もしも類とつくしが兄妹だったら…(家族編)<つかつく>9.
【道明寺つくし 編】
静は類が帰宅後、つくしから聞いた話を類に聞かせていた。
「類は如何思う?」
類は既に、怒り心頭のご様子。
「ほんと、つくしは、何時も厄介事を運んで来るね‼」
静がつくしのフォローをしていた。
「でも、決して、悪い話でも無いと思うんだけど…。」
類は道明寺家と、近付き過ぎる距離を懸念していた。
「益々、道明寺家との繋がりが密に成り過ぎると、厄介事もそれだけ増えるんだよ⤵。」
静は一応、健の気持ちも考慮したいと思っていた。
「でも、当の本人同士が良いって言うなら、それも有りよね?」
「まあ、悪い相手では無いから、許せる範囲内かな程度の内容だよ⤵。
つくしの嫁ぎ先だし、邪険には出来ないし…ね。」
静は、一応、“ほっ”としていた。
「そう、分かったわ。
椿さんには会う予定だから、会って、お話しして来るわ。」
「了解。
俺も司と話すよ。」
その後日、静は、椿とつくしと、道明寺邸で有った。
静は、椿には、健の気持ちを伝え、健と杏が会った後の、健と杏の事については二人お互いの気持ちに任せようという事で椿と静は、納得した。
また、その後、やっぱりと言うべきか、つくしは類から、嫌味の一つ処か、嫌味を散々言われ尽くしたので有った。
類は花沢家の長男として、つくしの兄として、威厳は守った形だ。
つくしは、道明寺家と言うより、椿 と 花沢家と言うより、類との板挟みで辛い立場に立たされる羽目に成ったので有った。
つくし、頑張れ、ファイト‼