I’m crazy about you. ~お前に夢中~ 7.
F3が、帰った後も…。
司は、『後悔』と言う言葉だけが、司の頭の中で、渦を巻いて居たのだった。
何故なら…。
司は、つくしが、優紀に送ったというLINEの言葉が、司の頭の中から、離れなかったのだ。
『私は、綺麗、さっぱり…。
此れからの人生を、楽しむよ。』
と言う事は、此のLINEを優紀に送った時のつくしは、少なくとも、司の事を忘れると言う意味にも取れるのだ。
だが、司は、つくしの事を思い出したのだ。
つくしを思い出した今の司が、つくしの居ない人生を送る事等出来る訳無かったのだ。
其れなのに…。
つくしは、司の居ない人生を送ると言うのだ。
否…。
『楽しむ』と言うのだ。
だからだったのだろう。
司は、“『後悔』だけでは、済まない。”と、思って居たのだった。
司の中では、一日でも早く…。
自身の記憶が戻った事を、つくしに知らせたかったのだ。
だが、此の時の司には、其の術を、知る事は出来なかったのだ。
実は、司は、すっかり忘れて居たのだ。
司が、つくしに渡していた携帯の事を…。
何故なら…。
司は、つくしを失くしたという『後悔』ばかりが、頭の中を埋めて居たので…。
その他の件に関しては、其の時の司の頭の中には、存在して居なかったから…だったのだ。
勿論、もし、司が、つくしに渡していた其の携帯の充電が入って居るの成らば…。
司は、つくしと連絡を取る事が出来るのだ。
実は、優紀が、其の携帯の事を思い出して居たのだった。
つくしが、司から預かっていると言って居た携帯の存在を…。
実は、団子屋のバイトの時に…。
其の携帯の愚痴を、つくしは、優紀に、話しして居たのだった。
なので、優紀は、桜子に、連絡を入れるのだった。
「桜子さん…。
もしかしたら…。
つくしと、連絡を取る事が出来るかも…です。」と…。
其処で、桜子は、驚愕の余り…。
素っ頓狂な言葉が、口から出るのだった。
“へっ??”と…。
なので、優紀は、続けて、話しするのだった。
「実は、つくしから聞いた事が有るんです。
道明寺さんから、“無理矢理、携帯を預かった。”と…。
で、つくしが言って居たんですけど…。
“其の携帯が鳴ると、携帯画面には、『俺様』と、表示されるのよ。
どんだけだと、思う⁉”と…。
其の携帯のアドレスには、道明寺さんが入れたという『俺様』としか入って居ないらしく
て…。
道明寺さんからは、“『俺様専用携帯』だ‼”と、言われて、預かったそう何です。
勿論、其の携帯の充電が、今でも、入って居る事が前提…何ですが…。
つくしと連絡を取る事は、可能かと思います。
でも、其れには、道明寺さんが、了承しなくてはいけないと思いますが…。」と…。
そんな話しを優紀から聞いた桜子は、興奮状態だったのだ。
何故なら…。
もしかしたら、もしかするかも…なのだ。
だが、優紀の危惧する処は…。
司が、つくしの記憶を失くして居た事で、司から預かったという携帯の充電を、“つくしが、態々、(充電を)入れた状態のままで置いているだろうか?”と、言う事だったのだ。
優紀にして視れば…。
つくしの性格上…。
“掛かって来ない事が分かって居る携帯の充電を、果たして、入れた状態で、置いて居るだろうか?”と、優紀は、考えたのだ。
だからこそ…。
不確かな情報だったので…。
桜子には、【其の携帯の充電が、今でも、入って居る事が前提】と、付け加えたのだった。
だが、桜子にして視れば…。
『万が一』と言う事も在るのだ。
所謂、“万に一つとは、言い難いだろう。”と、桜子は、考えたのだった。
だからだったのだろう。
桜子は、優紀に、お礼の言葉を、伝えるのだった。
“優紀さん…。
連絡して下さって、有難う御座います。
取り敢えず…。
F3の皆さんに、お伝えして視ます。
判断は、F3の皆さんに、お任せし様と思います。”と…。
