tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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其の後<総優>【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編①



2021.4.1  入社式
新入社員の皆様…。
おめでとう御座います!



【『総二郎&優紀【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編⑤のエピローグ
 <其の後>】


此の日(4月1日)の優紀は、教師として、桃乃園学園に初出勤の日だったのだ。


此の日の朝の優紀は、初出勤早々から、新任教師の紹介を兼ねた会議が、中等部・高等部の合同で行われる事と成って居たのだ。


桃乃園学園は、『中高一貫教育』を理念とした学園なのだ。


なので、中等部・高等部の合同で行われる事は、常の事だったのだ。


という訳で、此の日の優紀は、其の会議に、出席して居たという訳だったのだ。



だが、実は、此の日の優紀は、何時に無く、不安で、心配だったのだ。


何故なら…。
つくしの両親で在る 晴夫と千恵子が、桃乃園学園の理事長代理 と 理事なのだ。


何時(いつ)、つくしに、バレるやも知れないのだ。


だからだったのだろう。
何時に無く、ソワソワと、落ち着きの無い優紀が、其処に居たという訳だったのだ。



また、一方のつくしの両親で在る 晴夫と千恵子も、新任の教師の名簿を観た時に、【国語科 松岡優紀】と、記されて居る事を知り、首を傾げて居たのだ。


優紀は、自身達の娘で在る つくしの幼馴染で親友なのだ。


だからこそ…。
つくしの両親で在る 晴夫と千恵子も、優紀の事は、良く知って居るのだ。


其の優紀と同姓同名の名を観たのだ。


だからこそ…。
首を傾げて居ても、此の時点に於いては、仕方無かったと言えたのだ。



其れに、新任の教師の名簿欄に【国語科 松岡優紀】と、記されて居る名が、本当に、本人なのか?
其れとも、唯の同姓同名だったのか?
現時点に於いては、分からないのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしの両親で在る 晴夫と千恵子は、実際に、確かめる迄、実は、つくしには、言わずに置いたのだ。



そして、4月1日の当日を迎えたのだ。


其の時のだったのだ。
会議室の中で、優紀の姿を、目で捕らえた桃乃園学園 理事長代理で在る つくしの父親の晴夫 と 理事で在る つくしの母親の千恵子の目は、点状態だったのだ。


というか?
『吃驚仰天』と、言うべき状態だったのだ。


余りに、衝撃過ぎて、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子にとっては、言葉が出て来ない程だったのだ。


勿論、そう成るだろう事は、優紀にも、分かり切って居たのだ。
寧ろ、そう成る事が、当然と云えば、当然だったのだ。



そして、会議が終了した後…。
優紀は、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子に呼び止められたのだ。


勿論、優紀に声を掛けて来たのは、つくしの母親で在る 千恵子だったのだ。


「優紀ちゃん…。
 優紀ちゃんなのよね?
 新任教師の名簿欄に、【国語科 松岡優紀】と、書いて在ったから…。
 “まさか?”と、思って居たのよ。
 其れが、其のまさかだったとは…。」と…。


だからだったのだ。
優紀は、先ずは、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子に、詫びを入れるのだった。


「理事長代理…。
 理事…。
 黙って居て、済みませんでした。」と…。


だからだったのだろう。
つくしの母親で在る 千恵子は、更に、優紀に、訊き始めるのだった。


「つくしは、此の事を知って居るの?」と…。


なので、優紀は、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子に、願い出る事にしたのだった。


「つくしさんには、“中学の国語教師に成る事が決まりました。”と、伝えて居るだけ何で
 す。
 其処で、お願いが有ります。
 理事長代理…。
 理事…。
 此の事は、まだ、つくしさんには、黙っててもらえませんか?
 時機が来たら、必ず、私の方から、つくしさんには、伝えますので…。」と…。


そんな話しを、優紀の口から聞いた此の時のつくしの両親で在る 晴夫と千恵子は、“優紀ちゃんには、何か、事情が在るのだろう。”と、思い、つくしには、伏せる事を、了承したのだった。


