか無かった。



と、言う事は、牧野さんだけが、司に触れても大丈夫だという事なの?
と、言う事は、司の運命の女性は、『牧野つくし』だという事なの?



私(わたくし)は、司には、子供が授かる事は無いと思っていた。


道明寺HDの後継者は、椿の次男を据え置こうと考えて居た。


もし、司に授かるチャンスが有るなら、この上ない幸せな事だ。


“成らば、『牧野つくし』を取り込む事を考えなくてはいけない様だ。”と、私(わたくし)は、考える様に成って行った。




<4.は、短めで申し訳御座いません。>

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