なので、優紀も、“其の方が良いだろう。”と、思い、桜子に、賛同の意を伝えるのだった。
「そうですね。
私も、其の方が良いと思います。
宜しくお願いします。」と…。
そして、優紀からのTELを切った後の桜子は、其の後直ぐ…。
あきらに連絡を入れるのだった。
そして、桜子は、優紀から聞いた話を、あきらに報告するのだった。
なので、あきらは、翌日…。
桜子と共に…。
F2に、桜子が、優紀から聞いた話を、話しし始めるのだった。
そして、F3&桜子で、相談した結果…。
やはり、司に、伝える事にしたのだった。
なので、F3が、代表で、司に会いに行く事にしたのだった。
道明寺邸に、向かって居たF3は、思うのだった。
“あの牧野が、例え、司と繋がって居様共…。
勿体無いとか言って…。
携帯の充電を入れて居るだろうか?”と…。
桜子は、「『万が一』と言う事も在る。」と、言っては居るが…。
F3は、そうでは無かったのだ。
所謂、此の時のF3は、半信半疑だったのだ。
もし、つくしが司から預かっているという携帯の充電が、入って居なかった場合…。
寄り一層、司が、動けなく成る事も予想出来るのだ。
其れこそ…。
司が、立ち上がれなく成る事も、想定出来るのだ。
だからこそ…。
此の手の話しは、慎重にするべき話なのだ。
なので、あきらは、実は、シミュレーションを掛けて居たのだった。
其の事を、忘れてしまって居るだろう司に、あきらは、思い出させる話を促す事にして居たのだった。
そうすれば…。
司は、つくしの携帯に、連絡を入れるだろう事は、予想出来るのだ。
なので、其の事を、道明寺邸に向かって居るリムジンの中で、あきらは、F2に、話しするのだった。
あきらにとって、一番の気掛かりは、類なのだ。
類が、余計な事を言わないとも、限らないのだ。
だからこそ…。
念には念を…。
慎重にコトを進める事を、あきらは、類に、伝えて居たのだった。
そして、F3は、道明寺邸に、着いたのだ。
そして、F3は、司の自室と成って居る東の角部屋に向かって居たのだった。
勿論、タマも、一緒に…。
何故なら…。
未だに、司は、自室のドアの鍵を、掛けたままにして居たのだ。
なので、タマが、司の自室のドアの鍵を開ける必要性が有るのだ。
そして、タマに寄って、開けられた司の自室に入ったF3だったのだ。
其れでも、司は、未だ、ベッドに張り付いたままだったのだ。
呆れる類に…。
遣る瀬無さが募る総二郎とあきらだったのだ。
其処で、あきらは、司に、声を掛けたのだ。
「司…。
牧野と、何か?
接点に成る様な物は、持ってねぇか?」と…。
そんなあきらからの言葉に、思い出したかの様に…。
司は、起き上がったのだ。
そして、司は、立ち上がり、クローゼットの方に向かうのだった。
そして、唯一、つくしと繋がって居る筈の携帯を持って来たのだった。
実は、司が、つくしの記憶を失くして居る間…。
此の携帯の充電は入って居なかったのだ。
だからだったのだろう。
司は、慌てるかの様に…。
其の携帯の充電を入れるのだった。
そして、其の後の司は、つくしの携帯に、アクセスを掛けるのだった。
だが、司の携帯からは、『ツゥーツゥー』と、いう音が鳴って居るのだが…。
其の内…。
『電源が入って居ない為…。
掛かりません。』と、音声が流れて来たのだった。
其処で、司は、思い出したのだ。
司が、つくしに渡していた其の携帯に、『GPS』を搭載させて居た事を…。
なので、電源が入って居なくても…。
“もしかしたら…。
電波をキャッチする事が出来るのではねぇか?”と、司は、考えたのだった。
なので、司は、F3に言って除けるのだった。
「もしかしたら…。
電波をキャッチ出来るかも知れねぇ。
遣らせて視るわ。」と…。
なので、F3も、そんな司の言葉を、期待するしか無かったのだった。
という訳で、F3は、司からの結果報告を、待つ事にしたのだった。