「分かったわ。
 私達から、言わないで置くわね。
 ねぇ~、パパ…。」と…。


なので、つくしの父親で在る 晴夫も、其の事について、優紀に、了承の意を伝えるのだった。


「そうだね。
 つくしには、言わないよ。」と…。


そして、此の時のつくしの両親で在る 晴夫と千恵子は、それぞれ、思って居たのだ。


“つくしには、言わずに置いて、良かった。”と…。



其処で、つくしの母親で在る 千恵子は、更に、優紀に、伝えるのだった。


「だったら…。
 仕事中は、仕方ないと思うけど…。
 プライベートで会う時は、今迄通り…。
 『おじさん』、『おばさん』で、良いわよ。」と…。


なので、其処は、優紀も、そんなつくしの母親で在る 千恵子からの厚意を、有り難く受け取るのだった。


「有難う御座います。
 そう呼ばせて頂きます。」と…。



だが、桃乃園学園 理事長代理で在る つくしの父親の晴夫 と 理事で在る つくしの母親の千恵子と、初出勤早々、そんな風に、仲睦まじく話しして居る優紀に、先輩同僚教師達の目は、好奇な目だったのだ。


“彼女は、一体、何者なのだろうか?”と…。



そして、其の後は、各学年会議と成ったのだ。


其処で、優紀は、先輩同僚教師達に、訊かれて居たのだ。


「松岡先生は、理事長代理と理事とは、如何言うご関係なの?」と…。


なので、仕方無く、優紀は、先輩同僚教師達に、伝えて居たのだった。
勿論、言える範囲内と言う事は、言うまでも無かったのだが…。


「実は、私は、理事長代理と理事のお嬢様とは、知り合い…何です。
 なので、理事長代理と理事は、私に、お声を掛けて下さったんだと思います。
 私は、理事長代理と理事のお嬢様が、桃乃園家のお嬢様だと言う事は、つい最近知ったば
 かりで…。
 其れ迄、教えて貰った事が無くて…。
 なので、桃乃園学園の採用試験を受けた時は、知らなかったです。
 なので、こう成るとは、予想にもして居なかったんですけど…。」と…。


という訳で、此の時の優紀の先輩同僚教師達は、そんな優紀の言葉を、信じるかの如く…。
納得して居たのだ。



だが、其の後…。
総二郎が、優紀の事が心配で、迎えに来る様に成って居たのだ。
勿論、総二郎の仕事の都合上、無理な日も有ったのだが…。


だからだったのだろう。
其の現場を見た同僚女性教師達の間で、またしても、優紀の事が、話題に上る様に成って居たのだ。



実は、優紀の手前…。
総二郎は、桃乃園学園の教師通用門から、少し、離れた通勤ルート内で、待って居たのだ。
勿論、“総二郎の愛車で…。”と、いう事は言うまでも無かったのだが…。


しかも、総二郎は、態々、自身の愛車から降りて、自身の愛車に凭れ乍ら、尚且つ、腕組みをし乍ら、優紀が、出て来る事を待って居たのだ。



元々、『英徳(学園)のF4』と、云えば…。
4人が4人共、目立つ存在なのだ。


しかも、其の名の通り…。
4人が4人共、イケメンなのだ。
また、背も高い。


目立たない訳が無いのだ。


其の『英徳(学園)のF4』の中でも、元々、遊び人で在った 総二郎が、自身の愛車に凭れ乍ら、尚且つ、腕組みをし乍ら、誰かを待って居るのだ。


其れは、まるで、“女性の品定めをして居るのでは無いだろうか?”と、思わせる様な状況だったのだ。


寧ろ、こんな所に、『英徳(学園)のF4』のメンバーが居る事自体…。
有り得ないのだ。


だからだったのだろう。
女性なら、誰しも、舞い上がっても仕方ない状況と言えたのだ。



其れなのに…。
総二郎は、誰にも、声を掛け様共し無いのだ。
ましてや、にこっと、笑う事も無いのだ。


此れ迄言われて居た総二郎の噂話とは、全く、違う状況に、桃乃園学園の女性教師達は、がっかりして居たのだ。



だというのに…。
優紀の或る同僚女性教師が、優紀をエスコートして居る総二郎と其の優紀との二人で居る現場を見てしまったのだ。


今度は、其の話しを聞き付けた優紀の同僚女性教師達の間で、そんな優紀の事を、嫉妬の目で見て居る者迄、現れたのだ。


何故なら…。
『F4の総二郎』の事を、知らない女性は、居ないのだ。


優紀を迎えに来た人物が、「あの『F4の総二郎』だ。」と、言う事に成れば…。
噂だけでは、済まないのだ。



だからだったのだろう。
此の噂話の収拾を図る為に、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子が、コトを収めた事は言うまでも無かったのだ。

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